Rising Star[25/09/25]

8月後半に投稿された作品の中から、アイドルとヲタクの不思議な恋の物語や、家族とは何かを描く人間ドラマ、謎日常系安楽椅子探偵ミステリーなど、幅広くご紹介させていただいています。 最後までお楽しみください♪

イチオシ作品

25歳の莉子は2ヶ月間付き合った先輩社員に振られた。彼女は帰宅途中、激しい雨に濡れながら空を見上げている少年を見つけた。関わってはいけないと思いながらも、ついその少年に傘をさすと「僕を持って帰って?」と言われる。驚いてしまって逃げたが、その少年・瑠衣は家に上がり込んでしまう。結局、理由があって家がない、飯炊きはする、という瑠衣に居座られて、ふたりの奇妙な生活が始まった――。年下彼氏との純愛劇&愛憎劇。

恋愛

桐島ひよりは24歳のOL、乙女ゲームで推しキャラに恋をしている。現実の恋に憧れはあるものの経験はなかった。そんな彼女がある時、通勤の電車内で、推しキャラにそっくりの眼鏡男子に、車内の揺れで倒れそうになったところを支えてもらった。実はその眼鏡男子・相原真一は表情豊かなひよりのことを気にしていたのだった。ふたりの朝は、触れ合った日から特別な時間に変わり、少しずつ距離は近くなっていくが――。恋愛経験ゼロ同士の純愛物語。
蒼井蓮は会社の同僚に勧められたカフェで文庫本に目を落としていた。すると相席よろしいですか、という声の後、綺麗な女性が座った。言葉も交わさなかったが、その姿は蓮に大きな余韻を残した。その女性は蓮と同じオフィスビルで働いているようで、それから時々姿を見かけるようになる。蓮は彼女のことを知ってみたいと思うようになり、やがて言葉を交わすも、なかなか名前も聞き出すことができず――。高嶺の花とのじりじり恋愛ストーリー。
25歳の莉子は2ヶ月間付き合った先輩社員に振られた。彼女は帰宅途中、激しい雨に濡れながら空を見上げている少年を見つけた。関わってはいけないと思いながらも、ついその少年に傘をさすと「僕を持って帰って?」と言われる。驚いてしまって逃げたが、その少年・瑠衣は家に上がり込んでしまう。結局、理由があって家がない、飯炊きはする、という瑠衣に居座られて、ふたりの奇妙な生活が始まった――。年下彼氏との純愛劇&愛憎劇。

恋愛ファンタジー

男爵家に生まれた双子の姉妹・ドロシーとメアリー、家族は天真爛漫なドロシーを愛し、おとなしいメアリーは顧みられなかった。ある時、メアリーに救国の英雄であり〝氷血の騎士〟ローレンスとの結婚話が持ち上がる。その実態は、ローレンスが周りの声を黙らせるための、契約だけの結婚だったが、メアリーは家から救ってくれたローレンスに感謝し、彼に尽くしていく、その愛は英雄の冷たい心を溶かしていく――。溺愛ファンタジー。
ジゼル・イヴリーことジジには、エクトルという完璧な男である自慢の許嫁がいる。しかしジジの家は没落してしまい、王都を離れることが決まっていた。ジジはずっと支えてくれたエクトルに恩を返すため、密かに思い合っているエクトルと、ジジの親友ティアの仲を取り持つことに決めた。しかし実行すると、エクトルは完璧だった仮面を捨てて、激しく愛を迫ってきた。そこでジジは自分の根本的な誤解を悟るが――。すれ違い恋愛&ロマンス。

青春

高校生ながらトップアイドルとなっていた果崎あかりは、身に覚えのない出来事から炎上に巻き込まれて絶望し、飛び降り自殺を試みた。しかし死にきれずに幽体離脱状態になってしまう。幽霊化して皆に見えなくなった彼女だが、縁川天晴という少年が、寺の子であるからか彼女を見ることができた。天晴はあかりの大ファンだと言い彼女を生かそうとする。しかしあかりは死にたい気持ちが強く――。アイドルとヲタクの不思議な恋の物語。
高校2年生のしのぶは、頼み事を断らず引き受ける性格をしている。友人の和夏とその彼氏のヨリは、彼女が割を食わされているのではと心配をしており、それを解決するために男の子を紹介すると言った。そしてヨリの友人という絢斗と会うことになる。ぎこちない会話のあと、「とりあえず」と言われ付き合うことになった。しかし彼の態度はそっけなくはあるが、口下手で不器用なだけで内心はしのぶのことを――。不器用な者同士の純愛コメディ。

ヒューマンドラマ

矢崎昭一の一日は、ちゃぶ台の前から始まる。台所には母の声が響き、居間に家族が集まっていく。ブラウン管のテレビがあるが、食事中にそれをつけるのは禁止だ。そんな家で過ごす昭一は、塞ぎ込んでいる少女・間宮澪に声をかけ、家に来てみないかと誘う。澪はそこにあった家族のやりとり、タイムスリップしたような昭和の風景に自分が求めていたぬくもりを見つけ出す――。昭和にあった「ぬくもり」と「再生」を令和に描く、人情物語。
沖田家は、主人の卓檬、妻の翠、そして長男の射千・次男・海月の四人家族である。射千は背が高く運動神経がよくクラスの人気者で、自慢の息子のはずが、卓檬は射千を苦手としていた。射千は目が青い。卓檬の家系にその遺伝はないのだ。そして射千は海月に対し事故とは言えない攻撃をしばしば仕掛けている気がする。翠も繰り返し怪しい行動をしている。それでも幸せな家族であろうとしていたが、ある時から――。家族とは何かを描く人間ドラマ。
2025年8月15日、80回目の終戦記念日、東京駅に到着した新幹線の車内で駅員が、ひとりの老婆が事切れているのを見つけた。老婆は坂井理沙という名前だった。駅員は遺体を家族に引き取ってもらったあと、告別式に出席し、坂井理沙の長男・康雄と出会った。駅員はふと気になり、坂井理沙がどのような人生を歩んできたのかと尋ねた。すると、康雄によって、彼女とその夫がどう生きたかが語られ始める――。戦後を語る人間ドラマ。

コメディ

お酒好きのクリスチャンが、聖書の教えと、自身のお酒に関する哲学と、お酒へのこだわり、そして楽しみ方などを交えて語る。時に自らに課した飲酒のルールについて、時に聖書に記された「聖句」とつながる、つまみと聖句のマリアージュについて、また飲みすぎてしまった夜のための悔い改めの言葉、飲み仲間にどう接するべきか、また飲めない人との交わり方も――。信仰とは日常の時間に息づくもの、こだわる酒好きが語るコメディ。
昭和世代の松永景司と、令和時代の中で生きる若手社員・佐藤美月との世代間ギャップから発生する悲喜こもごもが語られていく。美月がいう「かわいいアヒル口」は、昭和のコメディアン・横山ノックのギャグ「タコ入道」だし、「推し活」という言葉の意味もわからなかった。それでも話を聞くうちに時代を超えた、共通する感覚をつかんだり、昭和への想いを強めたりと日々の中で思いを新たにしていく――。ジェネレーションギャップコメディ。

現代ファンタジー

とある田舎町で、高校生の結衣子は、父親に郵便局の裏の小山にある、美禰山神社の掃除をしてくれ、と頼まれる。掃除を終えると、獣を思わせる青年が現れて礼を言われた。その時はおかしな人だと思って逃げ出すが、後に結衣子が友達と物見遊山で行った場所で女の幽霊たちに襲われた時、その青年に助けられる。彼は神社で祀られている神の眷属だと言った。名前がないというので結衣子は彼に美禰という名をつけた――。和風妖怪ラブコメディ。
ネオトーキョーのビル街で、日本刀を持った男が凶行を繰り広げているところに、真っ赤なボディスーツを着たコミックヒーローを思わせる男が現れた。彼は自らをヒーローと言い、フェルマンと名乗り超人的な力を持っていた。彼はそれから凶悪犯罪が起きるところに現れ、人を助けていき、そのことで皆から本当にヒーローと呼ばれることになった。そんな彼の元に、彼と同等の力を持つ、ヒーローの対になる悪・ヴィランが現れた。フェルマンは悪と戦うが、その裏にはある存在による、邪悪な企みがあった――。ヒーローの資格を問う現代ファンタジー。

ファンタジー

子爵令嬢エレスティーナに婚約者である公爵家子息と対面をしなければならない日が迫っていた。しかし彼女はそんなことはおかまいなく錬金術に没頭していた。彼女には前世の記憶があった、かつて日本の東北で生まれて愛のない人生に絶望して入水したのだ。だから今の人生では好きなことをやる、まずは錬金術で味噌と醤油を作り出して食の革命を起こしてやる、と考えていたが婚約者とのトラブルで家を追放されて――。錬金術冒険ファンタジー。
伯爵令嬢・セリアは未来視の力を持つ盲目の王子・リシュアンとの縁談の席で挨拶した時、生まれ変わる前の記憶を蘇らせた。かつてセリアは滅びの厄災の主を倒した勇者であり、リシュアンは救国の聖女であった。そしてふたりは激しく思い合うも、結ばれることはなかった。セリアはふたりの転生と厄災の復活が紐づいていると感じ、リシュアンを、そして世界を守るための決意を固めるのだった――。破壊令嬢と未来視王子の転生ファンタジー。

SF

2038年1月、49歳の桜井新一は、彼女の木田あずみと共に小旅行に出かけた。行き先は、オカルト好きのあずみの希望で〝通すべきものだけ通す〟という伝承の残る長野県の皆神山となった。ただの小旅行のつもりだったが、2038年の1月19日午前3時14分7秒、世界の時計が同時に〝終わり〟を迎え、新一は1999年に時間移動、小学4年生になった。そして彼は再び30年の時を歩み始める――。SF&オカルトヒューマンドラマ。
ヤマト皇国の巨人型戦闘兵器〝ティタンギア〟に乗る秋永真守は、隣国リダラエナ帝国からの侵攻と日々戦っている。敵国も同じ巨人型戦闘兵器を持つが、彼らは機械のように統率され、死を恐れないような異様さがあった。ある時、皇国軍のエース・水茄夕季少尉らと共に戦った作戦で、夕季が敵機を鹵獲する。その内部には人道を無視した、おぞましい事実があった。それを見た夕季はある哀しい約束を真守に持ちかける――。SFバトルロボットロマン。

ミステリー

高校2年生の雨宮結衣子の家は、両親、弟、そして元警視総監で、元名探偵である祖母の5人家族。彼女の家には「味噌汁くらいは作れたほうがいいよ」という祖母の言葉から、朝ご飯のおかずとご飯は祖母が、味噌汁は交代で作る、というルールがある。そして味噌汁を作る間に行われる何気ない会話から、祖母はその裏に隠れた日常の疑問から会社の陰謀まで、様々な事件を解き明かす。全ては味噌汁が作られる間に――。日常系安楽椅子探偵ミステリー。

ホラー

「あづま屋」の娘・おなつにはよくない噂がつきまとっている。彼女の縁談相手はことごとく不審な死を遂げる、もう3人目だというのだ。おなつの親友・おりんはおなつのことをよく知っており、それだけに噂に対して腹が立って仕方がない。その犯人を探していると、「殺された男の傍らに怪しい虚無僧がいた」という話を聞いた。その虚無僧を追ううちに、おりんと目明しの右助は事の真実を目にすることになる――。江戸退魔ファンタジー。
森の中で、一人の少女が目を覚ました。彼女は何も覚えておらず、自分が何者なのかもわからなかった。ただポケットに「spira」という文字が刻まれた紙があり、とりあえずそれを自分の名前にする。見つけた道の奥へ進むと、廃墟のような館があった。彼女はそこでフィアという名の少女と、異形の化け物と遭遇する。異形から逃れたふたりは、館の中で少年少女たちに出会っていく。みな今日、つまり同じ日に偶然ここを訪れたらしい。それは一体何を意味するのか――。ハッピーエンドを全員で迎えるため運命と戦う者たちのホラー・ストーリー。

BL

小学6年生の綾瀬巧は、心霊現象が起きるという古い物件「幽霊アパート」に住んでいるらしい浅野瀀という4年生の話を聞く。巧は公園で、瀀に出会った。巧は不思議な雰囲気を持つ瀀に惹かれ、ふたりは友達同士になって絆を深めていく。その中で巧は、瀀が過酷な家庭環境の中に置かれていることを知る。巧は瀀を助けようとするが小学生の彼には力が足りず、結局ふたりは離れ離れになってしまう。そして時は流れ――。BLヒューマンドラマ。
春、関西からやってきた高遠暁音には関東が異世界のように感じられていた。そんな彼に関西出身の近江悠が話しかけてくれた。ふたりはたちまち仲良くなり、昼も夜も一緒にいるようになる。夏になる前のある日、悠は自分がゲイで暁音が好きだと告白する。暁音はそれを受け入れ恋人同士になり幸せな日々が続いた。しかし、少しずつ関係は冷えていき、今はもう何もかもがすれ違うようになっている、それでも――。切ないBLストーリー。

イラスト

夜の街でタバコを吸う横顔が印象的。大人の雰囲気漂うイラスト!
ピンク髪が鮮やかな小鬼。愛らしさあふれるキュートなイラスト!

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