なりちゃ板【海】
 清く澄んだ海。エメラルドブルーに輝く海はとても美しく、人々の癒しの空間となっている。  周期的に魚などの生物が集まる日がある。その日は色とりどりの生物に月の光を反射し、夜とは思えぬような明るい海に
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書き込み 315件

>>[[18610379]]
「存じ上げませんわ。それに、こんな恰好をした人がこんなところに来るとは思えませんけど……」
写真の人物に心当たりはない。ほぼ確実に見たことはないと断言できる。

320・ 蓬莱人
>>[[18607880]]


「なにって……人探しだよ」


懐から一枚の古ぼけた写真を取り出すと、彼女に見せる。そこにはピースをしている若い神父の姿が写り出されていた。
>>[[18607277]]
「それで、貴方はこんなところで何をしているの?」
自分の事は棚に上げ、相手のことばかり聞く
318・ 蓬莱人
>>[[18324344]]

「ははぁ、有り難き幸せでござんす」


棒読み口調のままでそんなことを言うと、何故か彼女の隣に座る青年。
>>[[18322106]]
「……まあ良い。話してる内にどうでもよくなって来た。私の視界の内に在ることを許そう」
尊大な話し方は変わらず。代わりに追い出すことをいきなり諦め、その場で座り込む
316・ 蓬莱人
>>[[18311692]]


「……んだよ、ジロジロ見るなよ」


物珍しそうな目で見られるのは慣れていないのか、体を若干退けそらせながら、嫌そうな顔で女性を見つつ。
>>[[18311169]]
「私の見てきた世界では、貴方みたいな恰好をした人は一人も見かけなかったのだけど……」

不思議そうに青年を見る。珍獣を観察するかのごとく。
314・ 蓬莱人
>>[[18294005]]


「え、俺の格好そんなにアレか?」


田舎者……ってわけでもないが、普通だと自身では思っていた筈なのだが、改めて格好の事を言われると自信無いようで、着ている服を見回すと確認し始めた。
>>[[18293702]]
「あら、平民風情が高貴な私に名乗らせようと言うの? 100年早いわ。その見窄らしい身形から出直してらっしゃいな」
日傘の下でお嬢様っぽい少女は、見下す形勢を止めず、更に突っかかってくる
312・ 蓬莱人
>>[[18289825]]


「…………って、いきなり現れてなんだよ。テメェ何様だコラ」


こんな言い方すれば野蛮だとか何だとか言われそうだが、目の前の女性の不遜な物言いに、生憎そこまで頭が回っていないようだ。
>>[[18288893]]
「……邪魔だって言ってるじゃない。早くどっか行きなさいよ」

どうしても追い払いたい様子
310・ 蓬莱人
>>[[18287953]]


「……は、はぁ」


どう反応したものか分からず、曖昧に首を傾げるばかりだ。
>>[[18287330]]
「そうね。貴方には手を伸ばすことも出来ないくらいの地位と栄華の極みに在る者よ? せっかくの海の景色に貴方みたいな薄汚れた平民が混じっていては、景観を損なうというものよ。早くどっか行きなさいな」
まだ成長の始まっていない胸を張り、偉そうに答える。
308・ 蓬莱人
>>[[18287210]]


「…………どこかの令嬢っすか?」


女性の格好が見え、出てきた第一声がこれである。
>>[[18287040]]
黒い日傘に白を基調としたワンピース、青年のみた方向に、それを着こなし青年を見下す少女が居た。
306・ 蓬莱人
>>[[18286748]]


「…………はぁ?」


いきなり聞こえた罵声、その内容に眦を上げ声のした方へと顔を向ける青年。
>>[[18286626]]
「あら……綺麗な海に似つかわしくないボロ雑巾。そんなところで何をしているの? 自殺願望でもお有りかしら」
女性の声がする。背後から砂を踏む足音と共に小さな影が寄って来る。
304・ 蓬莱人


「……ふぁ、へくちっ! ……さっぶ」


ボサボサの黒髪に同色の瞳をした、白のパーカーとジーンズを着ている青年が一つ盛大なくしゃみをすると、震える身体を抱き締めていた。

腰元には二挺の拳銃をぶら下げており、それ以外には何も持っていない。
303・ 兄者
>>[[18244104]]
メル「ゴメンね……本当」
302・ 孤狼
>>[[18243589]]


アカメ
「いや、良いんだよ俺の負けだ。あんたの手伝いはきっぱり諦める。何せあんたの守りが十分堅いのはよーく分かったからな」


 所詮、他人の勝手な我儘に過ぎなかった。折角、メルに少しでも苦手な研究の自信を付けさせようと思ったが、お連れが認めてくれなければ意味も無い。


アカメ
「どうやら俺はあんたらの疫病神だったようだ。これで失礼する。メル、世話になったな」
301・ 兄者
>>[[18243456]]
レイ「はぁ……メル、行こう」
嫌になって距離をおく
彼女の中で置いている他人はメルのみ

メル「そんな折角てつだってくれるんだし」

レイ「結構」
300・ 孤狼
>>[[18238162]]


アカメ
「その心配ならご無用だ。俺は人より視力だけは優遇されていてな。暗い場所でも朝のように見える」


 やはり、彼女からの待遇は向かい風のようだ。まあ、最初から簡単に聞きだせない事は想定済みだ。無論、こっちにも策はある。引いて駄目なら押してみるだ。


アカメ
「あんたが探している生物達の名前を聞かせて貰えば俺も満足して立ち去ろうと思うんだが。どうしても言えない事か?」
299・ 兄者
>>[[18237735]]
レイ「あっち言ってて、もし踏んだらどうするの」
298・ 孤狼
>>[[18237402]]


アカメ
「いやはや、貴方もこんな夜分遅くまで研究とは精が出ますなぁ」


 メルと話している間にレイの研究生物採取はかなり進んでいたようだ。これでは、俺たちが協力して採取する前に彼女の方が先に終わってしまいそうだ。


アカメ
「いや、失礼。貴方を見ているとこっちも海の生物に興味が湧いてきてしまってね。何て名前の生物達を探しているのかなんて教えて貰えたりしないかねぇ?」


 さっきとは雰囲気の違う話し方にしてみたが。さあ、どうだ。
297・ 兄者
>>[[18237271]]
レイ「ふむ……ここのヒトデには中々珍しい形があるわね……これも採取しておこう」
研究に夢中になっている
296・ 孤狼
>>[[18237033]]


アカメ
「なんだ、見るのは初めてか。まあ、後でゆっくり貸してやるさ」


 俺はレイという女性を目で探す。メル曰く、''初対面には厳しい''らしいのでこれから交渉したいのだが、長話は出来ないだろう。


アカメ
「とりあえず、レイという女性の所に行こうじゃないか」
295・ 兄者
>>[[18236031]]
メル「なにそれ! スゴい!」
機械のない世界に住んでるためPDAに異様なまでの食い付き
294・ 孤狼
>>[[18233502]]


アカメ
「よし、良く言った。では、簡単に作戦を説明する。まず、レイという女性に俺が接触し、探している生き物を聞き出す。恐らく、知らない生き物の名前が出てくると思うが、そこで俺の持っているPDAで調べる」


 俺はスウェットパンツのポケットから手の平に納まる程の小さな携帯端末を取り出し、メルに見せてやる。暗闇の中で光る端末画面に表示されている充電の量も半分程はあるらしいので十分使えるだろう。


アカメ
「まあ、説明するよりも行動に移した方が早いだろう。とにかく、ざっくりと説明してしまえば、メルと俺で協力して一匹でもレイの研究生物を捕まえてやろう
293・ 兄者
>>[[18232723]]
メル「ん~いいよ」
あまり良く分かっていなさそうだが
292・ 孤狼
>>[[18230294]]


アカメ
「よし、まず簡単に目的を説明するとレイの研究生物を捕まえる手伝いをしたい。それを達成するにはメルの力が必要なんだが、どうだろう俺のお節介な提案に付き合ってくれるか?」


俺が手伝う事はNGだが、メルが手伝えばレイは文句無しの筈だ。
だからと言って、メルに強引に手伝わせる訳じゃない。レイの研究を手伝うメルの手伝いを俺がさせて貰うという何ともややこしい事を思い付いたのだ。

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