退廃的ラブロマンス

じゃあ、もう、あのまま腐ればよかったのに。

嘘つきシンパシー

この想いは決して許されない。

当て所ない

「あのね、好きだよ。すごく、好きだよ」

ガラクタ天使

言葉は要らない、黙って愛して。

その侘しさを、撫でて

再会した元彼は、知らない人のように冷たくなっていた。

口づけとアイロニ

恋とか、果てしなく時間の無駄じゃない？

ディープ・アフェクション

ねぇ、結構 私のこと好きでしょ？

ミスアンダスタンディング

解いて、結んで、抱き合って。

性の壁

残花に捧ぐ、

「誰に許してもらわなきゃいけねえんだよ」

またね、わたしたち。

怒れなかった。泣けなかった。縋れなかった。だから、だめだったのかな。

たかが５パーセント

だってもう、誰のものでもないんでしょ？

愚者に目隠し。

最期まで上手に騙してね。

移り気ロンリー

「別に俺ら、好きとかじゃねえじゃん」高校一年生の夏、好きでもない男に初めてを捧げた。

夜もすがら

それは希望と呼ぶには余りにも頼り無く、生き甲斐と呼ぶには余りにも大袈裟だった。

もういいよ。

嫌われる事よりも、好かれる事の方がよっぽど怖かった。

イノセントを口実に、

大切にされなかった痛みだけを、今でも大切にしてる。

この恋は毒薬

「ちゃんと嫌がれよ」心が散り散りになるくらい苦しくて、悲しかった。

雨晒し

「…責任、取ってくれないの？」赤面症男子とのあれこれ。

排除痕

「もっと不幸になんなきゃ、幸せなんて味わえねーよ？」

不仕付けな左様なら

「…怖じ気づいた？」

天つ空に、恋ふ。

どうせ、愛さずにはいられない。

寂寥ランデヴー

共通するのは“寂しさ”だけ。

朝未きの目合ひ

不満があるわけじゃない。ただ、少し。…そう、少しだけ。

糸悪戯

貴方だけが僕にとっての善なんだ。

屍へ、はなむけを囁く

それしか出来ない私をそれで十分だと抱きしめてくれる、唯一の人。

貴方 を 呑む。

貴方を受け入れる私を受け入れて。

ペシミストの嘆き

この胸いっぱいの絶望を。

ラブ・アフェア

その行為に、意味などない。