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職を失い郷愁に浸る男がみた,夢では片づけることのできない,ひと夏の出来事。

四十を前にすべてを失った男は,幼い頃に過ごした故郷に残る廃墟を訪れる。なぜそこへ行ったのか,なにが男をそこに引き寄せたのか,すべてが謎であり読み手の想像を掻き立てる。 昼と夜の境目である逢魔時,男は廃
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ダメ。ゼッタイ。

『オーバードーズ日記』というタイトルを見て,薬物中毒者の実録記かな? くらいの軽い気持ちで表紙画像をクリックした。そこには必要以上の薬物摂取をしたらどうなる? という少年の心をもったピュアな大人の体当

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淡々と綴る価値観の違いとそこにある現実

恋愛カテで『かなわぬ想い』……この作品を選んだ時点で自分とはまったく無縁な世界に足を踏み入れたことは理解していた。 それでも読み進めるうちに,展開が気になり,この先はどうなるのだろう? かなわぬ想いは
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読み手の心の奥底にある,隠れた不安を素手で鷲掴みするような作品

なにもかもが信用できない。この話を素直に受け入れられる読者とすべてを疑う読者がいるとしたら自分は後者でしかない。暖かい家族の絆は存在するのか,実は母親を除く家族全員が欲望という名の裏切り行為をしている
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こういったジャンルもいけるのか!!

コロナへの不安と政治に対する痛烈な社会風刺かと思いきや,昔からどこにでも存在するクレーマーという名の過激派を面白い角度から切り取った作品。以前からネットでは当たり前のように使われている「自粛警察」をタ
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上質な怪談

タイトルの「足跡」をこれほど見事に作品の中で想像させ,読後の余韻に浸らせる文章に脱帽です。語り部の口調に合わせて進んでゆく物語の展開は,登場人物の生活感を鮮明にし,どこにでもありそうな日常を上質な怪談
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とにかく

この作品を表現するとすれば「とにかく上質!」。最初はドラマの台本でも読んでいるかのような気持ちでいたが,いつのまにか読み手が舞台に立っているような心境にさせられる。 最初から最後まですべての話に無駄が
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秀逸なショートショート

『3秒で読める怪談集』というだけあって,ショートショートをまとめた作品集。胃を鷲掴みにされるような話もあれば,背筋に悪寒が走るような話もある。全体を通して作品が『ブラック』であり,それが上質の怪談集と
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展開の妙

ホラーとしては王道な出だし始まる本作品。書き手によっては「だよね……」で終わってしまう可能性があるなか,さすがとしか言いようのない展開に……。 王道な導入なだけに話の展開が容易に想像できるかと思えばそ
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「ロミジュリ病院」というパワーワードから始まるこの作品,もしかしてメンヘラ臭いっぱいのホラーなのだろうか? ロリィタ好みな作品なのだろうか? 書き手がバンギャだったらどうしよう? と,強烈なこの1語で
ネタバレあり
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とっても難しい作品。何度も何度も読み返し,何度も何度も想像し,その世界観が身体全体に染みわたったときに,その怖さから抜けられなくなっていることに初めて気が付く。 なぜ? なに? どうして? どうゆうこ
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生かさず殺さず,かといって慰みものにするわけでもなく,最初から最後まで想像を掻き立てる書き手のセンスが感じられる作品です。 途中まではよくある山の怪談噺を妖艶な空気を纏わりつかせた文章で展開してゆき,
ネタバレあり
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切なさのなかに力強さを感じる、誰が誰のために、なにをどうしたいのか、なにを望み、なにを求めるのか、読み手によってまったく異なる解釈をさせる世界観。 闇夜に滲み出る欲望と願望、そしてその感情を闇に隠して
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言葉の選択、言葉の間、流れるようで滞る文字、一つひとつに狂気を感じ、一つひとつにもの悲しさを感じます。 1度読んで咀嚼して、2度読んで間を詰めて、3度読んでその世界観に引き込まれ、読めば読むほど登場す
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作品からは「わたし」の中にある時間の流れに抗いたい気持ちと、受け入れなくてはいけないと思う気持ちが交錯し、若い頃にしていた危険な遊びをいまでもできると証明することで現実から目をそむけ時間の流れを少しで
ネタバレあり
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死んだ1

ホラー 休載中 過激表現 図書券利用
4分 (2,232文字)
Gacy
なんだろう…どの話を読んでも、意味不明だが、必死に解読しようとする自分がいる。 外国人が自動翻訳機に投げ込んだ文章を羅列しているのか、なんらかの規則があるのか、どの話も同じ単語の繰り返し。 なんら
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