走れ!「名言・迷言」リレー!
 名文も素敵ですが、「名言」(または「迷言」笑)も素敵です。  第2課題の息抜きに、「私のおススメ名言」リレーは如何でしょう? ルールは連投禁止。 最初に『』で名言を入れ、誰の言葉か、本からなら
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5・ 空一
「大事なことは、理解できなくても尊重することだと俺は思う」
という東野圭吾さんの「赤い指」から抜粋です。
本文のセリフはもっと長いのですが一部抜粋ですみません。

一見シンプルな言葉ですが、これは自分の息子が犯した罪を、ボケた(真実はボケたフリ)祖母になすりつけようとするシーンで、刑事が犯人(息子)の父に言ったセリフです。(だったと記憶してます、違っていたらすみません)

自分自身祖父の戦争の話や、バイト先で何度も繰り返される年配の方の話になんの面白みも感じられず、理解もできない時期に読んで接し方が変わったセリフです。
4・ 岡田吏生
益田ミリ 「週末、森で」 冬幻社
※4コマまんがなんですがいいですか?

30代(多分!)の女性のお話。田舎暮らしを始めた友人を訪ね、その友人と森を散歩していたときのこと。変な形の実を拾って会話する場面。

「このカラスウリの種にはカラスウリの木になるための全部がそなわっているんだよ」

そのときは変な形、と流しますが……。
自宅のある街に戻ってきたせっちゃん。仕事でイヤなことがあった帰り道、その会話を思い出し。「あたしにはあたしに必要な全部がそなわっているのかな……そなわっていない気になるよ」と落ち込み。

なんだか切なくて、でも頑張ろうと思えるフレーズでした。
3・ 赤梅 娯リラ
またシドニアの騎士ですが、ラスボスの「大事なものには予備を用意しておくものだ。」って台詞が頭に残るフレーズでした。

圧倒的な価値観の相違みたいなのをぶつけてくる奴がラスボスだとなんか燃えます。
2・ ノリアキラ
『私は、正義は虚であっても、それをつらぬいて一生を終えれば、その人の人生は実となる。決して虚とはならん、と信じております。先生もどうかそうお信じになってくださいまし』

山田風太郎・八犬伝下巻より

 自分の書く物は虚の世界だと凹む曲亭馬琴と侍でありながら絵師の渡辺崋山とのやりとり。

 キャラの後ろの設定に合わせて如何にもそのヒトが言いそうな虚の言葉を作る。それがどの場面でも、もれなく、そう。

 ……超カッコイイです、風太郎先生!

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