いきなり!?スピン!そしてオフ!!

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   昨夜、陸が真琴に宿題の手伝いを頼んだ時、真琴は嫌な顔一つせず手伝ってくれた。本当は陸のことを思って数瞬かは逡巡したものの、結局は笑顔で弟の頼みを受け入れてくれた。陸はそれだけでもすごく嬉しかった。  自分が悪い子だということが分かっていたから。本当は怒られるんじゃないかって心配してたから。  だから、真琴に迷惑をかけたことを、心の底では恥ていたのだった。  そして、今朝の真琴はやはり眠そうである。所詮小学3年生の宿題だったため、夜遅くといっても夜の3時までだったが、真琴にとってはもう寝てて良い時間だった。 「ごめんね…お姉ちゃん」 「…ふぇ?」 「迷惑かけて…」  二言目にして、ようやく言葉の真理を理解して、真琴は慌てて首を振る。
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