いきなり!?スピン!そしてオフ!!

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   陸は真琴の声を聞いているのか聞いてはいないのかも怪しいくらい眠そうな目をしていた。うと…う…とと、今にも閉じるかと思った寸前、瞼と瞼のわずかな隙間から見てしまった。  ほんの少しの油断が出てしまった真琴が、眠さのあまり手摺りに寄り掛かり、一回こくりと頷いたところを。ほんの一瞬船を漕いだところを。
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