鉄の風

工業団地の一角。ある青年の物語。

糸を選べ

客の少ないバー。隣の男の意味不明な独り言に、つい耳が傾いてしまう。

サラマンダー広田

プロレスを通じた親子のおはなしです。

ゾンビの日常

ゾンビが主人公です。なので一人称視点がゾンビです。

平穏な爆弾

よろしくお願いします。

そこから、動くな

人生に行き詰まった俺がたどり着いたのは、日給十万円の闇バイトだった。

父、冷感あり

タイトルと写真とは裏腹に怖くないコメディ作品です。よろしくお願いします。

四月のバカ

とことんバカでダメな家族三人。金なし、職なし、けれど、大事なものはちゃんとある。

長い逢瀬

身分の違いにより仲を裂かれた二人は、離れ離れではなかった。

駅蕎麦の末路

ホームにひっそり佇む小さな立ち食い蕎麦で、私は遅い朝食を摂るのが日課だった。

冬は春のふりをして

五十二歳。母との二人暮らし。居間窓からは冬を忘れてしまうような、暖かな陽光が降り注いでいた。

センシティブ青年

山奥の田舎町へ派遣された船崎青年は、現場の職人に小馬鹿にされながらも仕事を待っていたのだが……。

時の粒

バスを乗り過ごした私は、一人の老人から「時を戻せる砂」を渡された。

君と、どこへ

今日もボクは、一人ぼっち。

何時に合わせますか

放課後秘密クラブ

僕らはＵＦＯを探すため、放課後に夜を待っていた。

優しい雨の向こう側

雨の日に交わす、青い物語。

アダバナノウタ【一話完結】

咲かないはずの花が、独りでに咲いていた。

『27803』

死んでいる彼に、花束なんて似合わない

ワンナイトラブが巻き起こす喜劇と悲劇