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『私の話し聞いてもらっていい?』
レナは二杯目のオレンジジュースに口を付けて話し出した
『私のお父さんには妻子がいてね、私は愛人の子供だった、それを知ったのはお父さんが亡くなった私が10歳の時だったの、でも生きていた時のお父さんはいつも家に居てくれたし寂しくなんかなかった…お父さんが亡くなって私には新しいお父さんが出来たんだけどその人がロリコンでね…
嫌な思いもいっぱいしたの、それで私は家に帰らなくなった、で。高校も辞めちゃって…そんな時ヒロに会った…ヒロは私の事家においてくれて…みぃちゃんヒロは私にとって家族なんだ…』
レナは照れ臭そうに笑った
『今そのお父さんは?』
『お母さんに私の事がバレて別れたよ、お母さんには今恋人が居て幸せなんだ
だから私は家に帰らない…私にはヒロが居るから』
レナの寂しい笑顔はそこからくるのだと思った…
幸せなんだな…
と思った…
ヒロ…レナを大切にしてやってね…
本気でそう思った
でも何故か私の中で不安が生まれていた…
理由何てなくただの勘だけだった…
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