時刻みの図書館
不思議な話ではあるのだけれど、「特別な人にしか知ることの出来ない場所」っていうのは確かにある。 この途方も無く大きい図書館は多分そんな場所で――たまたまここに流れ着いた僕と、今目の前で優雅に紅茶とスコ