一番華やかな表現。でも、一番苦しい感情。

本作を読んでから3年越し(!)に、作中に登場するあのパフォーマンスを初めて実際に観に行きました。 幻想的で華やか、まさに「魅力する」ものでしたが、でも何より印象的だったことがあって。 あいつらは、水槽
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溶けてない雪という、愛しくて強い存在を思う

作品本体の感想というより、自分が受けた感動について、の語りを。 タイトルの「2月30日」が秀逸です。 普段だったら全然優しくない世界が偶然か気まぐれで与えてくれたおまけの一日。 それがあったから、一
ネタバレあり
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小波ほたる

これはたぶん、愛と居場所と救いを見つける話

あらすじと要点を見て、「そんなつもりはなかったのに」と、ほだされていく意地っ張りで可愛らしい主人公の、じれったく甘めのストーリーを想像してました。そしたら、全然そうじゃなくて。でも想像したものより遥か
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壮大、でも身近で華やか。憧れるドキドキわくわくを味わいました。

色んな意味で、いい意味で「ついていけない」舞台を作り上げるNeuralさん、今回もまたとんでもないな…と拍手喝采。こういう和風現代ファンタジーの世界観、個人的にすごく好きです…!憧れるなぁ。 土地の長
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「一人」のドラマでもあるし、今の時代を生きる「皆」のドラマでもある。

以前、「福川さんの長編ミステリが一作だけなのが惜しい」と書いたことがありますが、本作のおかげでその燻りが少し放たれました。(少し、なのはまだまだ新作期待します、の意を込めて) 変わらず男前の天沢さん、
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BLを読まない人にこそ読んでほしい

恋愛物語は苦手だから、男性同士はちょっと、所詮はファンタジー…という理由でBLを遠くに置こうとする人にこそ教えたいと思う作品でした。 ここに書かれているのは確かに恋愛だし男性同士だしファンタジーと思わ
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絶望と知りながら好きでいること

美しく叙情的な序章から新たな序章にも見える終章まで、ページを進める指が止まりませんでした。 陸人と茜の気持ちが、色んな思惑や正義が動く緊迫した日々の中、「自然と当たり前のようにある」ものとして描かれて
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笑いも涙も尊い、眩しいばかり

自分を含めきっと福川さんを知る人の何人もが待っていたであろう「漫才を題材にした人間ドラマ」は、きっとその何人もが期待してた通りの熱く温かい一作でした。永井さんも八星さんも人間味があり、二人が置かれてる
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新作希望。スピンオフが読みたくなった。

物語の中心となる謎には、たとえばものすごいどんでん返しや、前代未聞のトリックがあったわけでもない、言うなら「オッカムの剃刀」的なエンドが待ってるという印象を受けます。作中でも彼女が言ってる「物事を複雑
ネタバレあり
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