闇がしたたる　三千世界に怪異は嗤う

頭から闇をかぶった顔のわからない同僚と、ある日エレベーターに閉じこめられた

さらさらと流れるように描くように

はじめての死――右も左もわからない常世では、すべてが未知だった

淀み泥濘み崩れゆく　～いずれ早瀬もじくじくと

親殺しを遂げた姉弟――どれほど忌まわしい事態に見舞われようと、犯した罪を悔いはしない

おちたかみさまはどうぞならくへ

暗くて深くて、穢い。惹かれるようにシャッターを切る。

無数の支配者は雷鳴の先に

平原、昆虫、雷鳴。暮らすものたちは力強く、潰えやすい。

皮剥青年、化けものを拾う

平穏ないつもの帰り道――そこで青年は化けものを拾った

うそつきさがし

誰もが持つちいさな刃――誰かのひとことで、ひとりにそれが向けられていく

あめはそらをみあげて

岩牢から、穴底へ

かぐわしいかな、黄泉路の薫香　～なんとか仕事に慣れたけど　どうかしてると思います！

回収される怪異、果てのない化けもの屋敷、安穏とは慣れること――？

惑わしの怪人と偽りの花嫁