快紗瑠様の手紙への手紙

愛憎もつれるドロドロとした恋愛模様、狂気というまでに恨みの念を持ち続ける女性の一念の描き方は、まさに月美さんの得意とするところだなあと思いつつ、月美さんの作品展開の新たな可能性を垣間見ることができてお

いやー、同じテーマでも発想によってこうまで違うのかと思ったのがまず一番で。 淀みなくしっとりとした月美さんらしい文章、そして官能。 　 月美さんが悪女物の長編を書かれたら素敵なことになりそうだと思い

彼の異常な愛が、彼女の精神を崩壊してしまったのだろうか？ それとも、彼女の心の奥底にある「何か」を目覚めさせてしまったのであろうか？ 女性というものの恐ろしさ。 執念とも言うべき怖さ。 決して出し