14人が本棚に入れています
本棚に追加
それは、若い命だった。
この世に生を受けて18年、早すぎる死だった。
彼は、誰からも期待されていた。
両親も、親類も、そして教師も、彼の将来に期待していた。
そんな彼。
なぜ死を急がなければならなかったのだろうか。
18才の青春。
充実の日々、華やかな日々。活躍の日々。彼を知る人々の目には、こんな彼の姿しか見えなかった。
しかし、人知れず、悩み続けていた彼。
誰がこんな彼を想像しただろうか。
誰も本当の彼の心を知らなかった。
誰にも相談できず、そして、大人になれなかった彼。
ついに、自殺の道を選択してしまった。
今、静かに横たわる彼の姿に、多くの人々のつぶやきが聞こえる。
寂しすぎる一日が、始まる。
******************************
最初のコメントを投稿しよう!