男は原稿用紙の上に汗ばんだ万年筆を投げ出し、開け放たれた窓越しに青空を眺めた。


ふいに吹き込んできた涼を含んだ風が、赤い金魚の描かれた風鈴を揺らす。


ちりん。

『珈琲猫』


珈琲猫は、ただの猫

渋味の強い、ただの猫

机の上に寝そべって、ヒゲをピクピクさせるだけ


珈琲猫は、ただの猫

ちょっぴり酸っぱい、ただの猫

原稿用紙の網の目を、獲物のように狙ってる


珈琲猫は、ただの猫

虚しい苦味の、ただの猫

万年筆は友達で、いつでも戯れては遊ぶだけ


珈琲猫は、ただの猫

ときには甘い、ただの猫

疲れた瞳で見つめれば、小さな笑顔のただの猫

自分の作品より(笑)

『カネナラアル』

ニッと笑えばお歯黒

吐く息は排気ガス

流れる涙は放射能

涙を流すほど花の咲かない現代社会

街を歩けば

吸い込む空気にむせて過呼吸

シュノーケルのように煙草に口をつける

手に持つお金はハンカチ雑巾

二重廻しをまとったカラス

震える手に酒を掴み

傍らに女を抱いて虚ろ

街で暴れて血を流し

騒ぎ疲れても不安感は拭えない

街の外れスプレー落書き

割れた蛍光灯の汚い公衆トイレの戸を開いて座り込み

安心して眠りにつく

小さなトイレでいびきが反響する


闇夜に響くいびき

朝まで路上ライブ

私は橋にたどり着くといつものように欄干にもたれて、ぼんやりと青い空気の底に沈む淡くかすんだ街並みを見ていた。

ざあざあと力強く川音が響き、なにもかもを白く泡立てて押し流してゆく。

汗がすうっと引いて、顔に冷たい川風が吹いてくる。

まだまだ寒い三月の中空に半月が冴えて映る。息が白い。


『キッチン』吉本ばなな

>>[[1901386]]
ジョニさん
流石です😉

書き込み感謝します😋

ﾄﾋﾟ作成ありがとうございます😃💡

今日は既に酔っ払っているので、自分の作品からｺﾋﾟﾍﾟで失礼します💧



『氷の華』


百秋の想いは永久の旋律を奏で


悠久の時は瞬きを想う


幸福は一瞬の出来事と知り


悲しみは永遠を想わせる


わたくしの心には透明な氷の華が咲き


色付くのを待っている


氷の華は満月に照らされ


より一層透明度を増してゆく


深い悲しみは深度を増し


どこまでも冷たく


どこまでも暗く


それでも柔らかな光を求め


氷の華はいつまでも待ち続けている


やがて


わたくしの心に芽吹いた小さな想いは


淡く静かに揺れる

>>[[1900901]]

ＯＫだと思います😉

ぶっちゃけた話、どんな感じでもＯＫです。

ポイントは

ただ表現するだけではなく、

個性を強く出すことと、

自分が綺麗だと感じたことを、

感じたように表してみるといいですね(^-^)b

書き込み感謝です😉

昨夜の雪だるまは目鼻こそ失ったが、まだ軒先にたたずんでいた。

見かけによらず、なかなかタフな男のようだ。

半分に欠けたその顔からは哀愁すら感じる。

彼に残された月日を思うと私はやるせない気分になる。

醜態をさらす前に、彼を一思いに送ってやろうか。

私はそっと彼の背中に手を添えた。


こんな感じでしょうか😓

今日の朝の出来事ですが、難しい……。

まず、例を挙げます😉

吉本ばなな『キッチン』より(すみません💦今読んでます(笑))


・雨に覆われた夜景が闇ににじんてゆく大きなガラス、に映る自分と目が合う。

・窓辺の草木は柔らかな陽ざしに包まれて鮮やかなみどりに輝き、はるかに淡い空に薄い雲がゆっくりと流れてゆく。

例えば僕が自分で考えた綺麗な表現は

・冬のカラス

・耳を済ますと、透き通る声。じわりと木の壁を伝って２階へと響き、それは僕の耳の鼓膜を揺らした。声はスッと空中へと染みてゆき、やがて静かな世界の中へと同化してしまった。




みたいな感じで、やってみてください！恥ずかしいのを通り越した会話でいきましょう、皆さん！

で