この作品は非公開になりました

織田崇滉

運のない男が万年筆で書いた願い事とは?

万年筆が題材のお話はめったに見かけないので、興味深く読ませていただきました。 万年筆そのもののデザインや書き味、インクの質などにも言及されていて、ほ〜そういうものなのか〜と勉強になります。 物語の
1件
織田崇滉

宇宙の女王様は炭酸が飲めない(可愛い)

スペオペものに関しては何よりもまず「センス・オブ・ワンダー」があるか否かを僕は判断するようにしています。 未知との遭遇。 新たな発見と解釈がなければ、壮大な宇宙規模の物語にはふさわしくないからです。
1件1件
織田崇滉

情緒あふれる大正の都会には、あやかし神様の恋占いがよく似合う

親の決めた許嫁とトラブルになり、家出同然に銀座へ飛び出した若き才女が、カフェーで住み込み勤務することになるお話。 理想のお婿さんを探すために、神社の神様から助力を得たのは良いものの……!? という
1件1件
織田崇滉

田舎の弱小大名にスポットを当てた、知られざる江戸時代の世情

時代劇というと、政治の中心である江戸や京都を舞台にした物語が大半であり、地方も有名な大名くらいしか取り上げられることはありません。 あえて三重県の弱小大名を主人公に据えた着眼点だけでもこの小説には稀
1件1件

軽妙な掛け合いと地の文で読ませる児童小説

声変わり前の男子は(元からごつい子も居るけど)あどけない紅顔としなやかな肢体が女子に間違われやすい年代でもあります。 え、実際はそんなことほとんどない? いや、あるんだよ。 少なくともここに。 イベ
1件1件
未来のディストピアで無能は人肉にされてしまう……なんて聞くと有名な古典SFをたくさん思い付きますが、本作はその系譜でありながら、プロの制約から逃れた自由でのびのびした筆致を楽しめました。 人格と肉体
ネタバレあり
1件1件
織田崇滉
振り込め詐欺の恨みは怖い、そんなお話。 とはいえ犯罪の背景は主題ではなく、預金の引き出しを行なう下っ端・ケンタが被害者の憎しみを一身に浴びてしまう理不尽さも苦々しいです。 物理的にはあり得ない場所
ネタバレあり
1件
織田崇滉
アラフォー中年女性の孤独な社会生活を描いた日常系ヒューマンドラマ。 結婚もせず、かと言って定職に就くわけでもなく派遣社員で糊口をしのぐ「枯れた女性」(あえてこういう言い方になりますが)の孤軍奮闘っぷり
ネタバレあり
1件1件
織田崇滉
百合百合しい少女たちのふれあい……なんですけど最後の最後でちょっとした卓袱台返しが待っていました。 こうした手法は定番中の定番なのですが、少女文庫のような筆致がうまく誘導できていると思います。 ただ
ネタバレあり

この作品は非公開になりました

織田崇滉
今流行りのバーチャルユー○ューバーを題材にしたラブコメ。 一般人でも気軽にアバターを作成してビジュアル面さえ取り繕えば、美貌の主として動画を配信できる……これに飛びついた作成主は数知れず、上澄みの企
ネタバレあり
1件
織田崇滉
例えるならば、超過酷な昼ドラ、と言った所でしょうか。 主役の中年女性を巡る「性」と「人生」の苦痛と、逆境に生きる逞しさという相反する人間模様を克明に書き綴っています。 過去の悲惨な出来事は読み進める
3件3件
織田崇滉
安倍晴明と玉藻前、という定番中の定番を題材に据えた伝奇小説。 晴明の子孫が現代日本に蘇った玉藻前を今度こそ完全にやっつける、という筋書きも直球どストライクな内容で、奇を衒わない判りやすさが児童小説に向
ネタバレあり
1件3件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
ウェブにおける歴史小説では屈指の最高傑作だと唸らざるを得ない、卓越した名作。 公募の最終候補に残ったというだけでもその秀逸さが推し量れますが、史実に照らし合わせつつ大胆な仮説と空想(ロマン)を盛り込む
ネタバレあり
1件2件
織田崇滉
面白かったです。 短い文章の中に、嗜好の転換を端的に書かれていて、読みながら芥川龍之介の『芋粥』を思い出しました。 『とてつもなく好きだったものが、あるときを境に嫌いになってしまう』 主人公は夜も
ネタバレあり
2件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
マジもんの中世ファンタジー。 中世風、ではなく、本物の中世です。 よくあるまがい物の異世界ではなく、時代考証から舞台背景から実在する人物造形・世情・風俗・文化レベルに至るまで仔細に取材し尽くされた筆
ネタバレあり
1件3件
織田崇滉
桜の木をこういう使い方したか、と感心しました。 がっつり桜をテーマにするのではなく、小道具として憎い演出に利用しています。 主題は産後クライシス。育児のすれ違いに悩む夫婦のセンチメンタルな心情を、男
ネタバレあり
3件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
神奈川県逗子を舞台に、恐らく半分くらいは作者の実体験をもとに創られたのであろう短編です。 アルコール依存症の女性が日々を過ごし、一人の男性とのやりとりを綴る……という物語ですが、アルコール依存症の感
1件2件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
世界一かわいい中学生でお馴染みのうずめちゃん、奇跡の第三弾です。 お話のボリュームも急に倍増して、なんでそんな大長編を書こうと思ったんだろうと思ったら、新作セレクションでこの小説が紹介されたのが嬉しか
ネタバレあり
1件1件
織田崇滉
架空の人工島という設定が魅力的でした。 探偵事務所の事務員兼恋人の誘拐をきっかけに否応なく仕事を引き受けざるを得なくなる……という導入部は迫真の出来栄えで、映画にしたら良い絵になるだろうな、と画面を想
1件2件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
うずめちゃん連作モノの第二弾。 元気なチアガール中学生のうずめちゃんが(もうこの文言だけで萌え要素満載ですね)、ひたすらエキセントリックに一人称で語り続けるテキストを読むだけでも可愛すぎる本作なので
1件1件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
うずめちゃんは日本神話のアメノウズメが生まれ変わった女子中学生です。 神話をモチーフにしたキャラクターと言うと、ちょっと堅苦しそうなイメージをするかも知れませんが、本作は決してそんなことはなく、むし
1件1件
織田崇滉
丁寧語の一人称で語る妹ちゃんがとにかく可愛いです。 それでいて能力が『祟り屋』というえげつない力の持ち主なのも、ギャップが良いと思いました。 クライマックスではちょっとした貞操の危機にも遭ったりして、
1件1件
織田崇滉
おしとやかな丁寧語の一人称が読み心地抜群でした。 超常的な出来事に遭遇しては、その枠組みの中で論理を組み、解決して行く連作短編集。 不可解な中にもロジックがあり、ちょっとしたサスペンスとしても楽しめま
1件

この作品は非公開になりました

織田崇滉
いちいち食ってかかるうずめちゃん可愛い。ちゃんりなボイスで脳内再生していまふ
1件
織田崇滉
妹ちゃんのですます口調が可愛いです。霊感がある純潔の兄(笑)というのも良いですね。