鉈は持っていません

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「えいっ!」 「んむ!?」 一瞬だ。 一瞬で鈴は俺を抱き締め(締め付け)、俺は実の姉の持つ豊満な胸に挟まれてしまった。 何か……どことなくいい匂いがするのは末期だろうか? てか……苦しい。 「はなひぇ!じぬ!まじで!」 俺の力強い命乞いは叶い、間もなく鈴は俺を解放した。 「差別はいけないよ?徹ちゃん」 「……ごめんなさい」 鈴の黒い笑顔に、俺はただただひれ伏すまでだった。 「あ、いけない!もうこんな時間!私行ってくるね!」 さっそうと飯をたいらげ、鈴は自慢の金髪ポニーテールと巨大な双子山を揺らしながら家を出ていった。 後半自重しろ!
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