詩

オキシドール

男の段差

敵は、お母さんだ。

よるの余白

そうしてよるは更けていく。

夏の脱け殻

愛だったろうか？　恋だったろうか？

月に還るまで

月だけが見ている。

かたち

その人は決して、特別に強くなんてなかった。

融点

いずれやって来る。

嘘つきと夜の終わり

「私の故郷に降る雪は、もっと濃い白だった。」