リレー小説
投稿するのは本文のみです。 メンバー全員でちょっとずつ投稿していって一冊の小説を作り上げましょう。 小説の題名は最初の人が適当にお願いします! (2月18日 19:25 追記:) 疑問、このリレー小説
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そして本日二人目のお客様がやって来た。
「「いらっしゃいませ。」」
「こ、こんにちは…。」
「ルアール、彼女をお席にご案内して。」
「は、はい。」
お客様は黒髪のショートボブに雪のような真っ白な肌の15か16歳くらいの女の子だ。
白のパーカと赤と緑のタータンチェックのプリーツスカートという格好だ。
彼女はルアールに案内されて四人掛けの席に座っている。
「悩み人様、いらっしゃいませ。」
「あ、はい。ここ、言霊屋の噂を聴いて来たんですけど。」
「はい、風の噂で伺っております。」
「え…。」
「あ、私の名前は八月 龍莎といいます。」
「八月さん。」
「ええ。」
「私の名前は佐原 美波(さはら みなみ
>>[[30682329]]
「リーリ様、ゼレス・ノワールに復讐をしようとしているのでは?」
「何故分かるのじゃ。」
「言霊が言っているのですよ。」
リーリはグッと息をつまらせ、コホコホと空咳をした。
「その通りじゃ。でもゼレス・ノワールが悪いのじゃ、我がリーリ一族の王たる父を公衆の面前で侮辱したのだから、是が非でもあ奴を見つけ出して侮辱し、復讐をしてやらねば。」
「でもリーリ様、言葉で傷つけられたからと言って言葉で傷つけ返しても、その後何度も何度もそれが続き、双方とも引っ込みがつかなくなってしまいますよ。なので、ここは一旦引きましょう。と、言霊が言っております。」
「そうじゃな、
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>>[[30679413]]
「悩み人様、貴女のお名前を教えていただいてもよろしいですか?」
「リーリだ。」
リーリということは、異世界で有名なリーリ一族の末娘ということだ。
より丁寧な対応をしなければ。
「リーリ様、お茶とお茶菓子を御用意致しました。よろしければどうぞ。」
「ルアール、下がれ。」
龍莎はピシャリと言い、リーリの方に向き直った。
「リーリ様、貴女には何かお悩みが有るんですよね?」
「あぁ、まあな。」
「何といってもあのリーリ一族の末娘ですからね、悩みなんて物凄く沢山有りますよね。
ですが、その悩みで誰かを傷つけたり、誰かに傷つけられたりしましたよね。」
「な、何故分
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男の名は八月 龍莎(やつき りゅうさ)。
人間だ。言霊をいつでもどこでも聴くことが出来る為、言霊屋を経営し始めた。
女の名はルアール。異世界の生物で、魔女だ。
ゴシック風の服が大好きで、言霊屋前の道路で倒れていた為龍莎に拾われ、言霊屋の一員となったのだ。
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一章:言霊屋
東京都の外れの山奥に、古そうな茅葺き屋根の一軒家がある。
そこは異世界と人間界の狭間で、人間界の生物と異世界の生物とが行来出来る。
そんな場所だ。
その一軒家は、ただ人が住んでいるのではなく、異世界の生物と人間とで経営している『言霊屋』だ。
その店に入れる者は、何か悩みがあり、言葉で誰かに傷つけられた、または誰かを傷つけた者だけだ。
だから言霊について知り、言葉についての考えを改めさせようというコンセプトで作られた店なのだ。
題名:『言霊屋-異世界生物と私達人間‐』

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