雫倉紗凡

確かな描写力あってこそ

休学中の大学生の薄暗い日常生活を描いた短編小説。大きな進歩も後退もないこの筋書きでここまで読者を心酔させるのは、確かな描写力あってこそ。真に「文章が巧い」人にしか書けない類の小説だと感じました。怠惰な
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雫倉紗凡

8000字の突風

どこにでもいそうな、平凡でそこそこ幸せな女子高生の心に生まれてしまった、許されない恋心。 2ページ目の自己紹介から主人公にぐっと引き込まれ、そこからはまるで綱渡りをしているようなヒリヒリとした気持ち
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雫倉紗凡

これで良かったのだ

人々から畏れられ寂しさを抱えながらも、特別な力を使って人々に恵みをもたらす魔女の物語。細やかで美しい描写が素晴らしく、読んでいる間精霊たちが目の前にいるかのように感じられました。 終始主人公・サラの
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雫倉紗凡

好き!!!!!!

言葉にできるわけなんてない興奮と感動をどうにか言葉にしようとレビューを書き始めました。 まずとにかくなんといっても優芽ちゃんがかっわいいい!!(≧∀≦) まるで彼女が目の前にいるかのように感じさせる
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雫倉紗凡

素晴らしいタイトル回収!!

「どうすれば橘さんを救えるの?」とドキドキしながら読み進めたら、「まさかのそっちかー!」と見事に騙されつつ、しかも納得感のあるラストでした。 余命ものであり失恋のお話でもあるので中盤はすごく切ないの
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雫倉紗凡

文章って、こんなに美しくなるんですね。

素晴らしい点があり過ぎて。どこから書いたら良いでしょうか。 「タイムリープもの」という区分けだけで考えるとメジャーなのですが、緻密に構成されたストーリーや幻想的で美しい文体により、(私の知識不足を差
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雫倉紗凡

夢みたいなリアルなお話

 学校のアイドルとお近づきになるという夢のようなストーリー展開にキュンキュンさせられつつも、登場人物たちの悩みにどれもリアリティがあって、単に「楽しい!」だけでは終わらないどっしりとした味わいがありま
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雫倉紗凡

一生忘れたくない感動

読了後、感想を書こう書こうと思っても言葉より先に感情が溢れてしまって、一晩経って少し落ち着いた今、改めて画面に向かっています。 児童文学らしい平易な語彙で構成されつつも、美しい情景やなずなの心の動き
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雫倉紗凡

体が弾けそうなほどの胸キュン!

言わば「会社員青春小説」というか、個人的に「そういえば読んだことなかったな」と思わされるテイストのお話でした! ワクワクさせられる会社のプロジェクトが恋愛と並走していて、学園モノのような爽快感と、オ
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雫倉紗凡

なにかを諦めたくなった時に寄り添ってくれる物語

 まず、「中年男性が娘の体に入り込み高校生活を送る」という設定の時点で引き込まれました。  序盤から中盤にかけて、慣れない高校生女子の体に苦労しながらヘンテコな生活を送る大希。間近で支えてくれる麻友
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雫倉紗凡

本編を知らずに読んだとしても

本編中で、どちらかといえば「悪役」ながらどこかつかみどころのない雰囲気を漂わせていた美青の半生。今作を読むことで彼女に対する印象がガラリと変わりました。 スピンオフではありますが、「土星のルール」の存
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