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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第250回「旅/冒険」
日常の中のささやかな冒険から、異世界で命がけの旅、死出の旅路まで、期待以上に面白い着眼点の作品が寄せられました。テイストも、泣かせてくれるものからコメディ、ホラーまでバリエーションが豊富で、選考するのがとても楽しかったです。テーマが旅・冒険なので、旅先でどのような出会いや別れがあったか、気づきや成長があったかが面白さを左右したなと感じました。またこのテーマらしい、壮大な物語の序章といった作品もありました。しかし文字数が限られているコンテストなので、ここは工夫が必要です。どうしても設定や世界観の説明に幅を取られてしまいますが、仮に「俺たちの冒険はこれからだ!」で終わらせたとしても、きちんと描きたいテーマが主張されていたり、短編としてのオチがあれば十分魅力的に仕上がります。意識してみてください。そして八千文字では収まらない!という意欲作は、無理に縮めずにのびのびと描いてあげてください。未完結でも応募できる「執筆応援」などのコンテストもあります。

大賞

夢を食べてくれるぬいぐるみのバクに心を救われた主人公が、「今度は素敵な夢を食べてもらおう」と環境を整えはじめる。人は、自分のことだと耐えてしまうけれど、誰かのためなら頑張れるもの。バクのための行動が結果的に主人公を成長させているのが素敵でした。また、夢の中の描写がとてもカラフルで美しかったです。

準大賞

旅が終わったら別れる、「半カノ」との最後の旅行。過去にどんな喧嘩があろうと、“もう二度とこんな時間はないのだ”と覚悟すると、迷いや感慨が浮かぶもの。旅のなかの、そうした微妙な執行猶予期間を素敵に描いていました。そして安易に元さやに戻らないのも、ちょっぴりビターな大人風味でよかった。

入賞

最初と最後で、タクシー運転手である主人公への印象が大きく変わってくる物語。悪徳タクシーめ、と思いながら読むと……無粋な真似はいたしません。気になる方はぜひ読んでみましょう。おすすめです。

佳作

ゲーム世界のような、ファンタジーのような曖昧な世界で、これほどぎゅっと心が痛くなるとは思いませんでした。死亡率94%のギルドで、冒険者である限り、いつか死ぬ。イージャンの軽やかな笑顔の後ろにあった心情を知った主人公と、レーズンパンの焼ける香りがいつまでも胸に残ります。
病室にいて、架空の旅行記を書いている主人公。その作品はたくさんの人に読まれ、ある賞を受賞した……。現代はどんな観光地も地図アプリや配信動画で見られるし、行った気になれる。だからこそ、“どう感じたか”“どんな言葉で伝えるか”が重要なのだということを考えさせる一作でした。
よくある魔王への転生ものか……と思わせておきながら、「なぜ主人公が魔王として君臨するのか」が語られる中盤以降で物語の深さに驚かされます。冒頭の言葉はこういう意味だったか!と読み終えたあとにもう一度読み直したくなる作品です。
人生の基軸を失った老人と青年の、旅の途中で出会った短い時間を切り取った作品。北極星の話に心を打たれます。読み手が主人公に近いに年齢だと、より深く共感することでしょう。つい漏れてしまう本音と、闇夜に掲げられた灯のような青年との対比もうまいなと思いました。
旅に出たい……。想いを胸に秘めたまま、様々なしがらみに縛り付けられて諦めている勇者候補。その閉じた心を開き、優しく背中を押す主人公の、心温まるお話。旅や冒険に出る“前”なのに、旅感を感じる胸熱な作品です。

超短編賞

蚊も人間も、つまるところ人生の醍醐味は同じかもしれない……とこの短さで描いたのが秀逸。

続きが読みたい賞

美しい日没からの怒涛の展開で、本当に「今度こそもう駄目かも」とハラハラしっぱなしでした。その分、「日没の先へ行く」のタイトル回収とエンディングが素晴らしく、読み終えてからもしばらくは余韻に浸りました。彼らの続きを、心から読みたいと思っています。

トンデモ賞

いつの間にか片方無くなることが多いと思っていたのですが、実は彼らなりの抵抗だったのですね……と思わずつられて妄想してしまいます。靴下が耐え忍んできた受難と抵抗、そして右足との大切な絆を、くすっと笑いながら読ませていただきました。実に面白かったです。

優秀作品

ピックアップルーキー賞

スケジュール
・応募期間:2025年7月9日(水) 12:00:00 ~ 2025年8月10日(日)27:59:59 ・最終結果発表:2025年10月上旬頃予定
賞
大賞(QUOカードPay3万円分+選評)1作品 準大賞(QUOカードPay2万円分+選評)1作品 入賞(QUOカードPay1万円分+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位20作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位20作品まであと一歩だった作品の中で応募期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第250弾です。 今回のテーマは、「旅/冒険」です。 どこかに必ず「旅/冒険」の要素が登場する妄想を投稿してください。
・「「あれ?」」と同時に声をあげた。ローマでこの人に会うのはこれで三度目だ。「旅は道連れといいますしね、一緒に観光しませんか」私は笑顔を向ける彼に頷いた。 ・こうして一介の働き蟻にすぎなかったアントンは、人間界へ冒険に出ることになった。どこかにある「砂糖壺」という秘宝を持ち帰るために。 ・「聖地への巡礼旅だ」と修道士は生真面目に答えた。聖地といえば推し活くらいしか思いつかない腐女子の私とは、次元が違いすぎる。
失恋旅、自分探し、思い出の家族旅行など、旅の目的はさまざま。また、ご近所でも異世界でも冒険になりますね。 そんな「旅/冒険」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの応募期間内に新規公開された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、応募期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。 ※エブリスタ内の公式コンテストや他社サービス等への重複応募が確認された場合、応募取消しになる場合があります。
メールアドレスの受信設定について
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。
応募の辞退について
応募期間中であれば、作品管理から応募の辞退が可能です。(操作手順はこちら) 締切後の応募辞退は原則として出来ませんので、ご応募の際はご注意ください。

次回予告

次回、妄想コンテスト第251回のテーマは「解」です。 本コンテストと平行する形で2025年7月23日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第251回の応募期間内に新規公開してください。応募期間前に公開した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

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