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霞の谷の薫風帯
GUST
2012/7/19 | 更新 2016/3/14
SS投稿所
皆の考えたSS(ショートストーリー)を投稿しましょう! クリエーターとして、文章を書く練習のつもりでどうぞ (6月8日 16:42 追記:) 評価、感想はこちら! →[link:msg_list?
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279・
南無三
2016/3/14 18:21
<ホワイトデー エクスカリバー編>
…きてくれたか
むっ?何故こんなところになにも貴殿を呼んだのか…か?
今日は、その…。ほ、ホワイトデーというものであろう?
バレンタインデーの日に貰ってしまったからな…。男子たるもの贈り物のひとつも持ってこれないようでは男が廃るというものだ。
そういうことでだな…。これを貴殿に…。
いや、その…女子の好きなものというのが何か分からなかった故…。女子でも気軽に食べれるものが良いと思ってな。
金平糖だ、我はそれが好きなのでな…。その…、貴殿は…金平糖好きか?正直なところ…凄く不安ではあるのだが…
! そっ、そうか!それなら良かった…
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278・
レオ
2015/2/19 20:47
「……さあ、さっさとやろうぜ」
「ふん。いいだろう」
「「決闘!」」
かけ声に驚いたのか、飛び立つ鳥の羽音が荒野に響き渡った。
「先行は譲るぞ?」
「……俺のターン。EMアメンボートを召喚」
場に現れたのは、シルクハットを被った陽気な容姿のアメンボ。
アメンボート 攻撃力500
「ほう。随分と可愛いモンスターを出したな」
「カードを二枚伏せ、ターンエンドだ」
ゼロ
ーー△ーー
ーー????ー
LP8000/2
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277・
レオ
2015/2/19 0:54
「ふん。少しは楽しめそうだな……」
「……おい、さっさとそいつを離せ」
「駄目だ。この物はは我とのデュエルに負けた。敗者は勝者に絶対服従ーーだろう?」
「なら問題ないな。俺はお前に勝利しお前を服従させるんだから、その前払いで解放させる」
「ふっ……言うじゃないか」
仮面のせいで表情は見えないが、きっと自信に満ちた表情をしているのだろう。そういう輩を潰す時程、面白い物は無い。
そっと、男から足を離す。すると、よろめきながら立ち上がり、英雄に一礼するとフラフラと何処かへ歩いていった。
「英雄……名は?」
「……Zeroだ、敵役」
「……そうか、覚えておこう」
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276・
レオ
2015/2/19 0:44
「ぐうっ!?グワァアァァァ!?」
踏みつけ、踏みにじっていく。そうして無駄を、消していく。
下に倒れている物を、少し観察してみる。羽根の生えた、鳥人のような男。腕には、デュエルディスクと呼ばれる機械を着けている。
このような男を、我は既に何人倒したことかーー皆“英雄“として、正義を振りかざし、大義を振りかざし。我に勝負を挑んできた。
「……何故だ。何故貴様らは我に挑み続ける?仲間を失い、誇りを失い。それでも何故、勝てる見込みのない相手に挑み続けるのだ?」
手こずった勝負なんて、無かった。全てパーフェクト。1ダメージも受けずに、勝ち続けた。
挑みにさえ来なければ、少しは寿命が伸びる
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275・
レオ
2015/2/19 0:42
このSSは、精霊同士の架空デュエルSSとなります。至らない点もあると思いますが、ご指摘頂ければ幸いです。当然中二病全開でいきます←
【絶対零度と開闢の使者の邂逅】
「……ふん」
人間とは愚かな生き物だ、とつくづく思う。種族としての力はある。個々の力も十二分にある。なのに、その力の使い方が間違っている。
無意味な争い、無意味な破壊。自分達に何の得も無いことを理解しておきながら、何故それを繰り返すのか。
まだこの世の天と地が混沌としていた時に我は誕生した。そして天地開闢以来、この星の生命をずっと見守ってきたが、こんな愚かな生き物が支配するようになっただなんて、もう世界の終わりだと
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274・
クラムボン
2015/2/18 22:12
>>[[18398767]]
>>[[18398825]]>>[[18398834]]>>[[18398843]]>>[[18398847]]>>[[18398858]]
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273・
クラムボン
2015/2/18 22:11
「というわけだ。ダルク、ライナ、早速実践してみてくれないか?」
「………いや、待て。なんで俺が!?」
「ボクは裏方だからね。ボクだって着ぐるみを着てみたいけど、ここは仕方ない、着ぐるみは泣く泣く君たちに譲るよ」
「まずはそのしたり顔をなんとかしろっ……!」
このままここにいたら何をされるか分かったもんじゃない………逃げるに限るな……。
「どうだい、ライナ………とても『面白そう』だろう?」
「もちろん~!わたしもやるよ~!ダルくんもやろ~?」
「っ!?」
コイツ、ここまで考えてライナも巻き込んだのか!マズい、面倒事に巻き込まれる前にさっさと「逃げるにはボクの許可がいる。そ
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272・
クラムボン
2015/2/18 22:11
「……インパクトだよ!」
「「インパクト?」」
わけがわからない。
「考えてもみたまえ。まず、遊戯王のアイドルグループと名高い美少女集団『霊使い』の一角、地霊使いアウス。神聖魔導王の実妹、魔導法士ジュノン。あと1人、おまけ」
バテルが不憫でならない。てか俺を美少女集団にまとめるな。
「確かに、個性的だね~」
「だろう?だからこそ、初見のインパクトで押し負けないようにしないといけないんだ」
いや、それ必要か?
「でも、インパクトってなにするの~?」
俺もすぐには浮かばない。インパクト、なぁ……。
「ふむ、ボクの思考実験による結論によるとだね……」
なんだ、一応アルも
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271・
クラムボン
2015/2/18 22:10
「で、だ。俺たちはどこに訪問するんだ?」
「魔導書、と言えば伝わるんじゃないかな?」
………あぁ、なるほどな。
「クラム「GUSTさんのところだね~?」ちょっと待てライナ」
ちょっと待てライナ。
「どうしたのダルくん~?」
「一旦整理するぞ。地霊使いは?」
「アウスちゃんだよ~」
「魔導法士は?」
「ジュノンさん~」
「魔導書士は?」
「コストくん~」
絶対にツッコまないぞ。
「じゃあその3人をまとめてるのは?」
「………えへへ~」
「「………………」」
「………えへへ~」
「「………………」」
不憫でならない。
「そんなどうでもいいことは置いとい
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270・
クラムボン
2015/2/18 22:10
「コラボ企画~?」
「そう、他の遊戯王日記クリエーターとの、ね。クロのケータイを触っていたら偶然見つけたんだ。実に興味深いだろう?」
今不穏な台詞が聞こえたがツッコむべきだろうか。
「ボクたち精霊がお邪魔していろいろすることによる、ネタ作りの一環だね」
「楽しそう~!」
「めんどくさそうだな………拒否は」
「当然受け付けない」
「だよな……」
そもそもコイツが動いてる時点で俺が断った時の対策まで既に手回ししているのは明白だ。抵抗するだけ無駄だな。
「あまりに人数が多くても作者側が困るだけだからね。今回はこの3人で行くことになったわけだよ。理解してもらえたかい?」
「
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コメント
269・
クラムボン
2015/2/18 22:09
「…………で、これは何の会合だ?」
俺、『闇霊使いダルク』がアルに呼ばれて来たのは集会所の会議室。………いや、ここに会議室なんてあっただろうか。
「それに関しては追々説明するよ。だから今は席に着くといい」
釈然としないが、このままぼんやり立っていても話が進まないだろう「気にしなくても無理やり進めるから問題ないよ」……進まないだろうから、空いている椅子に腰掛ける。
「ダルくんも呼ばれたんだ~。お揃いお揃い~」
隣にはライナが。どうやらライナもこの会議に呼ばれたらしい。
「さて、揃ったところで始めようか?」
「……揃った?」
「3人だけなの~?」
決闘雑記なら普通かもしれ
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268・
クラムボン
2015/2/18 22:09
黒幕思考さんとのコラボに向けての練習SSをば。
まだ書き初めでキャラの喋り方や性格が正確に掴めていません。違和感を感じたら、是非とも評価板にコメントお願いします。
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266・
GUST
2015/2/14 8:08
まとめ
【甘いキモチとビター味のチョコレート】
遊戯王二次創作
エリアル×バテル物
あてんしょんぷりーずっ!
>>[[18350094]]
本文
>>[[18350136]] >>[[18350147]] >>[[18350153]] >>[[18350170]] >>[[18350183]] >>[[18350199]] >>[[18350211]] >>[[18350222]]
オマケ
>>[[18350230]]
以上2500文字
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265・
GUST
2015/2/14 8:02
>>[[18350222]]
オマケ
「はい、マスター!ハッピーバレンタイン!
これからもよろしくね!」
おお!ありがとうございま……へくちっ!
「風邪?マスター大丈夫?」
んー……風邪ではないと思いますけどねー
あ、ところであのフェイクはその後どうしたんですか?
「うん?『これはボクが買った材料だからボクが引き取るよ!使わないのも勿体無いからね!』って、言って持ってちゃったよ?」
そうですかー…………うん?
¨使わないのも勿体無い¨……?
「ガースト、いるっ?」
Σ(・ω・´;G)
「はい、チョコレート!ハッピーバレンタイン!」
/ギニャァァ
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264・
GUST
2015/2/14 7:59
>>[[18350211]]
「あー……くそ、まだ口の中が苦いぞ……ん?」
エリアルが去った後、残された5つのチョコレートが入った箱の隣に、さっきエリアルが持ってた残りの¨配布用¨であろうチョコレートが一つ置いてあった。
その箱の上に置いてあった一枚の手紙が、俺の目を引いた。
―バテルヘ―
さっきのチョコレートスッゴく苦かったでしょ?
仕方ないから特別にコレ一つ上げるよ、それで口直しでもしてねっ☆
……あとね、いつも遊んでくれて…………ありがと。
……エリアルのくれた¨配布用¨の¨口直し¨のチョコレートは、この時特別甘く感じられた。
「まったく……こんな事
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263・
GUST
2015/2/14 7:56
>>[[18350199]]
「にげぇぇぇぇ!?
なんだこれ!?砂糖ゼロかよ!?」
「ほらっ!今ヘルシー嗜好が世の中の流行りらしいじゃん?
だから今年は流行に乗って糖分0のチョコレートにしてみましたー!
健康に良さそうでしょ?」
「いらねぇよそんな気遣い!つか極端に苦過ぎだろこれ!」
「だって砂糖の代わりを全部カカオにしたもん、カカオの量は通常の二倍増しだよっ!」
「どうりで苦いと思った!
つーか、一昨日のあれはフェイクかっ!?」
「脅威をちらつかせて真打ちを隠すっ!
ガスト直伝のスキルだよっ!(ドヤッ」
「その技術別に活かせぇ!」
辛いのとか青臭いのよりは確かに
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262・
GUST
2015/2/14 7:54
>>[[18350183]]
まず、口内に広がるココアパウダーの…………苦味。
そして、口の温度で溶け出したチョコレートから広がるカカオの…………苦味。
最後に、中心にあったおそらくブラックであろう生チョコレートの…………苦味。
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261・
GUST
2015/2/14 7:52
>>[[18350170]]
「……まあいいや、じゃあ、食べてみてよ!」
「お、おう……」
エリアルに勧められ、俺は渡されたチョコレートを一つ手に取る。
それを口元に近付ければチョコレート独特の美味そうな香りが鼻をくすぐる。
臭い、異常無し。
この時、「あれ?実は普通に作ってくれたんじゃ……」と甘い期待が心をよぎった。
「(いや、何考えてんだ俺。
昨日のあれ見ただろ!あの管理人の精霊だぞこいつは!
悪戯にこれくらいの手間をかけるのは惜しまないはずだ!)」
頭の片隅にある甘い期待を払い、覚悟を決めた。
今年はどんなモンをアイツは作ったのか、今ここで確かめてやろうじゃねぇか
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260・
GUST
2015/2/14 7:50
>>[[18350153]]
「あ、ありがとうな……」
俺もそっちのチョコレートが欲しかった、と思いながら渡されたチョコレートの包装を剥いてみる。
箱の中に入っていたのは見た目普通の手作り感溢れるトリュフチョコレートが6個。
形は若干歪ではあるがしっかり球状になっていて、周りにココアパウダーらしきものもまぶしてありいかにも美味そうだ。
「(まず見た目は……普通だな。
多分、何も知らない奴が受け取ったら間違いなく手放しで喜ぶくらいによくできてやがる。)」
「どお?美味しそうにできてるでしょ?」
えへん、と胸を張って得意気にしているエリアル。
……張る胸も無いのに。
「…
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259・
GUST
2015/2/14 7:48
>>[[18350147]]
―以上回想―
「……で、何の用だよ。」
「うん!あのね?今日バレンタインでしょ?
だからバテルの為にちゃんとチョコレート作って来たんだ!
……勿論受け取ってくれるよね……?」
前の回想がなけりゃ喜んで受け取るんだがなぁ……
「アア、モチロンダゾ……」
「じゃあ、はい!ハッピーバレンタイン、バテルっ!」
と、言ってエリアルから渡されたのは長方形の箱
まず箱の装飾があいつが他に持ってるものと明らかに違う事に気付いた。
……あの紙袋の中の物を見る限り、あっちはおそらく皆に配る用か。
で、これが俺への特性チョコレート、と。
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258・
GUST
2015/2/14 7:45
>>[[18350136]]
―2日前―
「材料は沢山ありますから!今日エリアルと2人で買ってきたんですよ!ほら!
……あ。」
カシャンッ!!コロコロ
「あっ……」
「…………ウィンダ、落ちた」
っタバスコ
「あ、ありがとうござ……って、なんでチョコレートの材料に!?」
「…………エリアル=サン?(プルプル」
「バテル?君は何も見ていない、いいね?」
「見たぞ!?思いっきり見たぞ!?今年はなにするつもりだよ!?」
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257・
GUST
2015/2/14 7:45
>>[[18350094]]
2月14日、世間的にはバレンタインと呼ばれる日で女性が親しい男性に対してチョコレートを送る日、としてよく知られているこの日。
今年もまた、あいつがチョコレートを持って俺の所にやってきた。
【甘いキモチとビター味のチョコレート】
「バーテルっ!いる?」
「はぁ……今年も来たなエリアル……」
「何さ、人の顔見た瞬間溜め息なんかついて……」
これから俺の身に降りかかる災厄を案じてるんだよチクショウ。
と、心の中で抗議する俺。
ただし口には出さない、決して。
出すとあいつは怒るから。
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256・
GUST
2015/2/14 7:43
バレンタイン企画ものSSですのっ!
あてんしょんぷりーずっ!
霞の谷バレンタイン企画SS
霞の谷の決闘記、地霊使いな雑記帳より
エリアル×バテル
※この文章には以下の成分が含まれます
・拙い文
・エリバテなのに糖分多い
・こんなの、エリバテじゃないよ……
それでもOKという方はどうぞお楽しみくださいなっ
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255・
クマノミ3世号改
2015/2/13 21:01
>>[[16372282]]
エリアル「どうしたのガスト、ボク(のチョコレート)を食べちゃうのは抵抗あるのかな?」
GUST「ご、誤解を生む言い方をするんじゃありませんっ!」
エリアル「……酷いよガスト、ボク(のチョコレート)を捨てるって言うの!?」
GUST「だって等身大のエリアル(チョコレート)なんて重すぎるだろ!」
バテル「お前らいい加減にしやがれぇ!!」
二人「あ、コストいたんだ」
バテル「嘘つけ、絶対気付いてたろうが!」
GUST「何のことぉ?」
エリアル「バテルってよくおかしな事言うよね」
バテル「やっぱり決闘者と精霊だなよく似てるわっ!」
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254・
電気炬燵
2015/2/11 2:31
題名 『止めれないこと』
登場人物
主人公
友人
舞台 学生食堂
>>[[18319050]]>>[[18319054]]>>[[18319056]]>>[[18319058]]>>[[18319061]]
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253・
電気炬燵
2015/2/11 2:27
>>[[18319058]]
皮肉混じりに言葉を返すと、鈴木は笑って答える。
「お前はギャンブルを止めたい。俺はデートを止めたくない」
つくづく嫌な言い方をすると思うと同時に、今ね立場じゃあ勝てないと悟った。
「そう言えば……」
先程から気になっていたことについて俺は話を振る。
「何でその不味い蕎麦を我慢して食ってるんだ?」
そう言われ、鈴木は箸を置いてお茶を飲み干す。
「止めたくても止めれない。お前のギャンブルと同じだ」
流石にこれと俺のギャンブルについては『好きだが止めたい』と『不味いが金を払ったから食べる』でかなり違うと感じる。
俺は食べていた不味い蕎麦
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252・
電気炬燵
2015/2/11 2:27
>>[[18319056]]
どこも今の話から繋がらないという意味も込めて俺は言った。
「お前はギャンブルすることが楽しい。俺は彼女とデートすることが楽しい」
言葉を続けながら鈴木は席から立ち上がり、給水機からお茶を入れ、席に戻る。
「お前はギャンブルで金をスルのが楽しくない。俺は彼女のために愚痴を聞いたりするのが楽しくない」
どちらにも好きな部分とそうでない部分があり、それでも執着する。
つまりはそれが同じだと言いたいのだろう。
「お前がギャンブルを止められないのと同じ様に、俺も彼女とのデートが止められないんだ」
成る程、と納得しそうになったが、このあまりにも自慢
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251・
電気炬燵
2015/2/11 2:26
>>[[18319054]]
反論しようにも否定する箇所が見当たらず、言うだけ自分を落とす気がしたからだ。
「ギャンブル止めたいなら女を作れ。遊んで悩んでお洒落しろ」
正に今の俺の様にと言わんばかりに言葉を続ける。
それに関して、俺は少し羨ましく感じて嫉妬した。
「お前みたいに、簡単に彼女が出来たら誰も苦労しない」
モテない男、誰もが思った言葉を口に出すと、何が面白かったのか鈴木は笑う。
「何も簡単じゃないさ」
意外な言葉を言って、蕎麦の汁を飲んで言葉を続ける。
「話を合わせて、ご機嫌取って、愛想良くして……」
まだまだ言いたいことがあるんだろうが、言葉は途中
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250・
電気炬燵
2015/2/11 2:26
>>[[18319050]]
「何か俺でもハマれることはなのかなぁ」
テーブルに肘を付け、溜め息混じりに呟く。
ズルズルとあまり快く思えない音をたてながら、鈴木は蕎麦を口に入れ、お茶で胃へと流し込むと溜め息を吐いた。
「そういう時は本を読め。映画を観ろ。音楽を聴け。絵を描け」
思い付く、あらゆる暇の潰し方を挙げて、また蕎麦を一口食べ、お茶で流し込む。
「続ければいつかギャンブル忘れるだろ」
それが続けられればいいが、正直言って自信はない。
ギャンブルというものは今述べられたもの以上に、俺にとっては面白いものなのだ。
納得していない俺の心を見透かし、鈴木はまた溜め
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249・
電気炬燵
2015/2/11 2:25
最近よく考えることがある。
このままでいいのだろうか、と……
大学に入って半年、俺はパチスロに麻雀とギャンブルに明け暮れていた。
それが正しいとは結して思ってはいない。
でも、止められないんだ。
「サークル活動でも始めれば、ギャンブルなんてしてる暇なくなるんじゃないか?」
目の前で320円の蕎麦を啜りながら鈴木は言う。
「やりたいことがない……」
やりたいこととなると、それこそパチスロや麻雀となってしまう。
鈴木は俺に呆れた様な顔をして、お茶を一口飲んだ。
「趣味とかないのかよ」
「趣味……か……」
趣味と言われてもパッとしたものが思い付かない。
ゲームなんかが頭を
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むっ?何故こんなところになにも貴殿を呼んだのか…か?
今日は、その…。ほ、ホワイトデーというものであろう?
バレンタインデーの日に貰ってしまったからな…。男子たるもの贈り物のひとつも持ってこれないようでは男が廃るというものだ。
そういうことでだな…。これを貴殿に…。
いや、その…女子の好きなものというのが何か分からなかった故…。女子でも気軽に食べれるものが良いと思ってな。
金平糖だ、我はそれが好きなのでな…。その…、貴殿は…金平糖好きか?正直なところ…凄く不安ではあるのだが…
! そっ、そうか!それなら良かった…