prologue

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俺の名前は矢吹 徹(やぶきてつ)。 本編の主人公兼ナレーションを務めさせて貰ったりしてる。 両親は海外で、滅多に家に帰る事は無い。 ただ、毎月必要以上の仕送りが来る所から、仕事は上手くいっているのだろう。 俺自身は今年度から高校二年。 後は、大学二年の姉と小学校六年の妹がいる。 家は一軒家で、姉と妹との三人暮らしだ。 姉は、自称“やるときはやる女”。 どっちの意味なのかはあえて突っ込まない方がいいだろう。 妹は、器用なんだが、運動が苦手。 まあ、女の子らしくていいのではないか? それに、小学生なんだし、まだまだ直す余地はある。 まあ、そんなのは当然この物語の本題では無いんですよ。 この物語は、俺の嬉し恥ずかしい初恋の物語。 一人の少女との衝突から始まる、俺の恋の健闘記。 人は、誰かが傍にいてくれるだけで幸せなんだと、俺は認識させられた。 初恋の温もり。 それが……俺の物語(某ファンタジーゲーム十作目主人公の名言かもしれない)。
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