Rising Star[25/02/27]

1月後半に投稿された作品の中から、SF恋愛ミステリーや、純文学ヒューマンドラマ、ドラゴンと勇者の異世界冒険譚など、幅広くご紹介させていただいています。 最後までお楽しみください♪

イチオシ作品

ナツメが目を覚ますと山の中にいた、そして自分の名前以外は何も覚えていなかった。ナツメはそこで、美少女に見えるアヤメという少年と、飄々とした雰囲気の楓という十代半ばほどに見える少年たちに助けられる。ナツメがたどり着いたのは五色村という場所で、奇妙な性質を持つ者が集まっていた。そこでナツメは自分は何者でなぜここに来たのか、さらに村の者達と自分の間にある因縁を知っていく――。少年たちのBL現代ダークファンタジー。

恋愛

無感動に生きてきた殺し屋の伊吹は、ある夫婦を殺して生首を持ってきてほしいと依頼され受けた仕事先で、その夫婦を先に殺してその顔を潰している少女・ニイナをみつけた。その少女は、夫婦の子どもではなく、虐待されていたようだった。ニイナは自ら死のうとしていた。それを見て伊吹は俺が殺してあげるから、それまで死んではだめ、と告げる。そこからふたりの奇妙な生活が始まった。しかしそれは長くは続かなかった――。殺し屋純愛物語。
奏は、結婚している鹿乃の家に日常的に遊びに訪れていた。鹿乃と彼女の夫は一回り以上歳が離れている。彼女の夫は長身で横幅もまあまああり、鹿乃とは親子のようにさえ見える。奏は彼のことを「おっさん」と呼んでいる。そんな鹿乃とおっさんはバカップルと思われるほど深く愛し合っていた。奏は実は、友達の夫であるおっさんが気になってしまっている。そんな想いを振り払おうと、奏は彼氏を作ったのだが――。片思いヒューマンドラマ。
23歳の派遣社員・橋本香には、裏の顔があった。会社では地味子だが、銀座の高級クラブ〝ウェヌス〟で自由出勤のホステスとして働いているのだった。彼女はある時ウェヌスで、アメリカ帰りという美形の男・井上一哉の接客をする。強引な彼のペースに翻弄され、つい一夜を共にしてしまい、それきりかと思っていたら、なんと彼は香の会社の新しい副社長として現れた、しかも一哉に正体を気づかれてしまい――。オフィスラブストーリー。

恋愛ファンタジー

21歳の女性・花山かけらは、一人暮らしで古アパートに住み、名前に花とあるものの花など一つも感じられない人生を送ってきた。そんなある時、彼女は会社で押し付けられた仕事の途中、階段から落ちて気を失った。目覚めるとそこは異世界で、次期国王になるイケメンに介抱されていた。その世界には4つの国があり、かけらはそれぞれの国にいる4人の王子様たちに溺愛されていく。そして彼女が選ぶのは――。逆ハーレム恋愛ファンタジー。

青春

金髪の少年・白川翼は、ヴァイオリニストとして将来を嘱望されている。その一方で、同級生たちとは距離があり、孤独の中にいた。そんなある日、一人自主練をしていた翼の前に、雪平奏という同学年生が現れる。翼が追い出そうとしても奏は言うことをきかず、翼に演奏を求める。演奏を聴きながら奏は絵を描いていた。翼はその絵に感心し、もう春が近いから桜を描けば、と言うが奏は、桜は描かない、と答えた――。青春学園物語。
野球大好きな勇樹が入学した高校には野球部がなかった。どうしても野球がやりたい勇樹は、まず愛好会から始めそれを同好会に、そして正式な部にしようと考える。部費は出ないため、勇樹はアルバイトで活動費を作り、仲間を集めていこうとするがままならない。そんな中で、勇樹からみても驚きの身体能力を持った少女と出会う。勇樹は彼女に「一緒に野球、やらない?」と誘った、すると彼女は――。美少女と野球男子の青春スポーツ物語。
小学6年生・桃川すももは優しくお人好し。彼女は強くなろうと剣道と柔道をやっている。そんな彼女の前に、謎の美少年が現れ、戦いを挑んできた。必殺の背負い投げで撃退すると、美少年は意味深な言葉を残して消える。それを訝しく思っていると、サルやんと呼ばれている友人・猿賀太一から、すももの祖父が50年前、7体の鬼を封印したという雑誌の記事を見つけ、彼女に見せてきた。さらにその封印は今年解けるという――。青春バトルストーリー。

ヒューマンドラマ

純心な少女・糸横鯨那は、繊細な感受性を持つことに加え、物や植物の声が聞こえる。それが故に理解者に恵まれず孤独に生きていた。そんな彼女が春の森の中でスーツ姿の男が倒れているのを見つけた。それは人間ではなく〝機械子守人シリーズ〟と呼ばれるロボットだった。鯨那がそれを再起動すると彼は行くところがないと言う。ならウチに来ればいいよ、と言った時から彼女の人生は変わり始めた――。少女とロボット執事のヒューマンドラマ。
小説家として新人賞をとり話題になった「僕」は、次作が書けないまま10年以上の月日を過ごし、現在は文芸教室の講師と、製薬会社のウェブサイトに掲載するコラムの原稿料と親の遺産で食いつないでいた。そんな日々の中、かつて自分の前から消えていった女性・ヨーコのことを思い出し、このままではいけないと小説を書くため、かつてヨーコと共に訪れた温泉に向かう、そこで彼は小説を書こうとする――。純文学ヒューマンドラマ。
バイセクシャルの島崎美浜は、会社の上司の女性との関係が公になったことから、恋人と別れ、退職した。絶望して自殺をしようと、道具を通販で手配すると、それを持ってきたのはトゥレット症候群を持っている咳払いなどを頻発する男性だった。その男・栗沢は美浜に持ってきた荷物で自殺をするのだと聞かされると、それを止め、『交叉路』という店に誘われた。そこはマイノリティが集うライブバーだった――。恋愛ヒューマンドラマ。

ファンタジー

世界に蔓延る龍を倒すための〝滅竜戦士〟と呼ばれる特殊な職業がある。グリューエンという小さな田舎町で継がれる滅竜戦士の血は濃く、滅竜戦士となる家系に選ばれた者は、その宿命から逃れることはできない。そして血の滲むような努力の末、新米の滅竜戦士となったアレンは、旅立った先で忌み子と呼ばれる竜と人間が混じり合った存在と出会う。言葉が通じず表情も読めないが、アレンは忌み子と交流を試みた――。正統派冒険ファンタジー。
日本生まれの平凡な男・宝条隼人は病気で命を失うも、目覚めてみると異世界で巨大なドラゴンになっていた。戸惑いながらも平穏に暮らしていたが、人間に見つかり住処を追い立てられてしまう。新しい安息の場を探しても居場所はみつけられない。悲嘆に暮れていると、大地の果てで小さな村を見つけた。そこはかつての英雄たちが子供の姿にされ閉じ込められている異空間だった。隼人はその話を聞いて――。ドラゴンと勇者の異世界冒険譚。
代々神官を継いできた家系に生まれたお転婆な少女・プレアは、自分は神官にはなりたくないと、古くておんぼろな街へ探索に出かけた。そこで暴漢に襲われた彼女は、赤い瞳と髪をした黒い鎧の騎士に救われる。騎士が何者なのか気になり、教育係らに尋ねるが、知っていそうなのに教えてくれなかった。プレアは、彼の正体を追いそこから、後に〝終焉の大神官〟と呼ばれることになる己の運命を知っていく――。終焉と戦う幻想物語。
紅茶王国にある小さな村・焙煎村で、周りとは少し違う雰囲気を持った17歳の少年・マメオと、同い年の幼馴染で、なぜか巫女っぽい格好をしている少女・ココアは、喧嘩しながらも仲良く、平和な日々を送っていた。しかしある時、紅茶王国の軍隊が村を襲ったことで、ふたりの運命は激変する。実はマメオにもココアにも、出生の秘密があり、国の運命に関わる重要な使命を担わされていたのだ――。少年と少女が運命に立ち向かう冒険物語。

現代ファンタジー

結奈は交通事故で命を落としたはずが、目を覚ますと見知らぬ施設にいた。彼女を再生したという医者・本田によると、身体を再構築して人工生命体として蘇らせたという。人間の時の身体で、無事だったのは脳と心臓のみ。脳は現在の身体にあるが、心臓は彼女の身体に使うことができず、朝日蒼汰という男性に移植され彼の命を救ったという。彼女はそれを聞き、自らの生について悩み、心臓の持ち主である蒼汰に会おうとするが――。SF恋愛ドラマ。
1年前の12月22日、冬至の日に、疲れ切った社畜OLの波風ありすは、自分とそっくりな人物・髙塚ありすと出会った。彼女は別の世界線のありすだと言った。人生は一本道ではなく、枝分かれを繰り返しており、髙塚は大学時代にテニス部に入り、結婚して姓が変わった世界線のありすだった。滞在時間が切れた後、髙塚は1年後にまた来るから、次は他の世界線に行こうといった、そして約束の時がやってきて――。SF人生賛歌物語。

ミステリー

魔王の血を引く第2王子・リヒトは国王暗殺未遂の罪に問われ、幽閉された。国王は毒殺、それに使われた毒は魔界でのみ生成されるもので、手に入れられるのはリヒトしかいない。という状況証拠もあった。幽閉された彼の元に、今年で10歳になる第3王子と、第1王子である23歳の兄が訪れる。彼らの後ろでは、次の国王を誰にするかという政治の駆け引きが蠢いていた。果たして国王を殺したのはリヒトなのか――。王宮ダークミステリー。
帝国有数の商会の三女に生まれたコレットは、没落寸前の貴族の次男・カミルに嫁いだ。彼女はカミルと共に辺境の街エダマでの生活を始め、商才を発揮し夫と共に成功を築き上げていく。子どもにも恵まれ、幸せな生活を送っていたが、ある時からカミルの行動がおかしくなり、コレットに離縁状を叩きつけた後に死んだ。コレットはその死に疑問を持ち、貴族社会の闇に挑み、そして壮麗な復讐を開始する――。サスペンスヒューマンドラマ。

SF

大学生の高倉恭弥は、通学中の電車で痴漢を捕えた170センチを超える長身で背中まで伸びた黒髪の美女に心を奪われた。そして大学でその女性・加々美流華と再会、流華はなぜか、恭弥が叔父の経営する探偵事務所で働いていることに強い興味を示す。叔父に流華を紹介すると一緒に事務所で働くことになり、騒がしくも楽しい日々が始まるが、それは長くは続かなかった。実は流華には世界の終わりに繋がる秘密があり――。SF恋愛ミステリー。

BL

茶屋実は、上司の今井秋司と自分を、経理部の旗本汐奈とその先輩・経理の織部実香が〝イマ×サヤ〟カップルとして推していることを知っていた。一方で、茶屋の方でも、女性2人を〝シオ×ミカ〟として内心「推し返し」ているのだった。そして実はゲイである茶屋は女性二人へのサービスと思って、今井と距離を詰めて見せたりしている。そんな4人の平穏なオフィスライフが、ある出来事をきっかけに変わり始める―。BL&百合ラブコメ。
新入社員の仲本鷹斗は突然異世界に転移した。話を聞くと王族が18歳になった時に召喚する守護者〝サガン〟として呼び出されたのだという。しかし歴代のサガンはみな女性で、それ故に聖女とも呼ばれる存在であり、鷹斗からサガンにはあるはずの魔力が測れなかったため周囲を困惑させる。そして彼を呼び出した第2王子・リディアンもある事情で無能な出来損ないと言われていた。しかしそんなふたりの絆が世界を変えていく――。BLファンタジー。
ナツメが目を覚ますと山の中にいた、そして自分の名前以外は何も覚えていなかった。ナツメはそこで、美少女に見えるアヤメという少年と、飄々とした雰囲気の楓という十代半ばほどに見える少年たちに助けられる。ナツメがたどり着いたのは五色村という場所で、奇妙な性質を持つ者が集まっていた。そこでナツメは自分は何者でなぜここに来たのか、さらに村の者達と自分の間にある因縁を知っていく――。少年たちのBL現代ダークファンタジー。
大手レコード会社に勤める作曲家の横山春人は、No.No(ノーナンバー)というアイドルグループの楽曲をプロデュースしている。ある時、彼らの東アジアにおける情報発信の担当者が産休に入ったため、香港支社から喬柔藍というイケメン青年がやってきた。春人は柔藍の歌声を聞いたことをきっかけに彼に魅入られ、友人として距離を縮めていく。そんな日々の中ふたりは、ある出来事をきっかけにお互いの秘密を伝え合い、そして――。切ないBL物語。

イラスト

私のほうが身長は高いねっ!少女と雪だるまの冬らしいポップなイラスト。

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