鳥谷綾斗

想像力に委ねる話運び

こちらの想像力をうまく掻き立てる話運びだと思いました。 ホラーでビーフシチューとか絶対何か入ってる! としっかり怖がらせてくださいました。 最後もセリフだけで『何が入っているのか』を示すオチ。良き良き
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

呼び寄せられたホンモノ

ヤラセをしていたらホンモノが来た……というなんともギョッとしてゾクリとする展開。 それでもホンモノの放送事故を望む枠主。その心こそ理解不能で怖いです。 あと、細かいですが、『無風な中で風鈴が鳴る』と
ネタバレあり
鳥谷綾斗

恐怖がグラデーションを描く

のっけから死亡でしたが、めちゃんこ明るい幕開けで笑ってしまいました。 コメディホラーかな? と思いきや、最後でしっかり怖い。「開源様」の弔いは本当に成仏なのか……?という得体の知れない、本当に漆黒の闇
ネタバレあり
鳥谷綾斗

女は何者なのか?

最初は『死神?』と思いましたが、それよりもっとおぞましい存在でした。 また死に方が嫌ですね……喉をかきむしった跡、というのが生々しくてゾクリとします。 最後で駄目押しの恐怖。ショートホラーらしい、理不
ネタバレあり
鳥谷綾斗

スピード感あふれる!

夜遅くの山道のドライブ……というシチュエーションだけですごく怖い。 幽霊か山の怪か……と身構えたところ、まさかの煽り運転。 恐怖の意外な方向性に驚き、ハイスピードな展開に最後はどうなるんだろうとドキド
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

子どもたちの敬語

田舎という閉鎖的な社会にこびりつく奇妙な因習……何回でもおかわりできる大好物な設定です! その中で一番恐怖をあおられたのが、子どもたたちの『ノゾミ様がいらっしゃる』という敬語。 言葉遣いが徹底される
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

「怖かった」としか答えられないコワさ

二段構えのオチがめっちゃくちゃよかったです! 「最恐の怪談師になるには……」の発想の転換、というか発想の大暴投がまず怖い。 (遠回りだが確実かもしれない、と思ってしまいました) さらにラストの一言で、
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

赤い鶴の百物語

蝋燭の代わりに赤い鶴。 綺麗で鮮やかで、和の美も感じられて、ものすごく良き良き好きです……!! 子どもたちの可愛いやりとりから一転、たった1行でほっこりした気持ちを帳消しにし、一気にドン底まで突き落
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

森の中の大いなる存在

幽霊、ヒトコワとはまた違った味わいのホラーでした。 森という異界に入り、そこで自由気ままに遊ぶ人間たち。 うっかりそこに棲むものたちへの敬意を忘れて咎められる……ついつい調子に乗りかける自分を省みなく
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

『ミザリー』より恐ろしい女

(と思いましたが、『ミザリー』は小説のヒロインの名前で、襲う女の名前はアニーでした) 改めて、アニーより恐ろしい! ファン心理の狂気かと思いきや、計算高い打算だらけの監禁でした。 いかにもホラーな展
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

エシモゲラとは?から始まるSF

表紙をあまり見ずに本文を読んだので、 「そこ!?!?!?」 と大いにおったまげました! いや笑ってはダメですね。レポートの筆者は本気で世界を救おうとしているわけですし! でも、「すごいもんが人類の希
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

艶っぽくて耽美な怪奇談

こういうの大好きです。(率直) 男と少女という、背徳的で、だからこそ美しい、見ようによってはグロテスクなシーン。 そこから泳ぐように異界に入り、最後は……という流れが綺麗でした。 男の希望が人間らしい
ネタバレあり
1件1件

この作品は非公開になりました

鳥谷綾斗

安永さんが怖い!

優しい人が実は……というのはヒトコワ系では非常にスタンダードですが、こちらの作品は、リアリティと最後の一文でギュッと引き締まった恐怖がありました! 今まで私があなたに合わせて来たんだから、 これから
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

猫の名前がネコ

ほんわかとした、気の抜けた文章で描かれる恐怖……良きです! 「ネコ……だな」と名前を決めるのが「まんまやーん」とツッコめて面白かったです。 変な感想ですが、保護人の名前が「オッサン」ではないところに優
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

家族という牢獄

1行目からギョッとする欲望がガツンと描かれます。 3ページ目までは、4人の家族のそれぞれの欲望が描かれて殺し合うオチかなーと思いきや、種明かしにやられました。 長男は家族思いだったんだな……と思うと
ネタバレあり
鳥谷綾斗

「狐が化かした」という結論が

登場する怪異のインパクトが凄まじい! 山奥に老婆は分かりますが(?)、エプロンを着たメイド姿。 アニメ声で、奇妙でシンプルで、けれど答えるのは恐ろしい質問を投げかけてくる…… そんな状況を「狐に化か
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

日常の中の恐怖と思いきや!!!

なんてことない、身に覚えすらある、ありふれた朝の光景……に、じわじわと混ざる恐怖に肝が冷えました。 文章もわかりやすくて、動画のイメージも怖いくらいに浮かび上がりました。 そこから二転三転する展開、「
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

参加したくないと思っていたのに!

なかなか陰湿というか嫌なイベントだな、参加したくないなーと思っていたら。 最後のオチでやられました。(笑) お手柔らかに頼みたいものですが、こういうオチは大好物です!
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

『たっちゃん』にリアリティ

『たっちゃん』がものすごいイケメンなどではなく、『優しいクマさん』なところにリアリティがありました。 (婚活の優良物件、まさにこんな感じのイメージがあるので) 生き霊も怖いけど、友人を慰めながら……な
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

でんせんびょう

こちらに語りかけてくる語り手、小気味良いテンポなのだけどどこか不気味で、途中から「もう手遅れなんだろう」と思っていたら…… 伝染していた電線病。 とっくに蔓延しているのかも、と思えてしまってゾワッとし
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

血みどろ昔話

入りと最後の歌? 掛け声? がむちゃくちゃ怖かったです。 『希望』の灯火をやっと見つけたのに、それは凄惨な血みどろアイテムだった。 クセになる味わいの、ゾクゾクするホラーでした。猿が怖い!!!
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

何かが起こりそうな恐怖

何か嫌なことが起こって、さらに何か嫌なことが起こりそうな、予感の恐怖が描かれていた……ような感触を受けました。 具体的には分からないけど、身の覚えのある感情が煽られて、不思議とほんのりと怖い気持ちにな
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

気は長いし他人任せだし

解決策になっているのかなっていないのか……。 けれど、このすべて他人任せなスタンスこそが罪なんだろうと思いました。 100年後、ラーフと太陽がどうなるのか。本気で考えることができる人はどれだけいるん
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

ラスト数行でどんでん返し!

AIによって管理され、幸福を享受する国民。 近い将来そうなるかもなーと思わせて、からの某国の会話で一気に恐怖に叩き落とす手腕がお見事でした! 最初の豊かさがまやかしだったという絶望感も後からジワジワ来
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

サイコパスの素質

サイコパスを殺し続けてサイコパスとなったのか。 それとも元々その素質があったのか……。 主人公に対して解釈が分かれますが、結果的にはどちらも同じですね。 一部の希望のために絶望を生み出そうとするバッド
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

最初の1ページで

1ページ目の最後の文でビクッとしました。場面を想像してしまってなお怖かったです。 真相はつらくて悲しい。……ですが、最後の『音』まで坦々としていて、それがまた恐怖を駆り立てる。 ジワジワと驚かせる怪談
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

炎上(物理)

SNSでよく見かける、炎上に薪をくべるアカウント。 そのゆがみが克明に描かれていて、その上でこのオチ。 変な話ですがスカッとしました(笑) 炎上させられた人に『希望』があってよかったです!
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

小説ならではの恐怖

改行なしの文章が、演出として素晴らしかったです! 短文だからこそ表現できる恐怖……主人公の追い詰められ感を共有できました! 姿を表した追いかけてくるモノの正体が怖い、最後のセリフもまた怖い。 面白かっ
ネタバレあり
1件
鳥谷綾斗

死に物狂いの果てに

主人公は赤羽さくらになることを求めて、何を得て失ったのか…… 普通に考えるなら、精神に異常をきたした。……でもそうでなく、鏡の向こうから何かを呼んでしまった? 読み方によってはサイコホラーにもオカルト
ネタバレあり
1件1件
鳥谷綾斗

赤い短冊

赤い短冊というアイテムに、鮮烈な印象を受けました。 由香ちゃんの最後のお顔とも綺麗に呼応していて、殺した側も怖いし、殺された側も怖い、怪談らしい醍醐味を味わいました……!
ネタバレあり
もっと見る