テーマ詩を書いてみよう
テーマに合った詩を制作してみましょう。 お題を誰かが貼ったらスタート。 参加のタイミングは自由です。 書けましたら どのテーマで書いたか記載し ・リンクを貼る ・直接ここに書く などして皆さんにお知ら
3PV118コメ

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書き込み 97件

117・ 泉乃 幸
【標識】

今が人生の何合目かは、
道路標識にも書いてない。

ましてや、天気予報など有るはずもない。

だから、歩こう未来と言う名の初めての道へ。


116・ † 六花 †
【戦争】


自覚がないヒト達


お互いに
意地っ張りで強情で


どちらも折れやしない


寄り添えば
“負け”だと言わんばかりに


武器は互いの喉元
視線に込めた色は何色?


ひび割れた仮面の隙間
赤黒い体液が垣間見える


ずっとずっと


相手の自滅を願い続けて
己が自由を願い続けて


それでも


決して自分から
必殺を振り下ろそうとしないのは


何の策略かしらね
           
           

115・ † 六花 †
【自転車】


自分は歩行者だと


心の底から信じて


それが甚だしい
勘違いだと気付かずに


今日も同じ道を
駆け抜けてゆく


その脚が
凶器である事を


その速度こそが
何よりの武力である事を


紅く染められなければ
自覚出来ないのかしら?
           
           

114・ † 六花 †
【地図】


行き先は変わらない


想いは不変であり

楔が錆びる事が
決して無いように


『繋がって』いる確信


目的地が
近くても遠くても同じ


目指す場所は
理解している


方位磁石も
羅針盤も要らない


この鼓動が教えてくれる


紅い柘榴に描かれた
道筋を


迷いなく真っ直ぐに
           
           

113・ 七津
>>[[15827239]]
書き忘れてた
テーマは『水槽』です
112・ 七津
-脳-

夢の中で
ガラスの向こう側の君と目が合った
君は無表情でただこちらを見下すばかり
その表情になんだかムッとして言い返そうとするけど言葉を出すことが叶わなかった
まるで最初から口がないみたいな
仕方無しに睨み付けても君はまるで表情を変えず
それが何だか悔しくて悔しくて

夢から覚めた世界でまた新しい日常が始まる
世界とは不思議なもので、高望みだとしても、心の底から願ってみると結構叶ったりするもの
それを世界の法則と名付けてみた
世界の法則を知った自分は他の人よりも高尚になれた
優越感

また夢の中で
この世界は気に食わない、いつも見下していた筈がいつの間にか見下されているから
ガラス
111・ † 六花 †
【告白】


きっと貴方は
哀しむでしょう


必ず貴方は
傷付くでしょう


そして私を
否定するでしょう


解っていても
やはり


私は貴方に
伝えなければいけません


鎧われた躯の
ボロボロの中身を


誰よりも無様で
愚かしい本性を


それら全てが
“私”だからと


貴方にだからこそ
           
           

110・ † 六花 †
【森】


ずっとずっと奥深く
深く深く


誰も侵入出来ない
誰も見つけられない


そこに潜む
小さな小さな存在


膝を抱えてうずくまり
それでも瞳は濁らずに


何かを待っているようで
何かを諦めているようで


頑なに
意固地に


『――』を選択し続ける


※※※が射すまで
※が差し延べられるまで
※※※が見つけてくれるまで


深い深い静謐なその場所に


その小さな小さな存在は
今日も


焦がれ続ける裡を
寡黙に潜めている
           
           

109・ 夜霧 碧
『冬の…』

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↑9ページです(_ _)
以下同じものをのせます(_ _)



ふゆの夜 暗い部屋 窓開けて

冷たくも 心地よく 吹いた風

窓のそと 街の灯は 目に入り

煌めいて 眩しくて 目を瞑る

流れる涙 君のこと 想い出す

僕の全て 包み込む 君がいた

忘れてよ
108・ 蜜華
『告白』

好きって言う気持ちを、伝えたらあなたは答えてくれるかな?


どんな答えでもいいから、返事が欲しいんだ


わがままでごめんね。でも……

好きだって気持ちに、自信を持ちたいんだ。


好きになって良かった、って自信が。
105・ † 六花 †
【邂逅】


何故
なんて言葉は野暮


それまでのプロセスを
否定するのと同じだから


後悔も運も関係ない


縁が在るからには
必然
交じり合うからには
自然


何故
なんて言葉は不要


生かすも殺すも
己の選択次第なのだから
           
           

104・ 夢花空都
>>[[2207475]]

「邂逅」のつもりが「一歩」に(・・;)

即興書き逃げ失礼します!
102・ 夢花空都
「幻燈梅花」

見上げればふくよかな
淡い蕾の付く季節
哀しみを数えて芳しく

梅がフワリと花開く
果たせなかった約束事
「梅花香をプレゼントするよ」

私の声が木霊する
春の風に木霊する

さようなら さようなら
誰よりも愛してた貴女
やっと言える決別に 微笑

もう、ね?貴女の為に泣かない
もう、ね?叶わぬ未来に泣かない
見上げたら春の色
柔らかな蕾の付く樹にもたれ
優しい 陽射しの中で

幻燈の様に 想い出ひらひらと
あの日の約束を繰り返す
「一緒に住もうね」と叶わぬ夢
二度と叶わぬ夢


幻燈の様に梅花がひらひらと
全て美しい想い出に

さようなら さようなら
やっと言える決別の言葉

101・ 月光の狼
>>[[1742919]]
19の「雨」をモチーフに書き逃げます赤面です。
100・ 月光の狼
『理由』
 
 
雨が降る 今日のベランダへ
鉄の柵を滲ませ溶かす 雨が降る
過去の私有地へ
 
初めまして
わたしの家には
木々の生えすぎたお庭があります
隣人を選り好みしては潰した
首塚の領分です
いいえ誉の血を受け継ぐわたしの家のお庭には
美しい芝生が輝いています
 
お久しぶりです
影を踏めそで遠いわたし
お向かいさんならお変わりはありますまい
雨が降る備え付けのベランダに
これでは弔ったくせに捨て去った
あなたの畜生すら
悪くもない目玉をひん剥いては
いつまでも主を呼ぶのじゃありませんか
そう聞けば嬉しがる心積もりは良いとして
あなた埋められていたのは
畜生だけではありますまいと わ
98・ ☆ケイ☆
テーマ告白で書いてみます


お互いが好きなような嫌いなような



そんな微妙な関係



でも、一つになりたい気持ちもなれないかもしれないという不安で押しつぶされる



君は待ってくれてるのかな


僕がいうことを



君への気持ちはかわらない


好きだという気持ちに



勇気の一歩を踏みしめて



君への気持ちを



告白しょう
97・ 百彪
>>[[1709609]] おっと。

テーマ【ぬくもり】でした。
96・ 百彪
鈍色に光る硬質のぬくもり

滑走していく情熱は、焦がれている
あの奇矯な道化達は、どこへ向かって走っている?


ゴールは俺の左手が握り締めた


溶けたブロックシュガー

恐怖すると渇望するという事は等しい


つまるところ、誰も彼もが死を待ちわびているのだ


溶けたブロックシュガー

親指がハンマーを起こしたらそれが合図


擦り傷を付けて解き放たれるまで待て

硬質のぬくもりが、待ちわびた愛が、お前をゴールに連れてってやる

こめかみから愛を注いでやる
95・ † 六花 †
【音】


萎れかけた躯を
枯れてヒビ割れたこの裡を


癒すモノ
支柱であるモノ


貴方の声が
それを取り巻く楽曲が


染みて染みて
染み込んで


私を甦らせる
息を吹き返させる


貴方の“ウタ”さえ在れば私は――
           
           

94・ † 六花 †
【宝物】


幾ら愛しくても


どんなに掛け替えがなくても


切り裂いて保存したり

刔り出してビン詰めにしたり

細切れにしてスクラップ帳に収めたり


しないで下さいね?


“命”は“物”ではありませんから



93・ † 六花 †
【クリスマス】


色褪せたカラフル
霞む音色


しんしんしんと
声なき白銀が静謐にウタう


置き去りの言葉たち
受け止められなかった心


ウタい続ける声が
がらんどうに響く街を覆う


成就し損ねた幻をも
包み込むように


しんしんしんと
しんしんしんと……



91・ † 六花 †
【満月】


紺碧の大海にぽっかりと浮かぶ


まあるい まあるい
琥珀の輝きよ


嗚呼 どうか


そのままここへ堕ちて来て


私を呑み込んで


私を喰らい尽くして
           
           

90・ † 六花 †
【冬の声】


白銀の羽毛が
冷たいなんて嘘よ


こんなに暖かいんだもの


しんしんしんと
呼ぶ声が心地好くて


降り注ぐ白銀に
この躯を差し出すの


澄んだ空気は
温(ヌル)さに穢れた柘榴を禊ぎ


真白い吐息が
恋い焦がれるように立ち上るの


白銀の羽毛は
冷たくなんてないわ


ふわりふわりと
冷えた躯を包んでくれる


誰よりも優しい
裏切らない羽たち



89・ くじらいさな
>>[[746573]]
皇帝ダリアの季節でもありますね。軒先あたりから月を見上げると目線に入ってくるほどの高さ。気難しい花でもあるので、秋らしさ。満月を堪能できました。
88・ 春馬
見上げてごらんよ
満月が僕らを眺めているよ
87・ とうふう
迷ったので「月とジャンクフード」書いてみました。‥むりがあったかな(;・∀・)[link:novel_page?w=20200541&page=35]
86・ † 六花 †
【ジャンクフード】


さぁ 早く
アタシを喰べて


その牙に噛み付いて欲しいの
その爪で引き裂いて欲しいの


さぁ 早く
アタシを喰べて


貴方の為に肥やしたのよ
貴方の為に磨いたのよ


このガラクタを


ああ どうか
最期の一時は少しでも永く


貴方の血肉になる
貴方と融け合う


アタシにとっての
有終の美


ガラクタの末路


85・ 絵乃紅
夜の闇は深々と
映える満月浮かび上がらせて

封の開けない
理由など

笑ってやって下さいな

細波の闇の
子守唄は深々と
沁みる切なさを
増して

満月の波長と
融合して

私の心に沁みる切なさ増して

空けゆく

時間まで
満月の
お相手に

散り行く
皇帝ダリアの

花びらに
シタタメた想いの
花便箋

そっと
聞いて下さいな
82・ くじらいさな
巡りくる月のように

くらげが空をおよぐ季節の弱気なおやすみに
うごけなくなるようでうみ星は腫れ上がる
あれは、びっくばん、というんだ。

という夢をみてしまうと
うまれてしまいました

あたしだれもしらない。
どこなのですか?
まっくらっくらっ。
くらがりきらい。

手鏡にくらげを取り込んで
 つまんでみたり
 齧りついたなら
 ぐにゃり
 と
 していそうなのに
       
 しゃりん

あたし、もしかして、ふろーずん!

って声にだしてしまう
 
ばいばいって
  くらげおちる
  おちる半熟
たまごの白身
  突き破り
 黄身に指先突き刺す
触感ね

あはは。きも

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