山元 勇

――すべては貴女のシナリオのままに。 少女は胡蝶の夢に遊ぶ。 今もなお。 あの日、あの瞬間に全ては虚無に還り、悲劇に終止符を打った。 ――しかし、それは偽りの終局。 まやかしの勝利。 あらかじめ用意された予定調和。 いや、少女にとって、それすら胡蝶の夢の続きなのかも知れない。 そして、蝶は蜘蛛の巣にからめとられ、餌食となる。 夢から覚めぬまま。 ある意味――覚めない夢に溺れる少女は……幸せなのかもしれない。 辛すぎる現実を見ないで済むのだから。 例えそれが……偽りの幸せであろうとも。 これは、ひとつの終局のかたち。 店長、マシドラ簡潔をおめでとうございます!! こんな結末、大好きです。 ある程度頭にあったとはいえ、ここまで持っていくとは思わなかったです。 ペルソナ3ばりの後味の悪さ。 それをさらりと表現してしまえる店長。素晴らしいです。 所詮相手の掌の中では、いくらあがいても掌から出ることはかなわない。 ヒロインのアバターがセイテンタイセイなのは、この事を暗にしめしていたのですね…… ボタンひとつで安易に繋がる絆は、ボタンひとつで簡単に崩れる。 そこに示されるのはうわべだけの真実。 文字だけの空虚な……『受け手の感性に依存した』情報の羅列。 心地よいのは当然だろう。 そこには自分が想像した世界しかないのだから。 しかし、人はそれでも繋がっていたいと望んでしまう。 悲しい生き物なのでしょう。 完結おめでとうございます。 とりあえずゆっくりお休みください。 最高の電子書籍をありがとうございます。
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その感覚は この作品が完結《してしまった》時に みんな明確に感じると思うよ。 とくに ネット世界の危うさ…脆さ…… 明日誰かが突然死んでも、調べようも捜しようもない―――実は恐ろしく朧気な、幻のような…絆 モバイルだから 熱くなれるのかも知れない。 リアルに引き戻された時の空虚感… でも、小説や漫画やアニメ…ゲーム…お芝居…映画… 創作の世界にトリップしてるとき 自分は偽りなく 100%幸せ です。 (^ω^) 現実はつらくてもね。 だからまだ 生きられるのかもしれない。 ―――みんな。
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うん。そうだね。 胡蝶の夢に遊ぶのは悪いことじゃない。 むしろ、その心の安らぎが人間には必要なんだ♪ マシドラのすごいところは、エブのクリエが大概スルーするネット特有の『感覚』、『危うさ』『空しさ』を真正面からテーマにしているところだと思う。 店長も、『この作品のテーマはネットの危うさだ』って繰り返し言ってたし。 願わくはひめちゃんの行き着く先に笑顔があることを…… 完結したとき、その世界が描く物をとても楽しみにしているんだ♪
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おはようございます。 レビュー、かっこよすぎです。 佐和は、ひねくれてるから、この場合、作品より、レビュー書いたクリエさんのプロフに跳びます。 姫ちゃんには、ネットで傷ついても、リアルの世界に、「遼ちゃん」がいます。…佐和は…わからないけど💦 でも受け止める準備はいつでも。 無事な完結をとにかく祈るのみです。
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お疲れ様です!! レビュー書いた人のところに飛んじゃダメですよ~(;つД`) 締め切りまであとわずかになりました。 自分もドキドキしながら続きを待っています。 自分は焦りと慢心からチャンスを逃しましたが、店長には最後まで自分らしさを貫いて欲しいものです。
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