中央区 街中
一番栄えている中央区。人混みが多い。
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215・ なぎ
>>[[27239178]]

椿
「……ありがとうっ!本当にありがとうっ!!!」


 女性からの優しさが予想以上に嬉しかったのか、目をウルウルさせながらくしゃくしゃな顔で感謝を伝える。


そのとき、自然の流れで彼女の両肩に手を乗せたのだが……。


椿
「おんぎゃあああぁぁぁ!!手がァ、手がァ!!?」


 某ジoリの映画のワンシーンみたいな事をセルフで行う羽目に。彼女に触れた事による恥ずかしさは顔の代わりに手が赤くなったかのように真っ赤に腫れ上がっている辺りからして、本当に彼が女性恐怖症だと言う事は証明されただろう。


椿
「す、すまんっ。こんな事をしている場合じゃねえん
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213・ なぎ
>>[[26986051]]


椿
(あ、絶対バレてるやつやコレ)


折角、誤魔化しに合わせてくれた少女を前に白目を剥いてげっそり状態に。いや、アレでバレない訳無いのだけれども。何だかお互いに察しがよろしいのも気の毒なようで。


椿
「ま、まあ。俺がそこいらの男達より女の子は苦手……かもしれない。かもしれない話だぞ!?
そ、それでも仕事に支障は今の所無い訳だし。
だっ、違う!! 苦手という仮の話であってだなぁ……」


墓穴を掘るとは正にこの事。
言い逃れしようとすればする程に信憑性はどこへゆくのやら。
もうさすがに隠す事も否、そもそも隠す程の事でも無いのだが。
後に退けぬと
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211・ なぎ
>>[[26954849]]

椿
「てあっ、とぅえ!? ん、んな訳ねえだろおう!?」


突然のストレートな名推理に面食らった椿は完全に動揺している。
なんと鋭い子なのだろうか。
柏木とはまた別の意味で、椿も冷や汗がどばどば溢れてくるご様子。


椿
「わ、分かってんよ。イ、イヤァヨクイワレンダヨナァー。
っても、俺の所属する部署うわぁ? 殆ど、女性だあしぃ? い、いざとなればあ? お、お前の事を身を乗り出して助けれるしぃ?」


何だかやけに語尾のキーだけ上ってて胡散臭いというか、うざったいというか。
視線なんかも完全にお空に逃避していて、ますます信憑性に欠けるというか。


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209・ なぎ
>>[[26938362]]

椿
「ガァ!? ちょ、ちょちょちょっと落ち着け!! 話を最後まで聞いてたよな?聞いてたよな!?」


彼女の緊張解しのつもりが、あわや大惨事な結果となってしまった。

変な声と共に、落ち着いて貰おうと一瞬、肩に手を掛けようとするが……訳あって椿にはそれが出来ないようで。

虚しくも一度、差し伸べた手はズボンのポケットへと再び撤退してしまう。


椿
「じ、時間に間に合えばそもそも大丈夫だからさ。この調子なら余裕で着くと思うんだが……っていうか、柏木さんは何もされないんだよなぁ!?」


何とか落ち着く理由を探してる最中に、そもそも襲われないという根本
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207・ なぎ
>>[[26933852]]


なんなんだこの子は。
さっきまで怖がっていた姿とは裏腹に母性の数値がカンストしているじゃないか。



椿
「お前、優しいなっ。優しいよホント。
あんりがとうっ……」


愛莉を見ながら何やら脳内で思う事が沢山過ぎっているようで、ちょっと泣きそうな顔をして感謝を伝える。

気にしないで欲しいと言って貰ったのが
緊張や気遣いを解いてくれたのだろう。
今度はおもむろに口を開いて、愛莉の様子をたまに気にしつつも、一定の歩幅で歩き続ける。


椿
「俺が採用面接の時はガッチガチに緊張しててさ。本部で腹痛くなってずっとトイレに篭ってたら面接時間ギリギリアウ
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205・ なぎ
>>[[26929859]]


「おう、任せとけ。しっかし、巡り合わせってのはあるものなんだなぁ」


今度の彼はどこか頼もしい様にも見える姿。
鬼の顔にも優しさ……とでも言おうか。
偶然の出合いにしみじみと色々な事を思っているのだろう。


左右それぞれのズボンのポケットに両手を潜らせると、「んじゃ、向かおうぜ」と一声掛けてゆっくりと歩み出す。


椿
「ああ、そうそう。俺の名前は鬼宮 椿(オニミヤツバキ)って言うんだ。お前がどこの部署に務めるかは分からねえけど、きっと受かると思うぜ。

人手不足ってのもあるけど、ウチの姉御は人を見るっていうか。まあ、若干大雑把な面もあるけ
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203・ なぎ
>>[[26913307]]

書いてある……!
親切に『心配』という文字が書いてある……!!
ここは一つ、頼れる所を見せるしか無い!



「ああ、助けて欲しいってのは道案内の事か。
どれどれ……」


女性の持っていた紙きれを見て、男性は数秒の間、石にでもされてしまったかのように固まる。
この時、運命という言葉が彼の脳裏を過ぎったのだとか。



「自警警察って。
お、俺の就業場所じゃねえかっ!?

ってことは。姉御や魔夜が言ってた新しく自警警察に入社するってのは……」


ハッと何かを思い出して納得した表情を浮かべると、紙きれから女性の方へと視線を向ける。
まだ確信には至
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201・ なぎ
>>[[26906964]]


(し、しまったァ!女の子にはとことん気を遣えって姉御に言われてたのに、結果的に気を遣わせてしまったァ!!)

言えない。女の子に触ると、あたし体が反応しちゃうのなんて。絶対に言えねえ。
俺は女の子の手すら引いてあげれないのかと、自らの非力さに顔を覆うしか無いが、また悔やむのは後にでもするとしよう。






「わ、悪いな。もう大丈夫だ。ほ、ほら。さっきの男、顔つきとか怖かったじゃん? 少し、びっくりしちゃって動悸が、なっ?

……んな、俺の事はいいんだよ。それより、何か助けて欲しいんだろ? 俺はどうすりゃいいんだ?」


お前が言うか。と言
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199・ なぎ
>>[[26904876]]



「……そんな面白いか。俺的に笑う所、ねえぞ」


今のところ今年一番でぶっちぎりに笑われた気がした男性は、何とも言えない表情である。
まあ、少女が元気になってくれたのならいいか。
頭を掻き回してこの結論に辿り着き、少し強引に納得して呑み込むと、彼女の助けて欲しいという願いに耳を向ける事にした。



「お、おう。それは別に構わねえけど。俺に手伝える範囲であれば、何でも言えよ。 


それより……


タ、タテマスカネ。」


先に立ち上がり、ズボンの太もも辺りで何度か右手を擦り、目視で自分の手の平を確認すると少女へと無駄に小刻みに震わせながら
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197・ なぎ
>>[[26904590]]


「ああいやいや。お礼とかそんなのいいって。
一応、こんなナリだけど警察だから仕事の一環だよ、そう、仕事の一環!

やぁ、しっかしマジで怖かったわボケェ!!
割り込んでおきながら、実はさっきの人がすげえ強い人だったらと思うと心臓が……あっ」


少女が心で叫んでいるとは露知らず。
実はここにも心の叫んでいる人物がいたようで。
なんかボソボソと独り言を言っていたが、へろへろになった少女を目の前にして、しゃがんで同じ姿勢になると心配そうに様子を伺う。



「だ、大丈夫か。なんか……凄い顔になってんぞ。ああいや、決して悪口とかじゃなくて!

ま、まあ
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195・ なぎ
>>[[26904357]] ②


(っべえーよ。今、自分でも何言ってんのか分からねえなコレ!!!)


少女には見えているか見えてないか。
先程の自分の発言に混乱した挙句の果に羞恥という感情が湧いてきたのか、何とも酸っぱい表情をしている。


片耳ピアノの男
「チッ、イケると思ったらとんだ邪魔がはいっちまったよ。んじゃ、キミ、またどこかでね」


舌打ちした後、爽やかな表情で少女に手を振るとまた辺りを見渡しながら、人混みの波へと飲まれていった。

それと同時にホッと胸を撫で下ろし、少女の方へと向き直すと今居る距離よりも少し離れてから大丈夫かと一言掛ける。
194・ なぎ
>>[[26904357]] ①

片耳ピアノの男
「君、男付き合いとか苦手でしょう?
雰囲気とか変えるだけで全然可愛いのにさぁ。
どう?俺が先行投資……してやろうか?」


なんだこの悪寒走る口説き文句は。
最後の一言を怯える少女の耳元でねっとり囁く。
昔の少女漫画ならトクンというカタカナが背景に
現れたらのかもしれないが、ただのご迷惑である。



「じゃあ、その前に俺がお前の行為が迷惑になってないか先行投資してやろうか!!」


祈りは届きました。
片耳ピアノの男が無垢な少女の肩に手を掛けようとした時、間に割って入ったのは軍服にも見える服を纏った一人の男。
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192・ なぎ
>>[[26904218]]

世の中には色んな人がいるのは皆周知の嵯峨。
何度もぶつかっては謝る少女を可愛いなぁと思う人もいたり。助けてあげたいと思う人もいたり。


ーーしかし、中にはこういう人もいる訳で。


片耳ピアノの男
「なあ、君さぁ。さっき俺にぶっかったよね?
謝るのは良いんだけどさ。ちょっと俺と遊ばね?」


本当にぶつかったのか、ぶつかってないのか。
定かではないが、金髪で片耳ピアノを開けた男がポケットに手を突っ込みながら少女に声を掛けてくる。

俗に言うナンパというやつだろう。
声の掛け方や立ち振る舞いからして、小慣れた感じがする。迷惑極まりない奴である。
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190・ カイージ
>>[[25666126]]

 マシンガンに撃ち抜かれてしまったのか、口を開けて呆けるしか出来ない。目の前で展開された数分の間の濃い出来事に目を疑う。

零「ああ、うん。はい。見えるかな?」

 と、エイプリルも気になっている様子。呆けた顔を引きしめた。
 アイドルといえば女の子の夢そのものみたいな感じもするしなぁ。なんて考えながら、エイプリルにも見えるように、若干腰を屈めて彼女の目線の所に紙を見せるように移動させようとする。
189・ 鹿雄
>>[[25662360]]

ゲイ子
「あらん、気にさわったのならごめんなさいねん。アタシったら昔からこんな感じだからん。ああ、そうだワ! 今度、‘‘アイドル’’のオーディションやるのよぉん。

学園都市の街中からん、スターを誕生させましょっていう、すっごく大きな企画なのよん。
んでんで、そこのプリティーなコがキャラも濃くてオーラを感じだからん。
興味があったら、是非ウチの事務所に遊びに来てねん!」

何やら喜怒哀楽の激しい表情や動作を交えながら長々とマシンガントークを御披露目したと思えば、革製の鞄からA4サイズのチラシを取り出して零へと強制的に渡し、ウフフという声と共に丸太の
188・ カイージ
>>[[25660742]]

 エイプリルが自分の背中に隠れ良いフィット感を堪能する。母性ならぬ兄性が働いて、鋭い目で相手を見た……かと思ったらウブである零は彼(?)の名刺の取り出し方を見ても恥ずかしさからか若干目をそらす。
 そして、名刺を持ち、エイプリルの視界に自分の手を滑り込ませて一言告げようとする。

零「名刺の取り出し方と名前が、エイプリルに毒です」

 外見について言わないのは彼がそういう人間だからだろう。
187・ 鹿雄
>>[[25660244]]


エイプリル
「うーっ、助けてお兄ちゃんっ。この人、なんか凄くアレなの。うん、アレなのっ!」

そう、ここぞという時にエイプリルをいつも助けてくれるのはこの男、零お兄ちゃんである。

プールと公園で何度も巡り合わせている事もあって、二人のフィーリングはバッチリなのは確かだ。

本当の兄妹かのように自然と零の背中に隠れてひょっこりエイプリルが顔を出すと、ムッとした表情で睨みながらオネエ口調の人を指差して訴える。


オネエ口調の人
「あら、アンナタ。イイカラダと格好してるわネ。んふっ!

……じゃなくてネ。アナタ、そのコのお兄さんなのかしらん?

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