《魔物研究所》
“剣と魔法の世界”に登場するであろう『魔物(モンスター)』を研究する所です。 名称・歴史・特性・その他を共有し、作品に活用しましょう。 (6月19日 9:30 追記:)  ※注意※ ・既出に類似する
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書き込み 27件

29・ アッシュ
『スプリガン』(Spriggan)

イングランド南西部のコーンウォール地方に伝わる妖精、ドワーフの一種。

自由に姿を変えられるが、極めて醜くずんぐりしたドワーフの姿をし、主に巨大化し巨人の姿で現れる。
宝の埋蔵地の管理者であり、非常に醜く狂暴だが、他の妖精の護衛役もつとめる。
自分の領域に入ってきた人間には危害を与え、またイングランド妖精の常として、盗みなどの悪さもする。
主にクロムレック(環状列石)、古代の砦、人里離れた田舎の家に住み、そこで財宝を守っているとされる。
取替え子(チェンジリング)を行い、嵐をもたらし農作物を枯らすとされている。
古代にコーンウォール地方で暮らしていた、巨人
28・ RICO
『ウィル・オ・ウィスプ』


鬼火や火の玉にまつわる伝承の一種で、主にイギリスに伝わる呼び名である。



生前はウィルという名の鍛冶屋だったが、彼は素行も性格も最悪で、口ばかり達者な極悪人だった。

やがてウィルは恨みを買い殺されてしまうが、死者の門にて門番を騙すことで、再び人間界に転生することになった。

しかし二度目の人生も悪行三昧で、呆れた門番は『お前は天国にも地獄にもやれん』と告げ、ウィルの魂は、天国と地獄の境目にあるとされる煉極を永遠にさ迷うことになった。

ウィルは酷く後悔したが、時既に遅し。
やがてそれを憐れんだ悪魔が、真っ暗闇の煉極で迷わないよう、地獄の業火の中から取り出した
27・ アッシュ
神話はあくまで参考までに。
地域ごとに立場を変える神や魔がいるため、ややこしくなります。
では、その一例を……

『ガンダルヴァ』

ペルシャ、インドの神話に登場する怪物。
ペルシャ神話では、黄金のかかとをもつ毛深い人馬として描かれ、英雄クルサースパに打ち倒されたとされる。
一方、インド神話では、上半身が翼人、下半身が鳥の姿をした男性とされ、神々のために音楽を奏でる楽師であるという。
身体からかぐわしい芳香を放ち、恋愛や性に対して奔放な性格。
こういった伝承から、インドでは結婚や出産の守り神として崇められている。
また、仏教では乾闥婆(けんたつば)の名で呼ばれ、北方守護神の眷属であり、八部衆の
26・ アッシュ
『アハ・イシュケ』(アイルランド)

アイルランド語で「水の馬」と呼ばれる馬の怪物で、塩水湖や沼の中を主な棲み処とする。
男性や鳥の姿をとることもあるが、伝承に見られる姿の多くは毛並みの美しい馬として描写されている。
この馬が岸辺で草を食んだり、水場で跳ねているところに通りがかっても、けっして馬の背中にまたがってはいけない。
強力な粘着力をもって捕らえられ、そのまま水中に引きずり込まれてしまうからである。
犠牲になった者は貪り喰われ、翌日、肝臓だけが水辺に打ち上がると言う。
そのため、肝臓以外が見つからない不気味な水死事件が起こると、アハ・イシュケに喰われたのだろうと噂された。

――

原因
25・ 野唯しおん
アンクー

 死に逝く者を捜す為、何処でも見渡せるようにグルグル回転する長い白髪の頭を持つ。長身。気味悪くやせ細っている。足音のしない二頭の馬に牽かせた馬車に乗り、死する者の家の玄関をノックする。バンシーのような叫び声を上げる事も在る。
 また、その姿を視たものは、近い内に愛する人を連れて行かれるらしい。

 デュラハンが死を予兆する精霊ならば、此方は死者を運ぶ死神。死神故に、死者の王とも書かれたりする。
24・ 野唯しおん
アチェリ

 アチェリは少女の姿をしたインドに伝わる幽霊で、子供達に病気をもたらす存在として恐れられていると言う。アチェリは山頂に棲んでいて、夜になると谷間まで下ってきて饗宴を行うとされ、犠牲者となった者の上に自らの影を投じることで、病気をまき散らすと言われる。
 その為、魔除けとして赤い紐を子供の首に巻くらしい。
23・ アッシュ
『アダンダラ』

アフリカ中部で暮らすアザンデ族が、妖術を使うとして恐れている動物のひとつ。
明るい体色と、らんらんと輝く目をもつ化け猫の姿を見た者は、命を落とすとされる。
伝承によれば、猫と交わった女性がアダンダラを産み落とすとされ、また、王室の後宮で女性同士が関係をもつことを「アダンダラのようだ」と形容することもある。
一説には、男性がアダンダラの姿を見ると死ぬと言われているが、これは普通ではない女性の性行動に対して、「男は見てはいけないもの」だということを暗に警告しているようにも考えられる。
女性と猫を結び付けた伝承は数多く、アダンダラ同様、その大半が艶っぽい逸話をもつ。

――とのこと
22・ 野唯しおん
ルージュ・ド・マドモワゼル


 曰わく、彼女のドレスは白であった。
 曰わく、彼女は何よりも血の色を好む。
 曰わく、多数の星が瞬く日には夜道に気をつけろ。
 彼女は闇より微笑んでいる。愚かな獲物を待っている。


 オリジナルモンスター。アンデッドなり精霊なり。
 名前の通り、紅い貴婦人。猟奇的な殺害事件の噂が一人歩きして生み出された恐怖の化身。強さは噂に比例する。容姿も噂により変化する。
21・ アッシュ
『アスピドケロン』

ギリシア語で「アスピドケローネ(蛇亀の意)」とも呼ばれる。
その名のとおり巨大な海亀や魚のような姿をしており、海上を浮島のように移動する。
硬い皮膚には海藻が張り付き、浮かんでいる姿は島にしか見えない。
体躯に似合わず主食は魚で、口から甘い香りを放ち、寄ってきた魚逹を食べていると言われる。

この怪魚は『千夜一夜物語』、『動物誌』など、さまざまな物語に登場するが、中でも有名な逸話がある。
船乗りが怪物を島かと勘違いして上陸し、その背中で火を焚いたところ、怪物は目を覚まして海中へと潜ってしまった。
哀れな船乗り逹は海に放り出され、多くの者が犠牲になったという。
20・ アッシュ
『アメミット』

“死者の書”(歴史書庫を参照)にも登場する、三獣が合わさった姿の怪物。
ライオンの身体と前脚、ワニの頭、カバの後脚をもち、オシリスの法廷で死者の審判に立ち会う。
法廷では死者の心臓を天秤に載せ、死者の生前の行動が正しきものであったかを裁くのだが、有罪判決がくだった者は天国へ行けないとされた。
また、有罪となった瞬間に、死者の心臓はアメミットに喰われてしまうのである。
魂は不滅であり、太陽のごとく再生するとされているエジプトでは、心臓を失うことは完全なる死を意味する。
ゆえに、アメミットは罪人にとって恐怖の存在であった。
水陸で最も恐ろしい三獣から成る姿は、人間の畏怖を集める断
19・ Moon wing
では私も…あまり詳しくないですが…



『ウィリー』

バレエ作品で申し訳ありませんが『ジゼル』(全2幕)という作品に出てくる精霊(というより幽霊)です。

結婚を前に死んだ女性は精霊『ウィリー』になり、夜、墓から抜け出し墓地に来た男を踊り狂わせ、死に至らしめるというものです。

この作品ではウィリー達は美しいが、男に敵意を持っていて墓参りに来た男たちを容赦なく死なせます。


ハイネの『ドイツ論』から着想を得たこの物語は、スラブ起源の伝説なんだそうです。
18・ アナトリア
オリジナル魔物

名前 チョコピオン
体長 8m
生息地 砂漠地帯
食生 肉食

<概要>
砂漠地帯に潜む巨大なサソリ、名前の由来は体の甲殻にチョコチップような斑点があるから。このチョコチップの斑点は擬態効果がある。

強靭な甲殻は剣や槍を通さないがお腹や甲殻の隙間は通すので剣士はお腹に潜り込んで仕留めよう。

攻撃手段はハサミ、ジャンププレス、体当たり、尻尾攻撃である。特に尻尾には非常に強力な毒があるために注意しよう。

ちなみにチョコピオンの毒は精製すると強心剤になるために需要はある。

なお、腹の下で爆弾を爆発すればひっくり返るので弱点が丸出しになる
16・ アッシュ
『ニンフ』

若く美しい女性の姿をした精霊。
山や森、泉、川などに棲み、歌と踊りを好む。
神々や人間と恋をすることも多いが、人間の場合、恋が実らないと手酷い罰を与えることも……

魔物ではないですが紹介します。
恋に落ちることもあるわけですから、子どもを授かることもあるでしょう。
精霊の血をひくわけですから、何かしらの魔法力をもって生まれてもおかしくはない。
ファンタジーの設定にはもってこいですね。

また、手酷い罰に関しては、これほ精霊でなくても手酷いことはしばしばですし、「人間離れした罰を」としておいた方が良いかもしれません。
15・ アナトリア
>>[[6533956]]
オリジナル魔物
名前 デルリクスタン
体長 5m
生息地 岩礁地帯
食生 雑食

<概要>
デルリクスの雄が成熟した姿。デルリクスの群れのボスで周りを雌のハーレムで統率している。

雄は非常に攻撃的で縄張りを侵した者を積極的に追撃して補食してしまう。さらにデルリクス同様非常に泳ぎが達者な上、水中からの体当たりは小型のボートなら粉砕してしまう。

陸上でもやはり巨体を利用した攻撃をしてくるために注意が必要である。

デルリクス同様に火と雷に弱い為に炎属性の魔法で一気に攻めるのが最良の策であろう。
14・ アッシュ
『麒麟(きりん)』

中国の一角獣とも呼ばれる霊獣。
鹿や馬、山羊などが合わさった姿をもつ。
生ながらにして正邪を見極める力があり、決して殺生をしない、徳の高い存在である。


ユニコーンがわがままな王子さまなら、麒麟は寛大な王様でしょうか?
西洋風のファンタジーでは登場させにくい存在ですが、和洋中の混ざったような作品ではインパクトのある存在になるでしょう。

13・ アッシュ
『ヴァンパイア』

死んだ人間が復活し、吸血鬼となった怪物。
昼は墓の中に居り、夜になると活動を始める。
アンデッドの一種だが、日光を浴びたり、心臓に木の杭を打たれると滅んでしまう。

多くの作品で使われ、いろんな設定がなされていますよね。
よくあるのが、「アンデッドではない」バージョン。
半人間とか、まずアンデッドではありえませんからね。
アンデッドとの間に子どもはできんだろう……

また、「吸われた者も吸血鬼になる」バージョン。
吸い殺されてアンデッド化→ヴァンパイア、だろうか?
ちょっと吸って、生きたままヴァンパイアだと、アンデッドではないし……

と、使われ過ぎて設定がよくわからない怪
12・ アッシュ
『フェニックス』

不滅の生命を持つ鳥。
死期が近づくと自ら身体を燃やし、生まれ変わる。
この再生能力から不死鳥と呼ばれる。
胸と喉は赤く、尾のあたりは青い。
鷲に似た姿をしているとされる。

この再生能力は、よく聞きますよね
ファイナルファンタジーの『フェニックスの羽根』は、ファンタジー好きなら誰もが知るところ。

甦るため、神に近い存在としてしか登場させられません。
もしくは、個体数を得るために、なんらかの寿命を設定してもよいかもしれません。
11・ アッシュ
『ユニコーン』

一角獣とも呼ばれる、額に一本の角を持つ馬の姿をした幻獣。
美しい容姿と裏腹に気性は荒い。
生け捕りにするのは至難の業だが、処女の膝の上では、おとなしくなるという。

有名どころですね。
「膝の上って、そこまでが至難の業だろ!」ってなりますが、そこは上手に使いましょう。
基本はオスなのかな? と思います。
10・ アナトリア
オリジナル魔物
名前 デルリクス
体長 1.5mほど
生息地 岩礁付近
食生 雑食

〈概要〉
海辺や岩礁地帯に生息する水棲爬虫類型の魔物。泳ぎは魚を捕らえるほど上手い。

一匹の雄を頂点に雌の群れを構成して縄張りを決めており、縄張りに侵入した者を攻撃する。
近海の海産物を食い荒らす為に漁師の最大の敵である。また、陸上でも活動できる上に雑食で時に馬や人間おも襲う。

攻撃は噛み付き、飛び付き、引っ掻く、尻尾振り。尻尾振りに注意すれば後ろから対処しよう。

防御力は対した事無いので剣や槍、銛で対処可能である。

群れの群数はピンからキリだが大規模な群れの発生でたち行かなくなった村
9・ 野唯しおん
アールキング

 その名に「榛の木の王」の意味を持つ邪悪な樹霊。
 ドイツ南西部に広がる巨大な森林地帯シュヴァルツワルト(黒い森)に自生する樹木、榛の木の支配者である。森に訪れた人間を巧みに惑わしては破滅へと導くという。

 榛の木は湿った土壌に生え、痩せた土地でも成長を続けると言われる樹木で、なかでもアールキングは最も強い生命力を持っていると言われる。

 植物系、アンデッド系、精霊系のどのタイプを選ぶかは書き手の考え方による。
8・ アナトリア
・オリジナル魔物
名前 ソートル(剣甲虫)
全長 40cm
生息地 薄暗くジメジメした雑木林
食生 樹液

説明
雄の角が剣のように鋭く斬れるカブトムシ型魔物、雌には角は無いが皮が頑丈

角が剣のようになっているのは樹液を吸うために木を傷つけるために硬質・鋭利化した。

普段は大人しく森にいるが繁殖期や危害を加えると角を武器に襲いかかってくる。たまに大発生する。

攻撃手段は突進と斬りかかり、飛行時の刺突である。

頭は硬いために剣や槍だと苦戦するが後ろに回れば対処可能である。

単体では楽勝だが集団だと四方八方から襲いかかってくる為に大発生時には注意すること。

昆虫な
7・ アナトリア
ワイバーン

内容
ドラゴンに似た体つきだがやや小柄で爬虫類的な表皮を持つ。

特徴的なのは前肢と翼が一体になっているのがドラゴンとの相違点

ドラゴンより能力は劣るがドラゴンの派生種なのでその能力は非常に高く。特に飛翔能力はドラゴンより優れているとされている。

非常に攻撃的な性格で縄張りを荒らす者は容赦なく襲い掛かってくる。

対策
ドラゴンより強靭な鱗や甲殻を持たないとされているために剣と槍だけでも充分に戦える。

生息地
高い飛翔能力を活かすために主に高山地帯となるだろう。

その他
攻撃的とは言え、卵から育てれば人になつくので騎乗竜として強力な味
6・ 青い三連星
>>[[3932118]]
その通りなんですよね。
ここに挙げた雑魚モンスターって、実は結構強かったりするのですよ。
ゴーストなんて、設定によっては見えないし。
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4・ 青い三連星
とりあえず雑魚モンスターをば。

スライム

粘液のモンスター。
生息地は草原、湿地など。
雑魚の代名詞とも言えるモンスターだが、酸で武器、防具を腐食させることもある厄介な敵。
凍らせると脆い。

ゴブリン

棍棒を持った小鬼。
いたずら好きで、民家の近くに現れることも。
棍棒による攻撃は案外強く、冒険初心者の脅威となる。
が、それだけといえばそれだけなので、慣れれば対処は容易いはず。

ゴースト

人々の怨念が具現化したとらえどころのないモンスター。
恨みたっぷりに語られる呪いの言葉を長く聞いていると、精神を冒されてしまう。
人間や他のモンスターにとり憑くこともある。
物理攻撃のほとんど効か
3・ アッシュ
>>[[3256309]]

ベヘモスの姿はカバ、水牛、ゾウなど様々に描かれますが、水牛は『ヨブ記』での例えに用いられたためで、ゾウは『地獄の辞典』でそのような挿絵が使われたことによります。

体高6m、全長15mとされていますが、そのサイズがゾウのイメージに合っていたためでしょうか。

このベヘモスがアラビアの伝承の中で変化したものが、巨大魚として描かれる「バハムート」です。
これは陸に揚げられなかったとしているのか、あるいはリヴァイアサンと混同視されているためではないかと思われます。

[所感]

特に有名なものから。
違う生物として登場するものが多いですが、とりあえず把握し
2・ アッシュ
ベヘモス/ベヒーモス/ベヘモット
バハムート

[抜粋]

ヘブライ語で獣を表す言葉の強調複数形が語源で、「獣の中の獣」の意。

「神が創った、牛のように草を食う獣」として『ヨブ記』(紀元前200年頃)に記されたのが初出で、カバについて記されたもの。

その後の文献で、以下のように特徴づけらていきます。

リヴァイアサンと時を同じくして作られた食肉用の水棲獣。
しかし海にこの2大海獣を置いておくには窮屈であるため、ベヘモスを陸に揚げた。
『バルク黙示録』、『エズラ書』(1世紀頃)
これらは対を成す獣で、リヴァイアサンが雌、ベヘモスが雄である。
『エノク書』(8世紀頃)

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