期間限定 ドキドキの遊泳場
大きなホールを改装し、期間限定で開かれた遊泳場。ウォータースライダーやアトラクションも多彩。基本的に水着着用での入場となっております。
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書き込み 87件

90・ カイージ
>>[[25362968]]

多田野
「ゲリラライブ頑張ってくださいね」

 先程楽器を構えたことで、人が集まってきていた。どうやら人混みの中心は嫌……というよりは泳ぎに来たのに泳いでいないから泳ぎたいといった感じだろうか。片手を挙げてこれからの激励とお別れを告げる。
89・ エル
>>[[25362278]]
純一
「まあ、そうかもね」
だんだんだんだん、純一の受け答えも適当になっていく。相手のやる気がないのを見抜いたからである。
88・ カイージ
>>[[25360137]]

多田野
「ここ来て泳がないとか逆に新鮮ですね」

 なんと興味が少しなくなってしまったらしい。現代の若者にあるかもしれない、あまり興味無いものには本当に興味が無い症候群である。
 なんとも冷めた目で純一たちを眺めるのであった。
87・ エル
>>[[25360079]]
純一
「そういうこと」
改めてギターを構え、答える。
86・ カイージ
>>[[25359975]]

多田野
「まあそれはおいといて」

 相手が認めたことによりそれ以上は何も言わない、というよりは興味が失せたという感じだろうか。ジェスチャーを交えながら話を置いておくと、

多田野
「なにかゲリラライブでもやるんですか?」

 彼らと一緒にただ遊びに来ただけかもしれないが、ギターを持ってきたりするのだからなにかライブしに来たと考えるのが妥当だろう。
85・ エル
>>[[25359822]]
純一
「あ、そう」
こうなれば、好きなだけ誤解させるか。少々ブラックな笑いとともに、多田野に生暖かい視線を送る。
84・ カイージ
>>[[25356780]]

多田野
「口でいうのは簡単ですよ。でも両方の気持ちをわかるなんて到底出来ない。それはもう貴方の後ろにいる人達でわかっているのだ!」

 ビシッと、純一の後ろでワラワラしている方々を指さして高々と告げる。もう多田野の中で純一は、少なくとも友達満載の人物ということになっているのだろう。
83・ エル
>>[[25356744]]
純一
「いやいや、できる人とできない人、両方の気持ちがわかるようにならないと。中日の元監督の本にもそうあったし」
多田野の嘆き(?)に反応してか、自らを戒めるように言う。何故か実在の本を引き合いに出しているが。
(参考文献:落合博満『采配』)
82・ カイージ
>>[[25353902]]

多田野
「まあ、分からなくても仕方ないですよ」

 実際にもう、こんなに友人がいる人に何を言っても意味ないのだろう。自分の持っているものを持ってない者の気持ちはわからないのは重々承知しているのだから。
81・ エル
>>[[25353679]]
純一
「悲観することもないだろ……」
急にしょげる多田野を見て、半ば呆れたように言う。短絡的すぎるという考えからである、
80・ カイージ
>>[[25352770]]

多田野
「……友達が多くて羨ましいこってす」

 だが圧巻するとか、そういうことはしていない。何故か多田野氏はそっぽを向いて愚痴を漏らすのだ。仕方ないことだ、許してやってほしい
79・ エル
>>[[25352680]]
純一
「背景見てみ」
純一が指し示す「背景」、つまり純一の背後には小規模ながらセットが組まれていた。さらにサポートメンバーやボーカルも控えている。

「ここにいるのは全員友人です」
純一の説明とともに、サポートメンバーたちがそろって一礼。ちなみに全員、モブキャラではなく名前あり。
78・ カイージ
>>[[25348281]]

多田野
「はあ、でもよくギター持ったまま入場できましたね。止められそうなものですが」

 チラと見ていることから、大分ギターに興味を持ったらしい。純一の顔をちゃんと捉えながらも、時折チラチラとギターに瞳を動かす。
77・ エル
>>[[25348130]]
純一
「頭は痛いよ。論文がどうとか。ギター弾くほうがすっきりする」
気苦労を語りつつ、肩から提げたレスポールに目を向ける。ちなみに純一のレスポールはブリッジ部分をアームユニットに換装したカスタム品。
76・ カイージ
>>[[25344741]]

多田野
「ははぁ、大分面倒くさいことやってますね」

 いきなりマトモに会話できるようになって少し驚いていたが、すぐに慣れたようだ。うんうんと頷く。そして、チラとさっきなんかかき鳴らしていた楽器に目を向けた。
75・ エル
>>[[25344584]]
純一
「水の浄化。そういう意味では、プールの消毒薬の成分検討とかもいいかもね」
プールをひとしきり眺めて言う。よって楽器は特に関係ない、純然たる趣味。
74・ カイージ
>>[[25325133]]

多田野
「はあ、研究……で、そんな人がなぜ遊泳場に?」

 まさかそれもなにかの研究だろうかと問いかける。
73・ エル
>>[[25325103]]
純一
「まあ、わからないでいいことではある」
実際のところ、作者の存在を認識しているということ自体が異質という事実もまた理解している。

「それはいいや。今は博士やっててね。研究また研究だよ」
ここで、「直接的な」上司が関わる、自らの話にシフト。現在もまだ学生をやっているというところ。
72・ カイージ
>>[[25324844]]

多田野
「上司?自分まだ働いてないのでそこら辺良く分からないのですよ」

 完璧に話が分かっていない様子の多田野は「働いてる人はすげーなー」という純粋な目を純一に向ける。
71・ エル
>>[[25324771]]
純一
「上司の愚痴垂れてるの。俺ら、何がどうあっても上司の意向でしか動けないから」
完全に「自分は物語の登場人物」と理解した上での発言。そこに自由意思はなく、感情すら作り物とでも言わんばかりである。
70・ カイージ
>>[[25311239]]

多田野
「いや、それはこっちのセリフなんですが。さっきから何してるんすか」

 少し話が通じないヤバイ人じゃないのか、と訝しげに純一を見て聞く。
69・ エル
>>[[25311222]]
純一
「あれ?どうした?」
多田野が完全に置いてけぼりになっていると思ったのか、一旦話を止めて聞く。
68・ カイージ
>>[[25304701]]

多田野
「…………」

 ちょっとヤバイ人なのかもしれない、そんなことを言いたそうな瞳を純一に向ける。
67・ エル
>>[[25304509]]
純一
「……まあ、そういうこと。しかしあいつちゃんと飯食えるのかな。心配だ」
意味不明と言わんばかりの多田野をよそに、さらに愚痴を垂れる。「そういうこと」一言で伝わるはずがないと知りながら。
66・ カイージ
>>[[25302598]]

多田野
「…………????」

 多田野からは彼が虚空を指さしているようにしか見えないらしく、頭の上にいくつものハテナを浮かばせる。
65・ カイージ
>>[[25302502]]

 途端、零の体にかかっていた一人分の重力がなくなる。目の前には如何にもマネージャーですと言わんばかりの男が脇にエイプリルを抱えていた。

マネージャー?
「では失礼します」

 脱兎のごとく去っていくエイプリルとマネージャーを見送り、零の遊泳場は終わりを告げる。彼に任せて良いのかと考えたが、なんか神様がこれで良いのだと言っている気がした。

一旦完!!
64・ エル
>>[[25302546]]
純一
「いや、いい。彼女が勝手にやったことだ。
……しかしあれだ、俺らはいつもいつも、あっちから統率してる奴の意向で動くからな……うん」
純一も同じく頭を抱えて、こちらを指さしながら愚痴を垂れる。統率者はディスプレイの向こうにいる。
63・ カイージ
>>[[25301730]]

多田野
「だぁぁ、申し訳ない。自分のせいでただでさえ疲れる仕事にプラスアルファで面倒なことさせてしまって」

 顔に片手を当てて「やっちまった」と言ったふうにため息を吐くと、軽く頭を下げる。
 申し訳ないという気持ちがやはりあったのだろう。言わばやらなくて良い自分の練習台をやらせてしまったのだから。
62・ カイージ
>>[[25300730]]

 どうやら俺の知らないところで誰かが説得してくれたらしい。というか誰かエイプリルちゃん引き上げろよ。なんて、心で毒づく。
 なんかエイプリルが熱いことに気付く。熱中症か、詳しくないからなんとも言えない。涼しい場所に移動させないと……いやでもプールの中の方が涼しくない?
 うむむと悩むが、従業員にさっさと上がれと促される。幸い下は治まってくれたので上がることにした。


「取り敢えず上がるよー」

 気絶していると気付いていないのか、一声かけると体を揺らしてエイプリルをより抱えやすい位置に持っていく。
 梯子まで軽く歩き、片足をかけ、片手は梯子に。
61・ エル
>>[[25300277]]
純一
「ああ。ガラにもなく積極的にいったみたいでね……無理してただろ?あいつ」
事の顛末も知っている上、有奈の本来の性格から大きく外れた行動であることも把握している。

「実際ね、バイトから帰ってきて言ったのよ。『ハメ外したせいですごく疲れた』ってさ」

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