ネームでポン詩🐤
自分のネームを使って詩を書くなんてどうでしょうか? 他の方のネームを 使用されたい時は 承諾を取り詩の内容にも気を配るようにしましょう 誹謗 中傷は やめましょう (4月29日 22:10 追
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8・ 夢花空都
空の彼方には
それはもう、夢のような都があるのだと言います

常春の都には見たことも無いような美しい花が咲き、舞い

透き通る歌声が響いているのです

空の都にはカナシミがありません

皆が幸せに、幸せに笑っているのです

私はそれを想うあまり、よく惚けてしまい

手元が覚束無くなり返事もそこそこに

夢のような都について想像するのです

嗚呼、ゆめかうつつか
ゆめかうつつか

現の世など見たくない

私は夢の都にいつか行きたいと思うのです
7・ † 六花 †


ワタシが花開く日は
永劫にありません


ワタシは咲いては
いけないのです


綻んだその刹那に
ワタシは摘み取られるでしょう


でもいっその事
その方が楽かもしれません


蕾のままで待ちぼうけるよりも


咲き誇り散ってこその
『花』なのだから



6・ A氏
窓の向こうにうつるのはA氏


A氏は今日も
夜明けに散歩に出かけた


森に住んでる
三つ首の犬に餌をやり

街に行って
右手のないマネキンに
新しい服を着せて

道に落ちてる
タンパク質を拾いながら
素敵なカフェに行って

大きな蜘蛛と他愛のない
会話を交わして


それから僕の所へ
まざあぐうすを
読み聞かせに来る


A氏の風のような声は
僕を歪みの向こう側へと
誘(イザナ)う




次は何処に行くの?
歪みの中で僕はA氏に訊いた


するとA氏は
声を押し殺しながら笑い


夜明けの空を指差した


風がビュウゴォと吹いた
5・ 銀色係長


簡単に傷つくけれど
腐りはしない

わたし
強いんです

電気も熱いのも
へっちゃらなんです

ほらほら
叩かれても
延性がありますし

内臓は
弱いですが

わたし
強いんですよ





4・ 夕鷹

白い夕顔の咲く頃に
森の小川に魚がキラリ
虹色の空に鷹が一羽舞っている
夕顔の笑顔に応える翼は孤独より自らを主張している

白い夕顔の花ひらく
川辺には漂流便箋
指を浸して手にしたそれは
あの娘からの手紙

拝啓夕鷹様へ

その文字を見るたびに君に逢えた気がしてた

拝啓愛しい君へ

大丈夫、夕鷹は此処にいます。


3・ chalaza
一番大事なのはきみだっていうけど
いつも優しく包み込んで
きみを潤すしろみも大事

ああ
今日もお箸で除かれる
栄養満点な僕の働きぶりを
誰も知らないのだろうなあ

つるんつるんと逃げてやる
君がいやんなるまで逃げてやる

生まれる前にはきみの命支えてたよ
生まれ落ちてからはせめて
君の命に近付かせておくれよ
気持ち悪いなんて言わないでよ
カラザの喚き



………………

こんな感じかしら!(笑)
カラザっていうのは、卵の白身にまじってるちっちゃい白い糸みたいなやつです。
2・ 絵乃紅

ぐるにゃんは
おおあくびで
新聞を広げた
この 煙たい匂いの
元はさんまだ(」゜□゜)」ニャ

なんて感じです😁

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