オススメ作品紹介部屋
グループ趣旨に合ったオススメの本などを紹介する部屋です。
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書き込み 7件

7・ 宮川 千
司馬遼太郎「城塞」

大阪の陣を書いています。
感情だけで部下を振り回すヒステリー女 VS 使えない部下に悩む性悪狸じじいの話しです。
キラキラとした戦国時代の終わりはこんなにもダサいのかと、壮絶な内部崩壊を見せてくれます。しかも、これが大昔の話ではなくて、現代で起こってもおかしくないと思えてしまうところが怖いです。
良いところは、真田幸村がカッコいい!
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5・ 三村 薔
『ガール・イン・ザ・ダーク 少女のためのゴシック文学館』(高原英理・編/講談社)

『リテラリーゴシック・イン・ジャパン』の高原英理が、「少女」をテーマにしたゴシック作品をセレクション。
『夜の姉妹団』(スティーブン・ミルハウザー)、『魔法人形』(江戸川乱歩)などの有名どころから、入手困難である『モイラの裔(抄)』(松野志保)など、文学、詩、短歌、俳句、日記、歌詞、と幅広く収録。
少女の不穏な欲望が生み出す、美しくも危険なアンソロジー。
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4・ 紅屋楓
『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』/ジョイス・キャロル・オーツ(河出文庫)
金色の髪をした学校の美少女を3人がかりで誘拐する表題作、悪魔的な兄にいたぶられる善良な弟、若い退役傷病軍人に思いを寄せる未亡人など。
残酷さと悪意が詰まった著者自選の短編集です。
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じゃあ朝っぱらですけどこっそり…
エドワード-ゴーリーの絵本「ギャシュリークラムのちびっこたち または遠出のあとで」
名前の頭文字がアルファベット順になっている子どもたち26名がただただ様々な死因で死んでいく絵本です。見開きページが韻を踏んでいて読みやすい(内容的には大人でも目をそらすレベルだけど)です。
よろしければ読んでみていただきたいです。
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2・ 紅屋楓
映画・パーフェクトブルー/今敏

アイドルグループ「CHAM(チャム)」のメンバー・霧越未麻は事務所の方針により、グループを卒業し、女優に転身する。
アイドル時代とはかけ離れた過激な仕事もこなす未麻の現状に古参のファンは嘆くが……そんな最中、何者かが未麻を騙り、ブログを運営。また次第に仕事が軌道に乗り出す一方で、彼女の周囲では凄惨な事件が続発する。
現実と虚構(偶像)の境界が分からなくなる……「あなたは誰なの?」

有名どころ&年齢制限がありますが。
鏡がカギになります。
ラストシーン、とても好きです。
挿入歌(劇中歌)「愛の天使」もいい具合にB級アイドル感がありますが、わりといい曲です。

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1・ 三村 薔
『夏至南風』長野まゆみ/河出書房新社

架空のアジアの街・海藍地(ハイランデイ)を舞台に、喋ることも聴くことも閉ざした「ぼく」が出会ったのは、色々と噂の絶えない美しい少年・碧夏(ビーシア)。
暑すぎる夏が果実を、次々と見つかる少年たちの死体を腐らせていく。
その夏、碧夏はどこに連れ去られ、彼の身に何が起こったのか?

タイトルはカーチィベイ、と読みます。長野まゆみ作品の中で、最も毒のあるドス黒い作品。著者自身もお気に入りだとか。それまでのノスタルジー路線から一転して黒すぎた為に、当時一部の読者には衝撃的だったらしい。
三村は初読でオチでトラウマになりかけたけど、いまではとてもハマっている。

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