創作者企画実行委員会事務所


「プラネット・ヴァグラン」設定資料集
シェアワールド企画の中で、作品中に既出の設定を纏めたものです。ここにまとめられた設定に反する記述は避けて下さい。
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書き込み 5件

5・ ツカサ
<闇の森>

 エルリア大陸北西部を中心に広がる、魔性と化した森。

 魔法文明期までは人間たちの領域であり、森の民の小さな国があったが、やがて大戦前夜に各地の大国が先を争い周囲の国々を併呑するようになったことを受け、森の民は生まれたばかりの姫の森との生まれ星の強さをよすがに森全体に幻術をかけ、無人の荒れた森に見せかけ潜伏することを選んだ。姫は魔法の核たる銀の塔で術式の要たる真の名を秘されたまま守護の元で育った。守護の術は強力で、姫が森で白髪の乙女と出会った時もその身を塔に転移させ、完全体の吸血鬼にさえ術式を破ることはできなかったが、やがて次代の王となった姫の弟が自国を脅かす強大な隣国に奇襲を
4・ ツカサ
〈ヴォクシーノア王国〉
プラネット・ヴァグランの北半球の南側に建つ国。王族を頂点とし、貴族、平民、最下層の順で身分がきっちりと分かれている。
ここは、四つの円形の層に分かれている。国の一番外側を最下層、その次が普通層、国の中心付近には貴族層が。王族を守るかのように配置されている。国の中心部には王族が暮らす、通称〝核〟が存在する。
それぞれの層から出て別の層にいくには、ガードと呼ばれる層の門番に、通行証を見せなければならない。通行証とは掌に乗るくらいの紐付きの木製のバッヂ。紐の本数で身分が分かれている。最下層一本。平民二本。貴族三本。王族四本。といった具合に。この国を訪れた旅人には紐のついていな
3・ ツカサ
<白髪の乙女>

 世界の命運を捻じ曲げる力を持つに至った種族の力を削ぐ宇宙の均衡の理が生み出した、ただ一人の完全体の吸血鬼。その身を幽界に置くことができ、時空を超えて放浪しつつ風と共に現世に現れるため風の乙女とも呼ばれる。人間族が存在する限りその身は滅びず、人間族が滅亡してはじめてその力は減少に転じ、それまで存在したのと同じ年数をかけて薄れ、消滅する。したがって彼女は最初の者であるがゆえに最後の者でもある。
 その牙にかかって死んだ者は一昼夜を経ると起き上がり、続く一昼夜を動く死体の状態で目覚めの血を求めさまよう。獲物となった者もまた同様の状態に陥ると同時に、血を得た者は転化の過程を完了し意
2・ ツカサ
<ファリア大陸>

 惑星ヴァグランにある数多くの大陸のうち、北半球にあるやや小ぶりな大陸。縦に長めの地形のため豊かで多様な自然に恵まれており、最北の地は1年の半分近くが冬の雪国だが、南端には温順な漁村がある。その地の人々から「麗しの地」を意味するネファーリアの名で呼ばれているため、公用語での大陸名もその名を由来にファリアと定められた。エルリア大陸とはいくつかの大陸を挟んで隔てられているため過去の大乱の余波を受けることも免れ、総じて平穏な歴史を持つ。
1・ ツカサ
<エルリア大陸>

 惑星ヴァグランにある数多くの大陸のうち、北半球にある中規模の大陸。人間族の時代になってから大小様々な国々が乱立しやがて魔法文明が絶頂期を迎え魔物たちさえ絶滅の瀬戸際に追い込むほどの力を振るうが、やがてそれらの国々の間で大陸の形さえ変わるほどの大戦争が起こり、文明水準を大きく後退させるに至った。その混乱の中で大陸北西部には一人の吸血鬼が統べる魔の森が生まれ、その中には往時の遺跡が人の手に触れぬまま数多く眠っている。それ以外の土地でも各地で魔法文明期の遺物が出土することがあったが、大戦後の魔法が忌避された時代に見つかる端から壊されたために、それ以後魔の森以外ではめったに見られ

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