159人が本棚に入れています
本棚に追加
暗い夜道を歩く男。
手には週刊誌とスナック菓子が入った袋を持っている。
時間は、終電が終わりそうなほど遅い時間であった。
込み上がる眠気と戦いながら家路につく事にしたのであった。
「……ふぅ…」
男は深くため息をつくと空を見上げた。
「………月が紅い」
その月はいつもと違い紅かった。
男は急に寒気を感じた。
理由は『季節は冬の終わりごろだから』そう自分に言い聞かせ男は、足早に家路につくことにした。
最初のコメントを投稿しよう!