異能を使ってみた。【稽古場】
思いついた異能ネタの試運転、試し書きする場所です。 書いた後にアドバイスしてあげるのもあり 同じような異能ネタを何人も書くのもあり
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8・ HAL.text
>>[[20008320]] ラスト
「う……ガアアアァァァァァ!!?」

 タデウスは毒を流し込まれた激痛で絶叫!イメイシエーションが手を離す。タデウスは己の右腕を見、愕然とした。右腕全体が元の何倍にもぶよぶよに膨らみ、赤紫色に変色している。彼の右腕はもはや使い物にはならないだろう。

 武器と片腕を失い、もはやまともに抗う体力すらない。タデウス卿は、恐怖の表情でイメイシエーションを見る。彼は、笑っていた。残忍な笑みで。

「や……やめろ!近づくな!来るな!やめて……」

 そして、イメイシエーションはタデウスの首を掴む。フシュウ。ガスマスクから濃縮された毒ガスが放たれ、タデウス
7・ HAL.text
>>[[20008316]]
 タデウス卿は疑問に思った。なぜ目が霞む?先ほどの一撃は確かに強かった。しかし、意識が朦朧とするほど?そして、なぜ周りに変な色の煙が?なぜイメイシエーションの腕が紫に変色している?

 まさか……毒!

 答えに気づいた瞬間、イメイシエーションのさらなる追撃!タデウス卿は接近してくる連続打撃を避ける。さきの綺麗な一撃でタデウス卿は理解した。この傭兵は?素の格闘戦でも強い!こちらから攻撃を繰り出す隙すらない!

 その上この毒だ。たった一撃で、彼の体から力が抜け出してしまった。何度もあの打撃を受けてはいけない。さらに空気中にも毒、徐々に体力を削る。


6・ HAL.text
>>[[20008298]]
 そして、その地獄に唯一立っている人間を睨みつける。一切の武器を身につけずに、呼吸口が一つのガスマスクを被った奇妙な格好の男だ。今回の侵攻作戦において、ドローンでは手に負えぬ強者を殺す任務を請け負った傭兵、イメイシエーションである。

「貴様……!」

「ああ……やっと来たか。あんたか騎士団長のタデウスだな」

「いかにも。我輩が王国が第二騎士団長タデウス卿なり!部下の仇、取らせてもらうぞ下郎!」

「俺の名は下郎じゃなくてイメイシエーションだがな。しかし……」

 イメイシエーションは、タデウス卿の殺気にも一切怯まず、相手の姿をまじまじと眺める。

5・ HAL.text
あえてオーソドックスな能力で(※微グロあり)

『毒を使う能力』
能力者:イメイシエーション
コメント:メガスター社軍事部門に雇われれいる傭兵。空気中に拡散する弱毒と触れたものを即座に汚染する強毒の二種類の毒を使いこなす。また、モラルの低い傭兵にはよくあることだが、弱者をいたぶることを好む。



 中世ヨーロッパのような建造物が立ち並ぶ都市、クライデン。今、その荘厳な街並みは炎に包まれ、住民たちは殺戮の渦にのまれていた。

 住民を守るはまさしく中世の騎士たち。対する殺戮者たちは……時代逆錯誤した近未来SFのようなドローン!都市上空には黒い穴が開き、そこから次々と飛行ドローンと鉄の歩兵たちが
4・ 黄昏 夕
  距離に応じて大きさを無視する能力


 深夜の公園。買い物帰りの彼女の後ろを着いてくる怪しい三人の男がいた。

 振り返った女が男達の手に街灯の光を反射する刃を確認すると。まっすぐに片手を突き出す。

 まだ距離はある。指で摘まめる程度の大きさに見える距離。

 ニヤリと笑って見せ、遠くで小さく見える男を一人掴む動作をする。女の気分は巨人だ。

 小さく見えても現実は彼女よりも遥かに高い身長。しかし女の手の中から微かな悲鳴がしている。

 男達も突如として姿を消した仲間に戸惑う。

「運が悪かったわね」

 それだけ告げると掴むちからを強める。卵の殻を潰すような何かが砕ける感覚が手のなかに
3・ 兄者

「っぶな……鋼土(コート)紙!」

鉄から紙へ、一度剣状に纏めた剣をほどいて開くと鉄から紙へ。鋼鉄の堅さの紙が爪の攻撃を防ぐ。

「どーよ、鋼鉄の紙。貫ける物なら貫いてみな! ってやつです」

「ガアアアアアアアアッ!」

大人ほどのサイズもあるグリズリーはからあり得ないほど機敏な動きでディアの背後へと跳ねた。これも仮想であるからこその理不尽。

しかしディアは冷静に、新たな紙を取り出す。それは
紙の和っかだけで作られたチェーンであった。

「紙が敵を捕らえる」

攻撃をかわすすれ違いさまにチェーンがグリズリーの首筋に巻きつけられた。

「そして紙は鉄となり、敵を締め上げる!」

「巻絞
2・ 兄者
紙を鉄に変える能力
使用者:ディア(女/16)
情報処理に長ける商売人気質の女学生
お調子者の軽い性格だが何より信用を重視する


学園の女学生、ディアは闘技場のような戦闘訓練の施
設にて、仮想で作られた獰猛なグリズリーと向き合う。これから戦闘訓練が始められようとしていた。

「さーて、戦闘開始ですね!」

ディアが取り出した物はただの紙。両面、まっ皿で無地、サイズにして精々B5サイズ。

その紙をぐるっと纏め、剣のように巻いてから穴を塞ぐように潰し果敢にもそれだけで立ち向かった。

「はっ!」

ディアが剣のように紙の棒をグリズリー目掛けて振り払う。

「紙は鉄の堅さとなり、刃となる……なー

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