>>[[25507300]]
去っていく姿が見えなくなるまで刀の男と袴の男はその背中を睨みつづける。
そして、また肉片アートのつづきに没頭した。

>>[[25507157]]
「いえ、特には……」
と、走り去っていく

>>[[24895266]]
刀の男は振り返った彼の目を真っ直ぐ睨んだ。

「なんだ、まだ用があんのか」

そう言って死体の破片に視線を落とすと、肉片で"San of a bich"と文字になるように見事に並べた。その横から袴の男が"San"を"Son"におき直す。

>>[[24895239]]
その気味の悪い音に、つい振り向いてしまう

>>[[24895009]]
それを２人はただ見ていた。
刀の男は屍体を刀でつつく。

ぐちゃぐちゃぐちゃ

>>[[24894827]]
奈図地「……怖いなぁ」
と漏らし、立ち去ろうとする

>>[[24894542]]
屍体を見ていた男は口を開きかけたが、刀の男がわって入ってきた。

「屍体コレクションに加わりたくなければかんしょうするな」

さっきからそうだが、どうやらイライラしているようだ。

>>[[24894438]]
奈図地「ボクは斗岸奈図地…。しがない一般人ですよ」

刀を持った男を見て
「おや貴方、どこかでお会いしたような……」

>>[[24894411]]
刀の男は睨み付け続けた。

「なんだ君」

もう１人の袴男が屍体から彼に視線を移して言った。
刀の男はまだ睨み付けている。

>>[[24894048]]
奈図地「……」
元風紀委員はその視線に気づき、男の方を向く

>>[[24892500]]
刀を持った袴の男はただ彼を目で追い、もう１人の袴男は見向きもせず屍体を見ている。
ハエは相変わらず群れ、屍体には蛆がわいていた。

>>[[24887138]]
奈図地「……」
そこに一人、元風紀委員が通り掛かる

ハエが数百匹以上の群れを作って騒音をたてていた。
先ほどまではここで薬の取引が行われていたが、売人もその客も派手に捲れた皮膚と切断面を剥き出しにして腐っている。

「あー、斬り足りねぇ...」

袴の男が２人、うち１人は刀を持っていた。
屍体の腐り具合から死後かなりの時間がたっているようにおもわれるが、この２人はずっとここにいたのだろうか...

>>[[24638478]]

エイプリル
「ふふーん！いぷちゃんは正義だからねえー！

んーとね、舌を抜くよりも、嘘をつかせないずっと簡単な方法があってねえ。にゅふふ…

でもでも、アレもよかっかなあ。自分の嘘が本当になって、堕落してく姿！たまんなーい！」

両腰に手をあてて、えっへんと言わんばかりにやりきった顔で胸を張る。自分で満足して、面白くなったのかふふふっと声を漏らして笑う姿は、やはり無垢な少女な訳で。

側から見ると、小さな女の子が楽しげにお喋りしているが、どう聞いても毒々しい内容である。

エイプリル
「いぷ、ありすたんの事が好きになっちゃったの。ねえ、もっとありすた

>>[[24636819]]
アリス「まぁ！いぷちゃんは本当に良い子なのね！」

歪んだ望みを持つものを、歪な少女は容易く受け入れてしまった。
アリスは胸の前で手を合わせ、エイプリルの言葉に嬉しそうな声をかける。

「悪い嘘つきさんは皆舌を引っこ抜かれてしまうのかしら？」

うーん、と考えるような素振りを見せるアリス。端から見れば大変無邪気な光景だが、話の内容は恐ろしい。

>>[[24634694]]

エイプリル
「はわぁ。なになに、この子ぉ。アリスたん！ マジ天使なんですけど！！」

許可を貰うと、すぐさま後ろに組んでいた右手を解放して、髪を辿るように丹念にアリスの頭を数回撫でる。

エイプリル
「ふふふっ。アリスたん、可愛いからいぷの事たくさん知ってほしーなぁ。なーんて！

いぷね、嘘がだぁーい好きなの。
嘘ってね、使い方によっては誰かを守る事も、喜ばせる事も出来ちゃってえ。

……けど。人間ってね、この嘘の使い方がへたっぴなの。誰かを傷付ける為に嘘をついたりするんだよお？

だ、か、ら！ いぷが、そんな悪い嘘つきさんを成敗しちゃったり、しなか

>>[[24632497]]
「こんにちは、それならいぷと呼ばせてもらうわ！」

頭を撫でさせてと言う彼女に、勿論どうぞ！と言いながら微笑む少女。

「名乗って貰ったのだから、私も名乗らなくては無礼ね。私はアリス。アリス=ルナドロップと言うの。宜しくね、いぷちゃん！」

ころころと鈴を転がすような可愛らしい笑い声を上げて、エイプリルを受け入れた人形のような少女、アリス。
彼女と話していた声はいつの間にか消えていた。

>>[[24631545]]

？
「こんにっちわ！
なんか《いぷ》を呼ぶ声がしたんだけど、もしかしてのかして、犯人は貴方だったりい？」


目を輝かせ歓迎してくれた少女に、お礼の笑顔を返す。暗闇の中だというのに、純粋無垢な眩しさを感じさせるようで。

両手を後ろに回して腰の後ろ辺りで組むと、ゆっくりと少女の側まで歩み寄る。


エイプリル
「はじめましてだよねえ。わたしの名前は、エイプリルっていうの。でもでも、仲良しの印として、いぷって呼んでほしーなぁ。なーんて！

ふふーん。すっごーい悔しいけれど、貴方って、いぷよりお人形さんみたいで、可愛いなあ。ねえねえ、頭撫でてもいーい？い

>>[[24631177]]
「見て、チェシャ！本当に来たわ！」

『そうだね、アリス。』

現れた少女を見るのは好奇心に満ちたルビーのような瞳。
真っ暗な中なのに、これでもかと主張する白い肌と背の中程まであろうかと言うプラチナブロンドの髪。

先客の少女は、目に見えぬ何者かと会話しながら、後にやってきた彼女を迎えた。

>>[[24629386]]

ーー某日、自警警察本部にて。

ビーーーッ！
本部一杯に警告音が鳴り響く。

皐月
「……侑理、状況を」

侑理
「あいよ。

……やれやれ、お酒をかわしながら話せそうな平和な内容じゃないなぁ。

上質な歪な感情を持った悪魔が一体、何かに引き寄せられるように橋の下へ向かって……ん、何だ？ 不確かだけど、異質な反応を感知してる？」

皐月
「……はぁ。さっさと出るわよ、侑理。百聞は一見に如かずってね」

＊

ーー同日、橋の下にて。

？
「ふんふふーん♪」

暗闇から微かに聞こえる女の子の鼻歌。
着実に足音と共に鼻歌が近づいていくる。

数十秒を要

「うーん、チェシャ。ここは暗すぎるわ。もっと別の場所でも良かったのじゃなくて？」

『大丈夫だよ、僕らのアリス。ここにいればきっと来る』

真っ暗な橋の下。
どこからともなく声がしたかと思えば、瞬きのうちに人形のような姿の少女がそこに現れていた。

>>[[24537755]]
キューは2人がいないのを確認すると、煙りから出てきた。

ニコライ「銃声の1つも聞こえなかったねぇボンクラくん」

キューはもっかい煙りを見る。

キュー「あ、ほんとだ。逃げられたみたいです」

右手の拳銃は相変わらず下を向いていた。

ニコライ「君は怠惰か、二度とくんじゃねぇぞ」

キューから拳銃をとると、大剣を畳んで橋の下を出た。キューは笑みを浮かべるだけだった。

>>[[24537690]]
その言葉に返答はなく。

当然だ、二人とも警戒して逃げてしまったのである。
六花は空へ、冥は適当な影へ潜り込んで逃亡したのだろう。

>>[[24537647]]
キューは目を瞑って煙りに入った。音響で周囲の情報を感知しようとする。

キュー「(相手はバカじゃない。拳銃は信管式の.38口径、相手を殺すには不十分かもしれないが殺れなくもない)すみませ～ん」

普通に声をかけた。
ニコライは煙りの外でやれやれと待っている。

>>[[24537568]]
六花「その顔には乗らないからね！」

六花の声と共に、黒い霞が突如として場に発生、二人の姿を覆い隠す。接近するなら霞に突っ込まなくてはならないが、それでも視界は不明瞭だろう。

>>[[24537493]]
キューはニコライの拳銃をとると、2人に接近した。銃を向けてはいなく、その表情も穏やかで攻撃する様子はない。

ニコライ「ばかかアイツは……」

(いえいえ、こちらも大分遅れてましたので)

>>[[24535007]]
冥「またか。逃げよう」

六花「被弾率高過ぎぃ！」

流石にえぐりダメージをもらってはたまらぬと冥と六花は逃げの姿勢を取る。ダメージは勿論入ったので冥はふらふらと体勢が覚束ないが。


（遅くなりました、申し訳ないっす。）

>>[[24353454]]
ニコライは大剣から2人をまた照準しようとしたが、何者かがその拳銃を押さえた。

ニコライ「なんだね？」

そいつはスーツに白衣の男だった。

キュー「危ないので下がってください」

ニコライ「Mr.キュー、ラボを抜けたのかねぇ」

キュー「許可は得ています」

>>[[24353454]]
>>[[24353485]]
篤美
「了解｡混雑は誤爆・見逃しの元だしね」
意味深なことを言ってさらに移動:[link:msg_list?tid=23702429&o=&p=1]

>>[[24353377]]
「何かやってるよ！？監禁どころじゃないよ！？」