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「カメレオンっ知ってる?」 「あのカメレオン?」 「そう。」 「知ってるけど、あれってデマなんでしょう?」 「たぶんね。だって本当だったら怖すぎでしょ。」 「だよね。」と女子高生2人が怖そうに且つ楽しそうに話していると 「何?カメレオンって?」ともう1人の女子高生が恐る恐る聞いた。 「殺し屋カメレオン。」と2人は目を合わせて一緒に答えた。 *************** 「荷物は以上でよろしいですか?櫟原(いちはら)さん?」 「はい。」 「では、失礼します。」 「ご苦労様。」 蒸し暑い中、僕は引っ越しの荷物をアルバイトの子と一緒に運び終えた。外を見ると太陽と目が合い、太陽は、僕に向かってエールを送っていると言わんばかりに輝いていた。そして、一段落ついたので実家に連絡することにした。
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