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「たしか、漫画のデスノートでは、主人公はノートの存在を隠していましたが、あなたはその存在を隠さないんですか?あなたの部屋に入って押収されるかもしれないのに」
こうなったら、こいつに合わせるしかない
デスノートなんて、あるはずがない
粗を探して、こいつの虚言を否定してやる
「ノートなんですが、もうないんです。逮捕されたときに、死神との契約を解除しましたから、ノートは死神が持って帰りました」
「そんな話、信じる人がいると思います?」
「できれば信じていただきたいところですが、刑事さんが信じてくれないなら、もういいです。僕は殺してません」
なんなんだ?こいつ??
このままではまずい
「いきなり、デスノートを信じろなんて言われて、信じることができると思いますか?」
「そうですか……そうですよね。でも、デスノート以外に外傷も無く、心臓発作で殺すことなんて、できますか?」
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