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私は基本的なことしか躾られてなかった。
それは大勢からみればおかしいこと
異常なこと
弱いこと
イジメのもと
でも私には教えてくれる人はいない
大人の異性が出会い本能のまま欲求を満たし私ができた
大人の異性はもつれ別々を選んだ
種は私を思い
寝床は自分を思い
私は寝床と共になった
私はそれを知らされず
知っても理解できないまま
寝床は自分を思いさらなる種と栄養を求め転々とした
それでも良かった
本能と教養に洗脳された私はそれでも信じた
「良い子にしてたらすぐ帰ってくるから」
無知な私は頑張った
足りないモノを本で補い
傷付く心を閉ざし
信じた
―良い子にしてたら―…
約束は11年すぎ果たされた
私はもう変わっていた
笑顔の仮面
閉ざした心
洗脳と理想
流せない涙
湧き出る欲
本能と社会
無知と現実
帰ってきた寝床は私の前では最低だった
まるで地獄
息を殺した心が軋んで助けを求める
求めた指先には暗闇しかなかったのだけれど
私は純粋すぎた
私は知らなすぎた
私は傷付きすぎた
私は壊れすぎた
私は信じすぎた
私は良い子にはなれなかった
諦めなければ壊れた心を隠しきれなかったから
友達 先生 祖父母 母 父 大人
私以外の全てを信じすぎた
信じすぎたから壊れたのよ
愛しい
愛しい
自分への殺意
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