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「…言っとるじゃろぅ?
他に頼る奴おらんって。
選択肢なんないのに聞くだけ無駄じゃ。」
「まぁそれもそうですね。しかしそれにしてもコインの裏表なんていい例えなさるんですね。」
「は?」
「真逆の関係と言えば聞こえが悪いですが常に離れない関係と考えればとてもいい例えです。」
「あっ!」
「今更気付いたんですか?そうそれはもとは一枚のコイン…。見方が違うだけで同じものですよ。そして平行線のように交わらない運命を暗示させない。
素晴らしい例えと私は想いますね。」
「流石考え方が違う。」
「ですが詐欺師を信じろだなんで言うこと無茶苦茶です。
だったらどうすべきかわかるでしょう?」
「…俺に出来るんか?」
「やるか諦めるかしか選択肢はない筈ですが…。」
「そこまでわかる奴がなんで告らんかわからん。」
「女子生徒の嫉妬で被害に遭わす訳にはいかないでしょ?」
「大切なんじゃな…。」
「当然です。」
END
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