空詩シリーズ
気温三十度を易々と越える程の暑い夏。 時は2037年。20年以上も続く長い長い戦争の中、両親を失った兄妹が普通に暮らしていた。 そんな折、少年の元に届いた黒い封筒。 それは徴兵令状だった。 残