キャラの個性の立て方が秀逸です。

キャラの個性の立て方が秀逸です。レビュー対象部分までで、ロミオ、ユリウス、ロイの3人に関するビジュアルの描写はほぼありません。にもかかわらず、彼らの性格がしっかりと伝わってくる。台詞回しが優れていて、

演出力に非常に長けた作品です。

演出力に非常に長けた作品です。今作は蕾咲の一人語りなので、彼女の内面描写と、状況のナレーションを同時に行なっています。言葉を発さない彼女は、スケッチブックに自分の言葉を書く。その直後は、ほとんど他のキ
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非常に内容の濃い作品に仕上がっています。

登場人物は姉弟2人だけなのに、非常に内容の濃い作品に仕上がっています。まず予知夢の精度を上げるために努力をしている姿にリアリティがあります。地球の危機の錯覚に関して、科学的根拠があるので納得力がありま

この作品は非公開になりました

吸血鬼がどう行動するのかが楽しみです。

吸血鬼と“ニンゲン”の共生が美しい。吸血鬼は新鮮な血を得られ、人は体内の毒素が薄れるという設定が理にかなっています。利害関係だけでなく、吸血鬼が情を抱き始めたのが、ストーリーの肝。世界観、社会の種族構
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パッセラの巻き返しに期待したくなるオープニングでした。

従来、悪の役回りである裏社会のドンに対して、読者の共感を得る描き方が見事です。冒頭、最後の敵組織クロームファミリーをあと一歩で倒せる場面で、命を落とす。しかも手ひどい裏切りなので、無念さが伝わります。

異形の者と、冷泉帝との交流が胸を打ちました。

異形の者と、冷泉帝との交流が胸を打ちました。その前フリとして異形の者が日本まで飛んできた場面が機能しています。親子の幸せそうな会話を耳にするシーンでの孤独感が切実に表現されていました。同時に、冷泉帝も
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ラストも誰もが気持ちよく読了できるハッピーエンドでした。

完成度の高い作品でした。登場人物がそれぞれ個性的でありながら、実在感のあるキャラクターです。特に物語の軸である、琴乃の嫉妬する姿がキュート。「長崎先輩とは、どのような、ただならぬ関係なのでしょうか」の
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この先の展開が予測のつかない、秀逸なオープニングです。

人物や状況の描写が的確で、頭にイメージしやすいです。たとえば、最初に玄関でミケと出会う場面。由紀が家に遊びに来て、ベッドでミケを膝に抱く場面。読み手が、キャラの動きを脳内でトレースできる滑らかな描写で

親子の行く末を見届けたくなりました。

入り組んだ構造をわかりやすくするための工夫が見事です。病院にいる間に母親である自分が死んだと決意し、姉になりきる。退院して帰宅したら、姉妹は恋人関係にあったと知る。2段階に分けて状況を説明し、読者に飲

ワクワクするプロローグでした。

人を食らう魔物が棲む海。その海の有事に対するエリート、灯台守。ロマン溢れる設定です。最年少で灯台守の資格を得たミーシャと、灯台に料理を届けにやってくる活発な少女ジーナ。この二人のやりとりには、ミーシャ
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緊張と緩和が巧みに行われているため、面白さが持続しています。

5P目に目を瞠りました。非常に手際よく陽向の出自から現在までの流れを紹介しています。このページに限らず、文章構成に長けているので、スムーズに物語の運びが頭に入ってきます。また苦手な上司が意外な一面を見
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ユニークな試みで意欲作です。

自分の生み出したキャラクターが自己主張を始める。実際に体験した創作者も多い現象です。だからこそ今作のクリエイターとトウヤの関係も、非常にリアリティを感じます。さらに、一度書いた設定はなるべく修正しない

エキサイティングな展開です。

パシリにされている野田奏太。自身の秘密を隠すため、心を殺して、普通を装っている。そんな彼が自分を解放できるのが、ゲイ専用の出会い系アプリ。そのサイトが「現実の世界から連れ出してくれる窓」という表現にし
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読み始めればラストまで読みたくなること請け合いです。

ゾッとする秀逸なタイトルです。首から下を砂浜に埋められ、スイカ割のスイカとして扱われる人間。謎の少女が現れ、とんでもないルールで行われる死のゲーム。夏の風物詩が友情と裏切りとして扱われています。アイデ

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夢喰い鬼の設定が、独特の世界観を生み出していました。

夢喰い鬼の設定が、独特の世界観を生み出していました。冒頭の2人のやりとりは、ルールと彼らの状況を読者に説明する役割を果たしています。どんなにムカつく奴でも、助けられた恩は返さないと信条に反する。フォル

2人の関係がどう変化していくのかを見届けたくなる導入部でした。

古いアパートのベランダにある薔薇の鮮やかさ。住人である峰岸透也の美しさと重なる見事な表現です。そんな“高嶺の花”である峰岸に対して、主人公の南雲が徐々に距離を詰めていくプロセスが丁寧です。なかなか話し

素晴らしいテーマです。

欠点も相手によっては最高の相性となる。素晴らしいテーマです。「美しいという形容詞が、恐ろしい程似合う顔」の月瀬幸輝。その美貌ゆえに、昔から他人から距離を置かれてしまう。そんな彼に、ワイルドながら誠実な
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SFとしてもファミリー物としても、予測不能の素晴らしい序章です。

今作の主人公の喪失感の描写がリアルでした。睡眠死による死は免れたのに、60年間も眠って過ごしたため、多くのものを失ってしまった。生還を喜ぶよりも、複雑な思いに駆られている様子が伝わってきます。初めて会

非常に気になるストーリーの開幕でした。

自分は何者なのか。それは誰しもが一度は考えたことがあるであろう普遍的なテーマだと思います。今作では、即位したアフロスト8世のパートと、行商人ミレーユ・ルブランのパートが交互に展開されます。ミレーユは砂

謎の紳士への興味が引かれる導入部です。

謎の紳士が落とした本。それは願いをかなえる代わりに対価を求める、魔法のアイテムでした。本来は怖くて、暗い話になりそうなプロットを、明るく楽しいストーリーに組み上げています。ルリ子が陽性のヒロインで、最

ビターな結末ですが、前向きな気持ちになる読者も多いはずです。

春川さんが魅力的なヒロインです。ライブ中のカッコよさ、みゆという一人称、ねこキャラ。一見、いいとこ取りに見えて、すべての要素にキチンと裏付けがある。重層的な魅力をもった女性像を完成させています。もう1

この作品は非公開になりました

成長した彼の視点で「おやしき」や「おとな」などの実態が明かされるのが楽しみです。

語り手は無邪気な少年を装いながら、周囲を観察していたことが伝わります。大人から「空っぽの視線」を向けられないように努力していた。家族と暮らしていたようにも感じません。重労働である水汲みを強要され、ある

この戦国絵巻を最後まで見届けたいと思う幕開けでした。

現代と違い、戦国時代にはその当時特有の価値観がありました。その世界観を、抜群に上手い文章で見事に表現しています。登場人物の細かい台詞や、心の動きにまでフォーカスしているので、より心理戦の様相が浮き彫り

価値観の違う者同士が交流を深める流れが素晴らしい。

志山唯月のキャラクターにインパクトがあります。夏でも長袖、マスク、手袋を身に着ける潔癖症で、誰も素顔を見たことがない。そんな彼に、ケガで野球ができない篠崎公佑が接触していく。海が好きなら見に行けばいい
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最後まで読み通したくなる物語の力を持った作品でした。

他界した恋人の史孝を悼む集まりに参加したら、史孝が出迎える。美咲にしたらこちらが真実だと思うのは当然です。海外にいて、彼の死に実感がなかった分、驚きもひとしお。しかし、そこに届く“彼女が3年前に送った
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答えの出ない三角関係を見事に描いています。

恋愛の理屈では割り切れない部分を繊細に描写しています。美雨が好きになった隼人は、親友が好きな相手だった。それでも、自分の気持ちに正直でいたい。唯の内面も描いているので、彼女の傷ついた心も読者に伝わりま
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この先が気になるオープニングでした。

「鵜坂に近づくと、数日以内に死ぬって噂。あれマジだよ」。そんな忠告をしてくれた友人の中学時代の親友が、実際に亡くなっている。背筋に寒気の走る展開です。転入生の星来が、いつもクラスにいない鵜坂七海に興味
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ワクワクする開幕でした。

シカゴの留学先の学生はクセが強い。リカ・サナダは初日から、イケメンのウィルと知り合います。親日家の彼と仲良くできそうだと安心した矢先、窓ガラスのヒビを「あれは昔、スパニッシュ系アメリカ人が学校で銃を乱
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真相を誰もが知りたくなるオープニングでした。

通い慣れた通学路がボコボコで、注意しながら歩く描写は、光一郎達の心理を表しています。警察と彼らとのやりとりによって、説明調にならずに、事件概要や人間関係を自然に紹介できていました。若い2人の甘酸っぱい
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読了後にさまざまなことを考えさせられる作品でした。

自分が自分であるために必要なものは何か。その問いかけに、多くの読者が共感するでしょう。主人公は気が付くと”熊”になっていた。しかも周囲には同じ”熊”がいて、謎の声に”光の欠片”を集めるよう言われる。童

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