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「さぁ!!
まだまだ続きます!!
第四戦!!
お次のカードは二人揃えば強いこと間違いなし!!
最強の双子の姉!!
一人でも強いのか!?
駒形 菊選手!!
対するは演奏のエキスパート!!
楽器を持たせてもよし!!
ヴォーカルでもよし!!
万能演奏家!!
燕森 奏凪選手!!
さぁ準備はオーケー!?
第四戦!!
ファイトォ!!」
カーン
鐘が鳴り、ギャラリーも静まり返って二人の初撃をまつ。
「ふっ」
菊が一気に間合いをゼロにし超至近距離から拳を放つ。
それを奏凪が真っ正面から受け止め、投げの体勢に入り思いっきり叩き付ける。
地面にぶつかる瞬間に菊の姿が消失する。
「へっ!?何処へ!!」
どごん!!
後ろから大きな衝撃を受け、奏凪が吹き飛び地面に叩き付けられて数メートル滑り止まる。
奏凪がゆっくりと起き上がる。
「けほっ。いったい何が?」
奏凪が困惑して呟く。
「あなたの時は私のもの。
あなたのその速度じゃ私の攻撃は避けられないでしょうね」
冷静に菊が告げ、攻撃態勢に入る。
それを奏凪が魔粒子に因って構成された長剣を薙払うことで阻止する。
がすでにそこには菊の姿はない。
「くっ、また!?」
とっさに勘で仰け反る。
ブオッ!!
目の前を疾風が駆け抜ける。
「成る程、あなたの能力は時を止める、又は瞬間移動ですか」
奏凪が確認するように呟く。
「惜しいけど、残念ながら正解じゃないわ」
突如、奏凪の真後ろに出現そのまま奏凪を持ち上げ、上に投げる。
すぐさま自分も飛んで追撃をかける。
すでに豆粒ほどの大きさになっていた奏凪を容易く攻撃範囲内に収める。
「きゃあ!?
こんなに速く、てことは時を止めるじゃなくて操る方なの!?
くっ、何にしても空中じゃ、体制が立て直せない。
なら」
キイィィィィン
奏凪の身体から強烈な光が放たれ、龍の薄い光の輪郭が現れる。
バシュゥゥゥウ!!
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