159人が本棚に入れています
本棚に追加
/681ページ
椎名が目を覚ますとそこは、ベットの上だった。
左手には包帯が巻かれ、息を吸うと胸に激痛が走った。
「椎名さん、起きましたか」
椎名は視線を向けるとそこには白衣を来た女性がチョコンと椅子に座っていた。
「何があったかは警察の方からは聞かない約束なので聞きませんが、左手が骨折、肋が二本折れています」
白衣の女性はカルテを見ながら言った。
「……そうですか」
椎名の目は虚ろだった。
最初のコメントを投稿しよう!