16人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
廊下に沿って縦に長い教室の後ろ側を横断していると、違いが分かる男が現れた。
「え…？あ！ホントだ！！！なになに、朝からお仕事でもあったの？そうじゃないよね？」
男は教室の窓側、一番後ろの席の椅子の背もたれを掴み、体重を預けながら立っていた。椅子に座るは、クラスのデコ髪ちゃん・青生律子（あおう りつこ）だ。律子が半腰を上げると、綺麗な曲線を持つデコにアゴを打たれそうになり、男は、あぶねっ、と言って身を引いた。
すると今度は、椅子の重心がおかしなことになり、倒れそうになった。律子は、倒れまいと、太ももで椅子を止めようと試みるものの、椅子にスカートが、どんどんめくられていき…
「おい、リツ！！スカート、あぶね！」
男が椅子を押さえにと駆け出すと、律子も自分のスカートが持ち上がっていく様を見た。みるみるうちに顔が赤く変化していく。
と、おパンツがまる見えになっていく自分のお尻に、一人の男子が走り込もうとしていた！
「きゃ～～～！！！！」
律子は悲鳴をあげると共に、椅子に向かって後ろ回し蹴りをかまし、椅子と一緒に椅子を押さえようと背後にいた男もろとも蹴り飛ばした！！
最初のコメントを投稿しよう！