プロローグ

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それこそが《神の器》だ。 今世紀最高の預言者アガジールが死に際に言った言葉。 『神の力を秘めた器である子供が神から生を授けられた。神の力を秘めた子供は世界を変えうる力を秘めている』 この言葉を遺してこの世から去った。 全てはこれが始まりであった。 王国、帝国、皇国は預言者アガジールが遺した言葉に注目した。 《神の力を秘めた器》 この言葉は神より授けられし書物『創成』の中に書いてある言葉と共通していた。 これが真実なら自らの国が戦争で勝てる事になる。 三国は預言者アガジールの言葉通り、今年生まれた子供を隈なく探し、《神の器》である子供を探した。 が、見つけだす事は出来ず、十数年の歳月を過ごす事になった。 そして三国は自国の預言者を頼りに預言させると… 三国の預言に共通点がある事がわかった。
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