隠恋慕(かくれんぼ)
銀縁眼鏡の秀才、何もかも優れたあいつは俺を無言で睨みつけてくる。接点ゼロ。会話することなんてひとつもなかったのに、あの日、あいつの太鼓を叩き鳴らす姿に身体はピタリと動くのをやめ、ただ、その姿に見入って