アンソロジークオリティー!

これほど其々が面白く、かつまとまったリレー小説は希。 リレー小説が苦手という人は、きっとその概念が覆される。
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好きを伝えるのは難しい

実はレビューが書きたくて何度も読んでいる作品。 読むたびに「好きだなぁ」となってしまう。 そうなるとレビューを書くのが難しい。どうしても伝えきれないからだ。 だから今まで書けずにいた。それなら、そのま
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語感が五感を刺激するポップワードの世界

音読すれば自然とリズム(音頭)をとってしまうような小気味の良いストーリー。 原色の文字が目に浮かぶような世界観。 この作品は、この作者にしか書けないと思わせるセンスある逸品。
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この作品は非公開になりました

現代文学とは思えない筆力を感じた

脳裏に浮かんだ男女の妖艶なシルエットが、やがて禍々しく眼前にせまった。 エロチズム、フェティズム、ルナティック。なんて作品だろうか。 男性読者は震えあがるだろうか。それとも奮い立つだろうか。
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現代ファンタジーと言うなかれ

一気にファンタジー世界へ誘う冒頭が、いったい何が起きているのかと読者の好奇心を鷲掴みにする。 そして事の始まりが語られ始めると、もう読む手が止まらない。 やがて読者は主人公の回顧の旅に足を踏み入れてい
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洗練された文章に、気付く間もなく物語に引き込まれていた

奇妙でどこかユーモラスな出会いは偶然なのか必然なのか。ただ、人の業に左右されるパコを成長させたことは間違いない。 人生の先で行動を起こすべきか迷った時には、潮風がその背中を押してくれることだろう。
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きっかけは小さくとも繋ぐものは大きい

とある夫婦の物語なのだが、娘の視点を強く感じる物語だった。 「子は鎹」と言うけれど。それは同時に夫婦が終わってしまっている事を意味する。 ならばこの作品はどうか。私には咲が「木組み」する棟梁に思えた。
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読後なぜかスッキリしていた(笑)

見事な心理描写に男性は「うん、うん」と読み進めてしまうだろう。さらにライブの描写は作者の真骨頂とも言え圧巻。それらが相まった展開に、読者は純真な恋愛成就を見届けるはずだったのに……
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優しい文体で綴られた本作は、冷めた息を白く染めてくれるようでした。

寒空の下、スマホ片手に買い物をする主人の姿が目に浮かぶ。それは穏やかな大晦日を予感させる。 一転。私は主人公ではなく、その妻の姿に大きく胸を詰まらせた。思い描く未来と現実との狭間。どれだけの想いで彼女
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胸に情熱を。ポケットに

「僕のポケットの中には……」 一頁最後の一文から心を踊らせる。 ある主人公の回顧は、やがて確かな経験となり実を結ぶが、その根底にあり続ける推進力が読者に情熱をもたらす作品。
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エンタメな設定から見せる、とんでもない社会派作品だった

これは優れた教本とも言える。 とある「同調」というあり得ない現象からワクワクと展開に引き込まれる。さらにアンケートという形で実に受け入れやすいのだが、それはやがて読者の範疇を超える。いつしか唸り、考え
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理性と心理を煙で包んだような吐息の漏れる掌篇

読んだ誰もが表紙に騙されたと思うだろう。そう思えるほどの逸品。 テーマの切り口、アイテムの使い方、人物描写との絡め方、読者に後味を残す切なさのトッピング。この1ページにのせられた作品は、腕の良いパテシ
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重厚なファンタジーに彩られたヒューマンドラマ

魔女は脅威となるか解放者となるか。 不遇なまでの生を受けながらライベルク国王となった少女。 実直なまでに国への忠誠心を以て少女と接する騎士。 互いに己が本心を推し量りながらも一線を越えぬ繋がりは、その
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筆を繋ぎ描かれた洗練されたジュブナイル作品

ノスタルジックな書き出しから深まってゆく謎に惹き込まれました。 魅力的な登場人物がみせる行動にドキドキするシーンもありながら、 徐々に見えてくる背景、そして読者が知る真実。 最後の1ページ、微笑みなが
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小気味よい掌篇小説

簡潔な会話劇といった感じで後味爽やか、ストーリーも結び方も好みでした。
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タイトルからハートを鷲掴みにされた

ホラー好きにはたまらない導入にゾクゾクしながら読み進めた。 描かれる恐怖の対象が変わってゆくコントラストも見事。 人によって怖さを感じる所がきっと違う作品。
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センスが光るショートショート

国を見るか人を見るか。その角度によっては一種の正解だとも思えるブラックユーモアのある作品。
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主人公の心の在り方に目頭が熱くなった。

未知なる業種に興味を持つと同時に、業種を問わず向き合う事の大切さを改めて感じた。 相手を感じること。相手を考えること。相手を思うこと。仕事であろうとなかろうと、人に接する事の基本は同じ。働く事は美しい
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最後のページで「ああ」と声が漏れた。

なんて美しくて悲しい物語だろう。 突然台風に巻き込まれるように主人公に訪れる変化。しかしそれは静かに優しい時間を与えた。やがて深まる想いが形を成したとき、台風の爪痕が容赦なく……
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めっちゃ可愛い作品

この文字数だからこそ伝わるものがある! あなたも使えるかもしれませんよ^^
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読後に改めて見たタイトルで「僕」を近くに感じた。

男女の関係をベースに、大なり小なり誰もが自覚もないままに陥りがちな嫉妬、劣等感、承認欲求を浮かび上がらせた良作。 アイテムひとつで危うくなる心模様。恋愛ではなくヒューマンドラマとして成立させた作者の観
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絶妙の距離感

人生の1ページ。いやその中にある刹那を切り取った作品。淀みなく滑らかなストーリーにアクセントのワードセンスが光る。

作者がジャンルに悩むのも無理はない(笑)

ファンタジックで可笑しいくて怖くてホッコリ。この読後感はなんなんだ(笑)
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人の心の妙

日々背中合わせにある恐怖を浮かび上がらせる作者の秀逸さがここにある。
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BLを敬遠している人も大丈夫!

有名な御噺のパロディの中でBLにおける人の美しさをみせる作品。 脱線しすぎずないコメディでヒューマンドラマとしても成り立つほどの構成。 この流れでの着地(オチ)も見事。
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わくわくページスタンプをこれほど押した事はない

語り口が良く。進むストーリーに、これからどんな物語が語られるのだろうと「わくわく」しました。 最後の伏線回収にも唸りました。 現在と過去、人と人とが交差する物語。 それは偶然か必然か。 素敵なワンシュ
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恐ろしいほどに引き込まれた

それは些細なきっかけでしかない。 非現実のようで、これは主人公を取り巻く悲しいほどのリアル。 作者の目に映る世界を宇宙を、もっと知りたいと思えた。
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アニメ『まどかマギカ』にも通ずる愛の形

それは、いつ変わる事のない同窓会の風景。 そこに無い姿に想いを馳せる主人公。 子供の世界は狭い。だからこそ大人の世界の縮図の部分が多い。 「真実はひとつ」なんかじゃない。些細に見える事柄でも、視点が
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これは素晴らしい

雰囲気満点ですね。
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この作品は非公開になりました

冒頭で美しいと息が洩れた

水彩画の中に入り込んだようだった。 やがて五感を刺激され、そうかこの美しさは本当の世界なんだと思えた。 モノクロの記憶に、色をさしてくれるような作品。
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