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待ち合わせの日。
私は、駅まで彼を迎えに行った。
なんか変…
緊張している…
改札に着き彼が出てくるのを待っていると、細い白いのが現れた。
細身で色が白い彼は、私を見つけると駆け寄ってきた。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
喫茶店に入りオレンジジュースを飲みながら、お互いの事を少し話した。
「優花ちゃんて、おとなしいねんなー。あん時もほとんど喋らへんかったもんなー。」
「うん。」
「あん時さ、俺ら4人おったやん?一人おっちゃんおったやろ?実は、優花ちゃんらに声かける前にあのおっちゃんに、俺らナンパされてん。」
「は?何それ…?」
「あほやろ?俺らに声かけてきたんは一人より、人数多い方がいいと思ったらしいわ。」
「へぇ…。」
「あん時さ、本当は皆で回そうって言っててん。」
「何まわすん?」
「んとー…女の子。順番にやっていくって…」
「あー…。ふーん。そうなんや。」
「うん。でも、ユリちゃんも一生懸命にさ俺らに話してるんとか、優花ちゃんらの目見たら、このこらにはそんなんしたったらあかんって思ってん。汚れを知らん純粋な目してたから。んー色で言うと純白?」
何言ってんのこいつ。
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