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巡る魂の邂逅

小説 ファンタジー

彩色世界

巡る魂の邂逅

彩葉

(5)

『薄野百鬼夜行』参加作品 魂は巡り逢う、遥かな時を越えて

完結

10ページ

更新:2016/01/17

説明

[リンク]
『薄野百鬼夜行』のイベント会場はこちらとなっております。

庭先に置かれた石に供えられた花。
それを見つめる一人の少女。

彼女は、自分に供えられたその花が、自分のものだと気づき、お礼をしたいと思う。

そして、供えた相手を見て、少女は、自分の過去を思い出すのだった。

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作品レビュー

のりあきら@再始動準備!
のりあきら@再始動準備!さん
【作品】彩色世界についてのレビュー

ネタバレ

 物語のかたちくちが、他のお話にはない味を出しておいでで、それがこのお話には本当にとてもあっていて。

 自分が透明になって、どなたかのご案内で、「ご覧」って、お話の中の世界を覗かせて戴いてる気分でございました!

 一つ一つのシーンに、とても哀しい現実と、それを『人間』だからこそ「悲しいままで終わらせない」救いに転換させる。
 そんな繰り返しのやりとりに胸をひっかかれました……!

 いや、もう何度もいろいろなページで目が、ウルッと(涙)

もう、最初の「何かお返しがしたいナ」と彼女が思っている時点でいけません。

 だって、あなた、供物にされたのに。
みんなのためって、死ねって言われたのに。
 祀られたって、御花添えてもらったって……怒ったって、泣いたっていいのに。

……彼女が泣かないのは、お婆ちゃんが変わりに泣いてくれたからなのかなァ。もう「アヤカシ」だから、かなァ。それもどこか哀しい。

 お婆ちゃんが蘇るのは、彼女が心配だからかなァ。
そして、互いに互いの事をわからないのに、心のやりとりは見えない世界で続いて、それももう、ただ、綺麗で哀しくて。

 レビュー書いてる今も、ちょっとウルウル……いろいろ妄想してしまいます。

 もう「ヒト」でない彼女に、お婆ちゃんはいつまでも「人」としての愛をあげるところも大好き。

 何度生まれ変わろうと、対応にブレなし! 愛しい孫なんだと感じます。きっと彼女が生きていた頃、その小さな手が少しづつ大きくなるのを日々、愛おしんでこられたんだろうな……嘆くお婆ちゃんを見て、周りが罪悪感にいたたまれなくなるほどだったのだもの。

 最後の小袖。とても、キュンとしました。

 未完成だとは感じませんでしたよぅ。ビンビン泣いてマス……(馬鹿ですね。笑)

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2015/06/19 00:29
コメント(1)

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